「紐使い新章スタート」ということですがNo.2でもちょっとやった「結びの活かし方(応用編)」です。
「カクシバリ」は隠し針、ボーイスカウトに伝わる暗器術の一つで・・・・・・『嘘』です、「角縛り」でモノを90度角に固定することを目的とした縛り方です。
「垣根」や、「旗立て」など『(テントなどと比較して)長く立てておきたいもの』を立てる場合によく使われます。
【基本の結び+αで「カクシバリ」】
難しい縛りではありません、ねじり結びでスタートを切った後は「コの字」というか「ロの字」というかにヒモを「かけて」行きます。
「内側から外側へ」とヒモを並べて行き、3本ほどならんだら「ワリ」を入れます。
「ワリ」とは、昔ボーイスカウトの創始者ベーデン・パウエルが南アフリカで教えを受けたワリ族に学んだ・・・・・・先に進めますね。
「ワリ」はこの「ロの字(コの字)」のヒモに「横からヒモをかける」事です。
ちょうど「棒と棒の間」に『割り込ませるように』ヒモをかけ(巻き)『強く引く』事で結び全体を引き締めます。
(初めの写真のように)最後に『巻き結び』でヒモの端をを締めます。
【摩擦の強度は高い・・・後は】
「良い結び」は全般的にそうなのですが、「結び目」にかかる力は『分散して、各所に散って』います。
この結びでも「結び自体が崩壊すること」はまあありません。
ごらんのように結び自体は、こういう「ツルツルの棒」でもかなりの強度があります。
しかし「カクシバリ」で作った構造物が壊れることは、ままあります。
・・・これはなぜかというと、「棒の強度(固定≒打ち込み)が足りず全体が歪む(崩壊する)」からです。
四角の「構造体」は「ナナメ」の力に弱いので「〼筋交い」を入れましょう。
「鎖は一番弱い環で切れる」のです。
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