春の嵐「GWは高山最後の吹雪の時」

はい、そういうわけで更新が滞ってしまって、例年はGW前にだす警句を出せずになってしまいました。

【GWの荒島岳1500m】10月~6月までは「高山の長い冬」の季節だ。

例年出す警句は「GWは春の嵐、高山では最後の冬の嵐の頻発地点なので要注意」ということです。

上の写真は標高「わずか」1500mの荒島岳2013年のゴールデンウィークです、ちなみに大峰山など1000mでも年によっては吹雪きます。

館山黒部アルペンルートライブカメラ

【2021年5月5日の室堂(立山三山)】

日本の山々は冬には特に「劇的に荒れる」ので有名で、世界で有数の死者数で有名な山が「谷川岳」だったりします。
日本上空でのジェット気流が乱れるケースが多い事が原因で、海外から無事に帰還した登山家が国内の登山で亡くなったりするのはそういう特殊な条件があるからです。

「天候が良い日」には日本の山々は「お花畑の散歩」となんら変わらない(まあ登るところはしんどいと思うので言い過ぎですが、環境としてはそういう日は少なくありません)……ってこともあるので、怯えずに楽しんでほしいのですが、春や秋はもう「冬だ」と思ってやめておくほうが良いでしょう。

【2013年 ある晴れた日の涸沢(穂高・涸沢岳の直下)】

3000m近いアルプスの山々は「風向き一つ」で「冬に嵐」に包まれてしまいます、今年も例年通りそうだったようです(槍ヶ岳では遭難者が心肺停止、穂高では登山禁止が出て登山者は命からがら下山したという話もあります)。

数年前には十数名の弁護士のパーティーが全滅(涸沢岳付近で道を失い全員死亡…天気が良ければ奥穂高山荘が見えていたと思います)、などが発生しています。

【10月-6月までは高山の長い冬】

よく「軽装で無謀だった」と簡単に言われますが、このパーティーのメンバーでも「11枚のウェアを着ていた」人もいたらしいので通常であれば「十分な装備」なのです。

しかし、「春の高山」にやってくるのは「冬の嵐」ですから、最悪冬に穴を掘って耐えられるようなウェアを持っていなければもたないわけです。

……結論から言えば冬山は「普通の人には無理」なのでこの時期の高山はやめておきましょう。

【ポーラーダウン パーカ】ジャケットだけでなく、パンツはもちろん手袋、靴までのレベルが問われる。

【GWには平地で楽しみましょう】

GWに楽しむべきなのはライブカメラの映像と、各サイトのGWセール情報、トレーニングで行くなら近所の山にオモリを入れて行きましょう。

→以下の写真は「小学生でも歩ける」星のブランコ(行動時間が長くなってますが、これはバスと電車の時間もあえてログに入れてあります)私市(河内磐船駅)からくろんど池まで(こっちは小学生低学年にはちょっとキツイと思います)のダイジェストです、小さな山でもいい場面はあるものです。


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