【論理的には最強】真空断熱パネルクーラーボックスを選んでみる話(1/2)

クーラーボックス、僕は登山のザックに入れる事が多いのでどうしても「ソフトクーラーバッグ」がメインで、保冷を期待する期間が長い場合は「二重化」で対応をしています。

100均のクーラーボックスも単にシルバーの保冷シートを組み合わせるだけでなく、サイドウォールを強化したものなども出ている。右は以下で使い方を説明する保温シート。

【二重化】100均のソフトクーラーバッグ、このように外壁をナイロンシートで補強したものなども出ている。保温シートで内容物をさらに包むと効果的。

・・・が、先日のキャンプに友人が持ってきていた真空断熱パネルクーラーボックスが(体感的に)非常に高性能で驚きました。

 

「やっぱ、近所でバーベキューとかもするし、一個ぐらいは買っても良いかな~。」みたいなノリで真空断熱クーラーボックスを買ってみようと思い立ちました。

 

【6面か?5面か?3面か?】

【真空パネルの概念図】基本的に「真空」は熱を通さないため、熱はパネルの隙間や、開閉口のパッキンなどを通じて逃げていく。

【真空パネルの概念図】基本的に「真空」は熱を通さないため、熱はパネルの隙間や、開閉口のパッキンなどを通じて逃げていく。論理的には最強の「保冷箱」になる。

真空断熱クーラーの選びどころは「何面か?」です。

「面?」と思うかもしれませんが、「四角のボックス」はさいころを見てもらえば一目瞭然なように「6面」で成り立っています。

 

真空断熱クーラーは「真空パネル」を何面分入れているかで大きく性能のグレーディングがされています。

シマノ の真空クーラーを抜粋。もう一つの価格決定要素である「容量」が違うものもあるが(ベーシスのみ25L、他は30L)、6面から1面までで「グレード」が明確に分けられているのがわかる。

 

真空断熱パネルは「熱を通さない」ため、この手のクーラーの場合「構造上パネルで覆えない部分(たとえば水抜きの穴の周りや、フタの接点・スキマ)」から熱が逃げる事になります。

まあ、今後はそういった「スキマを小さくする設計力」とかが問われるようになるんでしょうけど、今のところは「面」単位で性能が変わります(まあパッキンの良し悪しとかもポイントになりますが)。

 

…で、率直に言って1面は論外でしょう。

「地面の熱が伝わるので下面1面だけでも効果がある」のかもしれませんが、真空パネルの特性である「薄くても高断熱」という特徴が1面だとほとんど感じる事ができないからです。

 

これは好き嫌いの話かもしれませんが「それなら、普通のクーラーで高性能なものを買えば良いんじゃないか?」という気がします。

イグルーなど「ウレタン断熱材」でも十分な厚みがあれば大きな断熱力を発揮する。

 

【次回は製品を比較】

さて、ちょっと長くなったのでここで切りますが、次回はクーラーボックスの性能比較値としてシマノの提唱する「I-EC値」についての説明と「3面、ないし6面の真空断熱クーラー」で「車輪の有無」を含めて30リットルぐらいの製品を比較検討してみたいと思います。

 

ラインナップはシマノの製品とその「ライバル」と目されるダイワのクーラーボックスで作ってみます!!

 

 


人生の楽しみをあなたのすぐそばのフィールドで!!


【基本から!!】このサイトで提供する情報の「基本」は各ページにまとめられています、基礎から読みたい方はページ上部のメニューから、「超初心者登山」「20K自転車」「野外生活」「15min盤競技」の4ジャンルのページにまとめてあります。
このサイトのGoogle広告ユニットはサイトスポンサーであると共に、Googleの考えるおススメの情報を自動掲載してくれるという意味で、コンテンツを補助する情報提供システムと考えています。僕は規約上これらを開く事が出来ませんので面白い商品や記事があれば教えてください!!
ブックマーク パーマリンク.

【論理的には最強】真空断熱パネルクーラーボックスを選んでみる話(1/2) への1件のフィードバック

  1. ピンバック:雑記「最終的に買ったのはDAIWA『トランク大将TSS5000X』」 - Campsite7