超初心者登山の技術【連絡-危険の可能性を認める勇気】

事実を認める、頑張らない、から全てが始まる。

宮園登山隊史上最悪の遭難(道迷い)事件を起こした御在所岳、春うらら

宮園登山隊史上最悪の遭難(道迷い)事件を起こした御在所岳、春うらら

危険に対する場合最も重要なのは『危険を感じる』事です。

見栄や希望的観測にもとづいて、事態を『過小評価』する事は危険です。そう問題は見栄見栄見栄、見栄なのです。

 

これと背中合わせに『頑張らない』があります。

登山について多くの誤解がありますが、多くの人の思い込みに反して登山では『頑張る』は禁物です。

登山での判断では『ここまでやろう(ここまではやれる)』という判断はあります。それが予定よりもストレッチ(伸びた)した目標である可能性はあります。

しかし『頑張ったら何とかなるだろう』という判断は、ほとんど間違っているからです。

 

山では『頑張ってなんとかなる』事は多くありません。

思い出してください、確かに人間の社会では『頑張れば』何とかなる事も多いのです、しかしこの場合競争の相手の多くは人間、所詮人間ワザと競争しているに過ぎません、これは頑張れば何とかなるかもしれません。

昔外国人が拝んでいた"屏風岩"

昔外国人が拝んでいた”屏風岩”

山で『頑張る』というのはこれとは違います。

言うなら最低でも『熊とタイマンを張る』くらいの課題が想定されるからです。

山にはもっと小さな生き物も居ますが、実際に現れる課題はそれよりもはるかに大きく強い可能性もあります(土砂崩れとか、ですね)。

 

山で『頑張る』というのはですから、ほとんど自殺と同じです。

山は遊園地ではありませんから人間が(その段階で・・・・・・もちろん技術や能力が向上すれば限界は広がっていきます)いくら『頑張っても』行けないところには行けませんし、それどころか『命の安全』さえ保障されません。

 

『問題』はすばやく察知しなくてはいけません。

熟練の登山者は、課題を軽視しません『頑張ればいけるだろう』という判断はしません。

現在までの経験から自分が歩けそうな範囲を判断し、行くか、やめるかを決め、行くとしても『どういう事態までは引き返せるか?別の選択肢を持てるか?』持ち物(テントがあればビバーグ(緊急野営)という選択肢もあります)、体力、技術、天候、地形(地図上の距離や高低差の情報が助けになります)などから引き出すのです。

問題を過大評価することが正しいともいえません(仮にどんな山でも生活できるような装備を持って歩こうとすれば・・・・・・山に登る事自体ができないでしょう)。

 

大切なのは『適切な判断』なのです。

では経験の無い登山者がどう判断すべきか?簡単です、よく整備されたルートを歩く事、そして快適な時だけ楽しんで歩き、不快な事(主に天候不良)があれば引き返せばよいのです。頂上は次の楽しみに取っておきましょう(心配しなくても秋や春の日本はそんなに雨は多くありません)。

2011年の剣岳 初トライで大雨、一日かけて歩いてきたが剣のふもとを踏んだだけで撤退した。

2011年の剣岳 初トライで大雨、一日かけて歩いてきたが剣のふもとを踏んだだけで撤退した。

・・・とはいえ、時には人間はつまらないミスを犯す事もあります。

そういうときに大切なのは「連絡」する事です。
※山に入る時には『入山届』という連絡用紙も登山口のポストに入れておく仕組みになっている山もたくさんあります。

「もう少し頑張ればナニゴトも無かったことに出来るのではないか?」

という見栄や希望をとりあえずは置いておいて、まずやるべきなのは「携帯電話」や無線での連絡を試みる事です(携帯電話(docomo/au)は尾根などの少し高くなった場所なら意外とつながるものです)。

 

私たちもはじめに触れた御在所岳遭難事件では潔く携帯電話の電波が通じる場所を探って家族に連絡を入れました(ルートからどちらに外れたと思われるのか?目の前に鈴鹿スカイラインが見える事、下山を始めてからの時間などを伝え、15時までに連絡が無ければ警察へ連絡してくれるように伝えました)。

 

その後チーム内の人為落石も何とかかわし、地図から見て降りれそうな場所に向かって進みました(ほとんどヤブコギでしたね)。

 

このときは幸運にも、直後にあっさりと下山予定の位置のすぐそばに下山が出来たのです。

 

人生の楽しみをあなたのすぐそばのフィールドで!!


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