【初心者登山】槍ヶ岳2016-2日目「槍へのスタンダードルート『槍沢から槍ヶ岳山荘』」

昨日に引き続いて槍ヶ岳登山のレポートを続けます。

昨日から繰り返していますが、今回は「超」はつかない初心者登山ですのでそれなりに厳しい部分もあります。

超初心者向けには「涸沢市民」のほうをおススメします。

【槍沢から槍ヶ岳山荘の道のり】

ルート全体の概要については昨日のポストを参照してください。

1日6～7時間の行動を3日（登り2日、下り1日）で槍ヶ岳を目指してかえってくる計画です。

2日目は1000mくらい登り詰めていく形になりますので結構しんどいです、特に後半は「槍ヶ岳が姿を現す嬉しさと」「日本とは思えない高地感」と「薄くなる空気を感じる苦しさ」で葛藤の中で歩く事になります…

…ですが初心者とはいえあなたがすでに登山をやっている人なら大丈夫、終わった後には十分な満足感が訪れます。

槍沢からの道のりですが最初は谷間を進んでいく事になります。

年によっては雪渓も詰まった巨大な谷を歩いていくのはなかなか楽しいものがあります。

早めの時間に出ると（谷間ですから）太陽に照らされることもなくすごしやすいので早めに出る事を心がけましょう。

部分的にはこういう「落石」の可能性のある場所もありますが概ね「ノーリスク」の安全な道のりです。

【森林限界を突破】

森林限界を突破すると徐々に後半戦です。

地図を見てみればわかるのですがこの谷を抜けたところからが斜度も急になる『本番』です。

ここも危険なところは無く、写り行く景色を楽しむくらいの気持ちで上がりましょう（とはいえそろそろ空気も薄いので疲れてきますから、意図してゆっくりと上がりましょう）。

最終的には「岩と雪渓、若干の草」の世界にたどり着きます。

三角の旗がはためいていれば「ネパールだ」と言われても信じてしまいそうです。

そして「最後の一段」を越えると一気に「槍ヶ岳」の景色が開かれます。

槍ヶ岳前面 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

ここが斜度でも、空気の薄さでも、日差しでも一番キツイところです。

今回僕達は途中で「殺生ヒュッテ」に立ち寄ってそのまま東鎌尾根を歩いていますが、こちらのルートは初心者にはおススメしません直接槍ヶ岳山荘にあがる「ジグザグルート」を進みましょう。

……とは言いながら、ここが歩けないようでは山頂へのルートを歩くのは難しいと思います、景色も良いので天気がよければ『腕試し』に少し歩いてみるのもいいでしょう、ここの感じを20倍ぐらい伸ばせばちょうど「吊り尾根の縦走」と同じ感じになります。

と、いう訳で僕達は無事に槍ヶ岳山荘に到着しました。

「何を買っても1000円」というシンプル会計システムなので計算に悩む事はないのが良いですが（ビールを5杯頼めば5000円です）、それよりももっとよいのは『ここで一番価値のあるものは』無料という事でしょう。

天気がよければ最良の週末になる事は請け合いです。

明日は「2.5日目 槍ヶ岳山頂攻略」だ!!

人生の楽しみをあなたのすぐそばのフィールドで!!


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