20K自転車の基本「タイヤの超基礎知識~タイヤ交換で自転車をスポーツ仕様に~」(2016年更新)

実はタイヤ交換は単なる「修理」ではなくて、『自転車を高速化するチャンス』なのです。

 

20K自転車を始めて、日に1時間ほど自転車で走るようになると、皆さんは遅かれ早かれ「タイヤ交換」をする必要に迫られます。

それまでの「1日に15分程度、たまに一時間乗るかな?」というのとは違い、『日々の生活』=毎日計画的に1時間ほど乗るようになると、タイヤはあっという間に減っていきます。

「初心者向けタイヤ交換練習会の様子」いっそのこと自分で替えてしまえば、もっと良いタイヤを、安く入れることが出来る。

「初心者向けタイヤ交換練習会の様子」いっそのこと自分で替えてしまえば、もっと良いタイヤを、安く入れることが出来る。

そして、このときに自転車屋さんに「タイヤ交換してください」というだけでは『ただの修理』。
もったいない・・・・・・『チャンスロス』です。

どうせお金を使うなら、それを『機』に自転車を高速化してみるというのはどうでしょうか?
(2016年更新して、紹介しているタイヤをアップデートしました)

本日説明する内容をまとめた表

【まとめたらこんな感じ】HE/WOとか規格が混乱していたりする チューブのバルブについてはこちらで。

【まとめたらこんな感じ】HE/WOとか規格が混乱していたりするのでご注意を。 チューブのバルブについてはこちらで。

 

【1)タイヤのパターン-走行面の形】

ザックリ言ってタイヤには3つの種類(パターン)があります。

一つ目、ノーマルタイヤ

二つ目、ブロックタイヤ

そして三つ目、スリックタイヤ

 

ではまずは『ノーマルタイヤ』の説明から。

通常の「少し溝が彫ってあるけれど、乗り心地的に「ガタガタ感」が無いのが」ノーマルタイヤ、もっともスタンダードで、グリップ力もほどほどという「普通」タイヤです、価格も普及品なのでもっとも安いです。雨にもそれなりに強いけど、段差などに乗り上げる時はすべる事もあります、乗車時の抵抗もそれなり、重量もそれなりにあります。

26インチと27インチのノーマルタイヤの例今回紹介したのはどちらもWO規格、20インチはHE規格

 

次に「ブロックタイヤ」の説明です。

まあここでは『ブロック』といいますが要は『オフロードタイヤ』と考えてください。

 

マウンテンバイクなどに搭載されている、「深い溝とごつごつとした出っ張り(ブロック)があるタイヤ」。
厚みがあるのでガラスなどを踏んでもパンクしにくく、グリップ力が強い、不整地などでもそれなりに地面を捉える、雨にも強いタイヤです。

段差などに斜めに乗り上げてもすべる事は少なく、分厚いブロックがチューブを守るため、耐久性も高い、まさに『タフ&セーフティー』

 

ただし、分厚いブロックは=重量で、ブロックパターンが(平らな)路面への転がり抵抗も高いため(実際始めてマウンテンバイクなどに乗ったときには、ブロックパターンから上がってくる振動を感じるはずです・・・・・・しばらくすると慣れてしまいますが)、『重くて、転がりが悪い』と、加速にも巡航速度にもマイナスです。

 

舗装路面を走る上ではデメリットも少なくないのですが、近隣の道路状況が悪く、『歩道』や『路肩』などの段差や障害を何度も超えないといけない場合などは、あえてブロックを履かせるという選択もあります(大雑把に言えばシクロクロスなどのオフロードレース用車はロードタイプのフレーム(一部は強化)に、ブロックタイヤを履かせたものです)

右からWOの26インチブロック/HEの26インチブロック/HEの20インチブロックタイヤ→規格については下のカコミ記事を参照

 

最後に『スリックタイヤ』です。

スリックとは言いますが、まあ『オンロード用タイヤ』とでも解釈してください。

 

ロードなどで履く純正の『スリック』もあれば、クロスバイクなどで採用される「セミスリック」タイヤもあります。

スリックではタイヤはおおむね「平ら」か溝がある場合でも、ほとんどタイヤの転がりに抵抗が起きないような溝が切られています。

 

『軽量で、転がり抵抗が少ない』ため、加速(こぎ始め)から巡航速度、最高速度まで全て改善します。

 

純正のロード用のタイヤの場合は『F1のタイヤ』のように特殊な素材で、横ぶれ時にはグリップを増すものもあります。

『ライト&ファスト』でこのパターンのタイヤに変えるだけで自転車を乗り換えたのと同じかそれ以上のインパクトを受ける事も多いです(特に整備をあまりしていない自転車のタイヤから変えるとインパクトが大きいです、ただこれは「空気圧の低下」などで自転車の本来性能が大きく下がっている事も配慮しなくてはいけません)。

 

ただし、軽量であるのはウォールの薄さも意味しますので、衝撃に弱く、特に特殊なタイヤになればなるほど耐久性(耐衝撃性、使用期間)はありません。

 

段差はおろか、高速で走行できるため、マンホールなどの上で急ブレーキを踏むのはかなり危険です。また細いタイヤが多いため、スリット上の溝の蓋や、道路の細長い割れ目(路肩のコンクリとアスファルトの間などにたまにある)などにはまる事もあります。

 

もっとも、それらの問題を上回るメリットが存在する(と多くの人が感じるので)、多くのスポーツ車は今日もスリックで走り回っています。
まずは700cから!!

パナソニック(パナレーサー)の「スリック」クローザーと、「セミスリック」パセラ、ドイツの代表的な自転車タイヤのメーカーシュワルベの「セミスリック」マラソン、サイドには溝があるため、段差などへ乗り上げる時の滑りを軽減します。
次は26インチ!!

26インチHE規格で、左から「26インチでも展開するパナレーサー/パセラ」、これはスリックとはいえないが「パナレーサー/ランドナー」「シュワルベの高耐久セミスリックの代名詞/マラソン(→サイズは選択で26インチを選んでください)」「チープに履き替えるなら/無印のMTB用スリックタイヤ」
最後は20インチ!!

20インチでも展開する『シュワルベ』のマラソンレーサー、『パナレーサー』のパセラ。
ここでは『手ごろ感』があるものを薦めていますが、もちろんもっと高価なタイヤ・レース用などの特殊なタイヤもリリースされています。

 

【自転車のタイヤの規格】
細かいことは言いませんが、タイヤの直径にはいくつかの種類があります。
実は同じ26インチでも、かなり直径が違うため、同じインチ(センチ)表記でも相互に互換性がありません。
日本で主に取り扱われるのは『HE』と『WO』という二種類の規格です。
WOのほうがHEに比べると大きくなります。

自力でタイヤを購入する場合は自分のタイヤがどちらの種類かを知る必要があります。

HEの特徴はタイヤの表面に書かれているインチの表記の後に書いてある数値(タイヤの太さです)が小数点表記です「26×1.75(インチ)」
WOはインチ(またはセンチ700cなど)の後に書いてある数値が分数表記です「26×1-1/8」ちなみに700x23cというのは仏式WO(ミリでの表記)で26×1-1/8というのは英式(インチ)表示です。
HEはマウンテンバイクに多くて、WOはママチャリやスポーツ車(フレンチバルブのチューブがはじめから使われているような)に多いと思います。

 

【2)タイヤの太さ】

タイヤには様々な太さがあります。
太さは上の「規格」で説明しているように『数値x数値』の『後ろの数値』で決まります。
この『後ろの数値』は「タイヤ幅」をおおむねあらわしています。

フロントの1.75タイヤと比較すると後輪の1.10タイヤはかなり"シュっと"する(走りも)。

フロントの1.75タイヤと比較すると後輪の1.10タイヤはかなり”シュっと”する(走りも)。

タイヤ幅は細いほうが『接地面が少ないため抵抗も少なく軽量なため高速』とされています。

 

ただ、実際の実験では細いタイヤのほうが変形が大きく『接地面積は変わらない(もしくは大きい)』という結果もあります。

どちらにしてもこういう「回転部」の『軽量化』がより大きな効果を生む事は見解が一致するところです。
・・・走っててラク!!

タイヤ幅の表記とそのミリへの換算(概ね)
インチ  1-3/4(1.75) - 1-3/8(1.38) - 1-1/8(1.1)  – 1
ミリ    47        – 37       - 28       – 23
タイヤやチューブのサイズはメーカーにより製品によりかなり誤差がある。
規格とサイズが合っていても『何とか取り付けできる』というモノも少なくない。

 

【3)タイヤの携帯性】

タイヤには更にいくつかの種類が本当はあります「チューブレス(チューブラ)」などがそれです(自動車のようにチューブなしでホイールにタイヤを貼り付けるという規格です)、しかしそれらについては今回は説明しません。

チューブを使うタイヤの中にも、もうひとつ注意が必要な違いが存在します。

それが「ワイヤービード」と「フォールディング」という種類です。

一般的に同じ製品であれば「フォールディング」のほうが高いです。

 

ワイヤービードは「メタルのワイヤー」が「ビード(タイヤとホイールが引っかかる部分)」に入っている事を意味しています。

 

フォールディングは・・・・・・英語を見ればわかると思いますが「FOLDING」は「折りたたみ」という意味で、折りたためるタイヤです。ビード部は折りたためるように『アラミド繊維のライン』で補強されています。これはツーリングなどにもっていくタイヤになります。

以上で『自転車のタイヤ』の基本の説明はおしまいです。
マウンテンバイクなどに乗っている方は「セミスリック」へと換装することで乗り味がまったく変わります。
安いミニベロなども「よくわかんないタイヤ」が付いている場合には換装する価値が高いでしょう。

 

また、タイヤもデザインに特別なこだわりが無ければ「前輪にはグリップの良いセミスリックタイプ」「後輪は軽量のスリックタイヤ」を入れておくと、段差の乗り上げなどには強く、走行も軽いというセッティングに出来たりします。

 

クロスなどの場合は少し考える必要がありますが、まずは自分の自転車のタイヤをよく観察して、たとえば「サイドのブロックの付いたタイプが良い」などのテーマが決まればより快適な自転車ライフが実現しますよ!!!

 

人生の楽しみをあなたのすぐそばのフィールドで!!

 

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