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「キセキの山」鳳凰三山(オベリスク)山行「鳳凰小屋までドンドコ沢三滝登山」

そういうわけで、この夏?二度目の遠征。

「コロナ明けのナマリ」におびえながらの山行記録です。
(今年は遭難報道が多かったような気がしますね)

オベリスクへの旅2022 / Yosio_DMZさんの地蔵ヶ岳(地蔵岳)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

【青木鉱泉3滝「ドンドコ沢」コース】

青木鉱泉コースは青木鉱泉まで来る道路も細くて結構危険です、僕たちは夜中に通ったので巨大な牡鹿とタヌキに出会いました。

行き違いできなさそうな細い道がそれなりに長くて一部は未舗装部分もあるのでご注意を。

青木鉱泉は「すずめのお宿」のような宿ですが、出発は早朝4時過ぎでしたので当然開いていません、駐車場代は下山時に払いましょう。

有料のトイレがこの宿の迎え、車が止まっている並びの小さな小屋がそれですので、用はここでたしていきましょう。

青木鉱泉からのドンドコ沢登山道は「ひたすら上がっていく」ルートです。

砂防ダムの横を通り抜けて山の中へと入っていきます。

ここからすでに観音岳が見えています。

ここからは、長くて時折「ぐっと」登る道が続きます。

最終的にいくつかの沢を超えて岩場が増えてくると、徐々に斜度が上がってきます。

雨の日は結構悩みそうな道がたくさんありますので、雨天時は特にお勧めできないルートです。

ここらあたりまでもそれなりにしんどかったですが、ここからが本番ですね。

ただし、南アルプスらしい美しい景色が続きます。

キノコ・コケ・花が美しい小庭園をつくるのがそこここで見られます。

ルート途中では振り返ると時折富士山が見えたりもします。

【3滝‐南精進・白糸・五色】

このルートには三つの滝があります(本当は4つですが、鳳凰の滝はまあそこまでの価値は……という話だったので、見やすい三つの滝をご紹介します)。

一つ目は「南精進ヶ滝」です、ルートが「そのまま登るルート」と「滝に立ち寄るルート」が分かれていて、しんどさはほとんど変わらないのでぜひ見に行きましょう。

かなり高低差があり、しかも滝の途中に一段滝つぼがあるという、しつらえです。

続いては白糸の滝!!

滝自体はひねったものはありませんが、この手前は急登が延々とつづいて疲れているところに、微妙な道(踏み跡)が多いので道迷いには気を付けてください。

【左】これだけを見ると「当然ダメ」に見えるが、右の写真のようにロープが張られていて何度か「くぐったり、超えたり」してここまで来ているので警戒感が落ちているのと、奥を見ると踏み跡もあり、ロープなども垂らされていて行きたくなる・でもミスルート(少し戻って右を見ると倒木が切られて道が続いているのがよく見える)。

白糸の滝

はい、ここを超えたら最後は五色の滝へ!!

白糸の滝を超えると徐々に斜度もゆるくなり歩くのも楽になってきます。

ちょこっと登山道から離れますが(徒歩2分)行く価値はあるでしょう。

「五色」なのは滝の水滴が散ることで虹様の色がふんわりと見えるからだそうです、僕もふんわり見えました(笑)

動画もあるのでよければ見てみてください(音が良いよね)。

【オベリスクに謁見】

五色の滝を超えてしばらく行くと高原にたどりつき、そこからはもうオベリスク(鳳凰三山‐地蔵が岳)が顔を見せます。

ここからは晴れた日であれば枯れた沢の横を進めば(枯れているので中を進んでもOK)しばらくで第一のチェックポイント「鳳凰小屋」にたどりつきます(滝を入れたら4つ目かな)。

沢沿いは、晴れていたら細かく気にする必要はないですが、雨の日は右手の岸沿いを進むと、沢を避けるルートなんかもありますので雨天の時は心がけてください。

長い長い道のりでした、ここで僕たちはしばしビールを飲んだ後、ついにオベリスクへ向かって旅立つのでした……(続く)


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