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【論理的には最強】真空断熱パネルクーラーボックスを選んでみる話(2/2)

昨日に引き続いて、真空クーラーボックスの選択を考えてみます。

【ハロウィンキャンプ撤収の図】いろいろツッコミどころのある写真ですが、左手前のテントのヨコにおいてある白い「ボックス」がシマノの真空断熱クーラー
【ハロウィンキャンプ撤収の図】いろいろツッコミどころのある写真ですが、左手前のテントのヨコにおいてある白い「ボックス」がシマノの真空断熱クーラー

真空クーラーボックスの利点は「スリム」で「保冷力が強い」ことです。

ただし、真空パネルを製造する兼ね合いから通常のクーラーボックスと違いランナップが増やしづらい(パネルの形、大きさが限られている)という部分があります。

【真空パネル】冷蔵庫などへの採用で技術的には安定してきたが、種類を増やすのはきっと難しい。
【真空パネル】冷蔵庫などへの採用で技術的には安定してきたが、種類を増やすのはきっと難しい。

当然値段も高く、真空断熱の欠点である「真空抜け(パネル破損すると断熱力(真空)が無くなる)」も起こりえるというリスクもあります(ウレタンの場合は多少破損しても機能は「低下」していくだけで「無くなる」わけではありません)。

igloo(イグルー) ファミリー 52 クーラーボックス (49L) マジェス
コールマン クーラーボックス パーティースタッカー/33QT(グリーン) 300

価格が安く作れる上にバリエーションが作りやすいのが「ウレタン」クーラーのメリット

 

【クーラーボックスの選択とI-EC値】

…とはいえ通常のクーラーボックスに可能な値を遥かに超える性能は魅力的です。

 

今回は真空断熱クーラーボックス買うかんね!!

…といきり立っていますが、「真空断熱はスゴイ」ということを定量的に比較する単位をシマノが提唱しています。

それが「I-CE値」です。

【I-CE値】これをカタログに付けるのは今のところシマノだけだが、目安にはなる。35Lのこのクーラーで「3面真空」と「ナシ」では1.5倍の性能差がある。
【I-CE値】これをカタログに付けるのは今のところシマノだけだが、目安にはなる。35Lのこのクーラーで「3面真空」と「ナシ」では1.5倍の性能差がある。

これは「クーラーボックスに容量の20%の氷を入れて、その氷が溶けきるまでの時間」を示すものです。

これが高ければ「より高性能」という事が言えます。

 

例えば上の写真にあるシマノの「SPAZA350」の「Limited(3面真空断熱)」がI-CE値「60」、「Light(ナシ)」が「40」という値になります。

 

これが「6面真空」の「フィクセルプレミアム300」になると、30Lと容量が小さくなっているのにI-CE値は「90」となります。

 

【真空断熱パネルクーラーボックス「シマノ・ダイワ」選抜】

で、諸々の要素を組み合わせて選び出された機種が以下の8台になります!!

シマノ(SHIMANO) クーラーボックス 30L フィクセル プレミアム 30
ダイワ(Daiwa) クーラーボックス 釣り プロバイザー ZSS 2700 B

まずはノーマルなクーラーボックスから、シマノのフラッグシップ「フィクセル プレミアム 300」とダイワの「プロバイザー ZSS-2700X」、あまり説明する所がありませんが、どちらも30(27)Lとほぼおなじクラスで重量もほぼ同じ6.5kg前後。

 

…えーとここまでの説明でシマノについてはなんとなくグレードコード「プレミアム真空断熱6面(たまに5面)→リミテッド3面→ベーシス1面→ライト無し」がわかってきたと思いますが。

ライバルDAIWAのコードはちょっとわかりにくく「Z(T)SS-??X6面か3面→SU-??X3面か1面→GU-X無し→S-X更に廉価」というようなコードになっています。

 

シマノ(SHIMANO) クーラーボックス 35L スペーザ プレミアム キャス
ダイワ(Daiwa) クーラーボックス 釣り トランク大将 TSS-4000X

続いて車輪付き「スペーザプレミアム350」と、DAIWA「トランク大将TSS-4000X」!!

トランク大将って!!名前のダサさには驚愕すると思いますが、シマノのSPAZAロゴのダサさを考えると実はDAIWA有利か!?

…と言いながらも実はこの「車輪付き」で5面真空を出しているのシマノだけで、DAIWAは最上級の「TSS-**X」でも3面真空なのです。

 

シマノ(SHIMANO) クーラーボックス 35L スペーザ リミテッド キャス
シマノ(SHIMANO) クーラーボックス 17L フィクセル プレミアム 17

シマノの車輪付き3面真空クーラー(ダイワのトランク大将と比較するならこれ)と数合わせ的にも小さい1機種も紹介します。
真空断熱は「ボックスを小さくしたい時のほうが効果が高い」気がしているのでこの小さな機種も一度考えてみましたが値段が高いのでちょっと買いにくいよね!!

 

ダイワ(Daiwa) クーラーボックス 釣り トランク大将 TSS-5000X
シマノ(SHIMANO) クーラーボックス 大型 60L スペーザ ホエール リ

最後には「超大型機」まあウレタンクーラーにはもっと大きい物もありますが、釣り道具としてはこのサイズ以上は船に載せられないのでしょう。僕もいかに「引っ張って歩ける」としてもこのくらいのサイズで勘弁して欲しいところではあるので、望むところです!!

ダイワが50Lでシマノが60L、大物を釣り上げた時にはシマノに軍配というのが釣り人の感想みたいです!!

 

まあ、ズバッと言えば「保冷力ではフィクセル最強」ということです。
シマノのなかでもフィクセルのプレミアム300とスペーザのプレミアム350では容量で10%以上違うにもかかわらずI-CE値で「90:65」と圧倒的な違いがあります。

 

「シンプルイズベスト」というのはまさに現代にも残る「至言」ということですね、ただし車を持っていない僕にとっては「移動をどうするんだ?」という心配もあります(まあ台車で良いのかもしれませんが)。

最終的には「スペーザ リミテッド350」か「トランク大将TSS-4000X」そしてやっぱり「フィクセルプレミアム300」での検討になりました…結論は……今夜もう一回考えます!!

【トランク大将】ふんばるマンなどものすごい名称が乱舞!!!

 

 


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【論理的には最強】真空断熱パネルクーラーボックスを選んでみる話(2/2) への2件のフィードバック

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