突然ですがハンドルの調整(上下)について詳しく説明します。
なぜこれを急に詳しくするのかというと先日もニュースになった(数年前から実は何度も報じられているんですが)、「フロントサスペンションが走行中に引っこ抜けて、全身不随、賠償金1億円事件」に対応する意味があってです。
フロントサスペンションは通常なら必要の無い「特殊装備」ですので、一番の対策は「付いている自転車を買わない」というのがベストです(もしも買ってしまっていたら、それがリコール対象ではないかメーカーか購入店に確認しましょう)。
・・・・・・なのですが、自転車のフロント系で問題になる部分、しかも「どの自転車にも必ず付いている」パーツがこの「ハンドル」と前輪です、前輪は緩んでいると「見たらわかる」と思いますのでまずはハンドルから解説します。
【とりあえず知って、一度確認しておこう】
サドル位置の調整とあわせて調整するべき部分ですが・・・・・・
とにかくまずすべきなのは「緩んでいないか?」という確認です、ハンドルが『がたつく、微妙に回る』という状態はすでに、ハンドルは抜ける状態になっています、この状態で抜けないのは「サビ」などでハンドルが微妙に固定されているからで、この状態で走行しているとふとしたはずみでハンドルが『すっぽ抜け』します。
走行中にハンドルが抜けてしまうと、なんとなくわかると思いますが・・・・・・すごく危険です。
二輪車の上に座っているだけの状態で、ブレーキをかけても、その慣性をささえるもの(ハンドル)がないので間違いなく転倒します(というか早く上手くこけるしかないと思います)。
とにかく、緩みがあれば、締めましょう、緩みが無いか確認しましょう。
ハンドルが抜けて怪我をしてもこれは「周知のこと」として賠償金ももらえないはずです。
さて、高さの変更などをする場合は、六角ボルトを「ゆるめて」、引っぱれば上がりますし、押し込めば下がります(調整のフィーリングについては「ハンドル・サドルの調整」でもう少し詳しく書いてあります)。
【「注油」は控えめに、サッと】
ゆるめているのに押しても引いても動かない場合は、錆びている可能性が高いのでオイル(556など)をハンドルステムの根元にサッと吹き込みしばし待ちます。
あまり大量にオイルかけると、(この図には描いていませんが)ハンドルの回転をスムーズにするためのベアリングのグリス(オイルは常温で液状の潤滑剤、グリスは常温でクリーム状の潤滑剤と思ってください)が溶け出して別のトラブルの素になりますので、あくまでもソフトにお願いします。
調整が終わったらきっちりボルトを『締めて』ください。
本当に危ないですから!!!
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