そういうわけで、登山やアウトドアでは「快」を作り出すのが技術の本質だということを再度繰り返させていただきましょう。
ウェアの基本でも「全部着たら朝まで寝られる」のが「防寒ウェアの基準だ」という事をお話しています。
つまり「寒さを我慢する」のではなく「寝られる(快)」を実現すること(そういう装備を持っていてあっさり解決できる事)がアウトドアにおける『技術』のあり方なのです。
【レイヤリング・着脱ぎ】
そもそも登山などの自然環境に人間が無防備に立てば、基本的には「我慢」して何とかできる事はあっさり越えてしまいます。
「気温(大気)と喧嘩しても勝ち目は無い」ですし勝っても仕方ないのです。
さて、では「レイヤリング」や「着脱ぎ」はどういう基準で行うべきなのか?
もう答えはお分かりだと思いますがそれは「快」という状況を目指してです。
【暑ければ肌着だけ、寒くなりそうなら着る】
これは、言うまでもないことですね。
ただし一つだけ助言をするなら「早めに判断できる、気づく」という事が大切です。
「寒いと感じてから着よう」というのは「喉が渇いてから飲もう」というのと同じで『若干手遅れ』です。
したがって「寒くなりそうだから着る」「暑くなりそうだから脱ぐ」そして「喉が渇く前に飲む」という事を徹底してください。
シグナル(体からの警報=アラート)が出る前に『先制攻撃』をするのが唯一『技術っぽい』ところです。
あと暑い時は「半そでのほうが涼しい」と思い込んでいる方もおられると思いますが、機能性インナー(とくにSKINSのようなタイツ状のものは)であれば着ている方が涼しいはずです。
これも「感じて」みてください。
【行動をあきらめたらヒートテックも着れる】
ヒートテックはレーヨン(植物性合成繊維)が入っているので汗には弱く(乾かない)、行動中には着ないほうが良いのですが、行動をしないときには十分役立ちます。
『化繊100%』を強く推奨していますが、ヒートテックのように「万全ではない装備」でも、「使いどころ」その装備の特性を理解していれば状況によっては十分に役立ちます。
【ザックだって「履ける」】
手足のような末端は冷えがちです。特にビバークを決めたような状況「停滞」しているときにはなおの事です。
寒さに耐える状況であれば、ザックだって「履いて」しまってください。
中のものを出して、「座布団」や「枕」にして、手足をザックの中に突っ込めばザックも『防寒具』として十分に使えます。
もちろん、周辺の岩や木、落ちているシートだって『快』のために活用しましょう。
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