登山の装備品の基本「超初心者登山向け雨具」の紹介

そういうわけで、登山の装備品いろいろ悩むと思いますが、本サイトでスタートにおすすめしているのは「雨具・スポーツ用のウェア・ザック(登山用リュック)」です。

装備の基本「超初心者登山向け雨具」

靴はウォーキングシューズでOK(いきなり深山に踏み込まず、緩いメジャールートを歩くならそれで問題ない)という判断です。

……まあ、どんな靴が良いのかは体力だとかにもよります、足が強靭なら地下足袋+草鞋が最強という人もいます、基本的には足首をがっちり固定してくれる登山靴が有利な人は多いですが。

「装備のリストはこちらで」

もうずいぶんと時間が過ぎてしまったので数日間をかけて装備のリスト類だとかを更新していこうとしていますが、今回はその中で一丁目一番地の「雨具」をご紹介します。

【基本のセパレート雨具:最強ゴアテックス】

アフィリエイト(広告がつかない)ユニクロ・モンベルをメインでご紹介するところでもこのサイトの正直さはわかっていただけると思います(笑)良いものは良いのです。

そういうわけで「最強はゴアテックスです」さらにモンベル「ストームクルーザー」が最安(メンテもしてくれるのでいろいろ最強)です。

(ゴアが最強な理由は上の「まずは三種の神器」の投稿にも書きましたが、「最終製品のかなりハードなチェックをゴアテックス社がして漏水がないこと、基準通りの透湿性があること」を確認されているからです)

……しかし、まあ上下(別売り)トータルで50000円弱となります。

「価格!!」これは一つのハードルでしょう、しかし山で雨風を防ぐことは生死に直結することもありますので「世界最強の機能を最小価格で!!」というのであればモンベルしかありません!!

ちなみに、ズボンだけ「サンダーパス」というグレードの低いものにするという手もあります(上着よりも作りがシンプルで水濡れの比率も低いからです)

さて、「そんなに使わないかもしれないのにこの価格では……」と考える方もおられるでしょうからこれに対しての回答を用意してあります。

【基本のセパレート雨具:日本の透湿系素材】

実は日本のように雨の多く多湿のエリアは世界でも類を見ません、したがって日本の各社はそれなりに優れた「防水透湿素材」を持っています(東レとか東レとか東レとか……帝人とかも)。

……雨具の「防水」はわかると思いますが、「透湿」とはこれいかに?という感じになってしまうと思いますが「透湿性」は雨具の内側から「汗(というか水蒸気)」を逃がす働きの事です。

どんなに優れた透湿の雨具でも日本の夏の野山で着ればそれなりに汗をかきますが、それでも透湿性があると、無いとでは大違いです。

モンベルより、ゴアテックスのLVとその層のちがい、共通するのが「ゴアテックスメンブレン」だ。
【モンベルよりゴアテックスの紹介画像】ゴアテックスのLVとその層のちがい、共通するのが「ゴアテックスメンブレン」(と「撥水フィルム」)だ、3レイヤの3レイヤ目は『補強と気体の通過』のための『編み物=布』である。

まあなので日本の雨具はゴアテックスのように「最終製品テスト」や「永久保証」のようなものはなくてもかなり優秀なものも多いのです。

まずおススメなのはミズノのベルグテックです。

上下セットでの販売価格で20000円を切っていますし、僕も長年着ていますがゴアの半分程度の透湿性ではあるのですがそこまで性能的に問題を感じることはありません。

同じくウレタン系透湿素材の雨具は先ほどちょっと紹介した「サンダーパス」もこのクラスでは優秀です。

なお、自転車やバイクなど「運動量に対してスピードが速い競技」ではさらに透湿性の低い素材でもさほど問題はないようです(ただし、登山用だと姿勢の問題で背中から水が入ってくるため自転車用の雨具も販売されています)。

……と、いうわけでちょっと性能の低い雨具も販売されています、このクラスはあまりおススメしませんが「無い」よりははるかに良いので一応ご紹介しておきます。

透湿性防水雨具の性能

ちなみにホームセンターやワークマンでも透湿雨具は販売されています、概ね日本メーカーの透湿性防水素材が使われています(価格帯によって多少の性能差があります)。

耐水圧と透湿性能が基本です……最強ゴアで「耐水圧50,000㎜/透湿性25,000〜98,000g/m2」というところ、ミズノのベルグテックで「耐水圧30,000㎜/透湿性16,000g/m2」……値が高ければ優秀という「機能表示」になります……ただし、安価な雨具の機能表示はどれくらい信頼できるかも「?」(テストのやり方でも違う)なので、書いてあるほどでもなくても怒らないでくださいね……最強はゴアです(結果にコミットしてるからね!!)。

登山用の機能としての下限は耐水圧で20,000㎜くらい(傘は500㎜くらいです)、透湿性は難しいですが15,000g/m2以上というのが一つの基準になると思います。
耐水圧は必ず守って、透湿性はまあ基準として考えましょう。

安価な雨具の素材について
東レのエントラントが昔の定番でしたが、ダーミザクスというブランドに統合されて(される?)、チューニングで性能差があるようです、登山などはダーミザクスEVの中でさらに機能差があるそうです(でも多分、ホームセンターなんかの商品はまだエントラントのような気がします!!)。

……この辺の素材の詳しい話は以下のシリーズでどうぞ!!

【VIVA!!ポンチョ!!オールドなポンチョスタイル】

そういうわけで、無理に性能の低い雨具に頼るよりは懐かしの「ポンチョ」の方が良いという考え方もあります(軍隊などでは今でも主流だと思います)。

湿度はサイドなどから抜けていきますのでさほど問題にはなりません。

「ザックまで完全にカバーできる雨具はポンチョだけ」という利点もあります。

どっちにしろ足元は濡れるので雨具のパンツ類はせめて持ちましょう。

欠点は「木のない稜線歩き」など高度の高い山に行くとどうしようもない可能性があることです。

(細かくは上の投稿を読んでください)

結論:基本はセパレート雨具、中低山ならポンチョスタイルも

まあなので「高度2000を超える高さを遠距離歩く」ならセパレートタイプのせめて「ミズノベルグテックをそれ以下の高度なら最低限の装備としてポンチョとパンツ(チャップス・ロングスパッツ)などを備えてください!!
(雨具のズボンでもいいですが、チャップス系も涼しいのでそれはそれで良いですよ)

なお、セパレート雨具でも「足首はがら空き」なので可能ならここにはスパッツをつけましょう。
(ロングは水漏れは少なくなりますが大きな荷物になり、ショートは小さいですが、ズレると水漏れのリスクがあります……ここは判断ですね)

モンベル製品はモンベルで買うのが安心で値段もだいたい安くなります。

高山に行かない最低限の装備としての「ポンチョ」であれば、100均の商品でも良いと思います。

ただしパンツ側はそれなりのものにした方が体の濡れ(汗で濡れても不快ですし、冷えたりもします)が防げるのでおすすめです。


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