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超初心者登山”日本一”壮麗・安全な【上高地=涸沢】トレッキングルート

そういうわけでこの週末は「涸沢に行くだけ」というコースを歩きました。

(「絵解き」上高地→涸沢のページはこちら)

ルート地図(地形図元PDFはこちらへ)

昨年も「涸沢市民」というポストを書いた(こちらのほうが分量も多く詳しい紹介です)ので「しつこい」と思われそうですが、またこのルートについて書きます。

これは僕が「北アルプス」特に「涸沢ルート」を非常に高く評価しているからです。

【コースの美しさは「日本一」】

まず第一に「情景の美しさ」。

【日本晴れ】スタート地点からコレだ。

【日本晴れ】スタート地点からコレ

上高地からすでに「圧倒的な美しさ」を誇るこのコースが「情景日本一」であることはほとんど間違いありません。

梓川沿いを歩く「アプローチ」が長いのは「やまのぼり!!」と思っている人には少し肩透かしですが(そういう意味では焼岳のほうがすぐに登れます)、その普通なら「冗長」と思うであろうルートさえ美しいハイキングルートに感じます。

体力的に問題がありそうな人はこの「上高地トレッキング」だけでも良い体験になると思います。

「上高地トレッキング」

【嘉門次小屋】穂高の伝説的ガイド 嘉門次の名前を継ぐ小屋、実は宿泊もできる。

【嘉門次小屋】穂高の伝説的ガイド 嘉門次の名前を継ぐ小屋、実は宿泊もできる。

河童橋近辺では比較的リーズナブルな町営のアルペンホテル五千尺ロッジに宿を取り。
到着日は昼ごはんを嘉門次小屋まで摂りに行き(帰りは行きと逆の岸を歩くと良い)、次の日は大正池まで歩いて、帰りに帝国ホテルにでも立ち寄るというのはなかなか面白いコースがあります。→とりあえずルートを紹介しました。

【帝国ホテル】五千尺ホテルの追い上げも激しいが、伝統ある「山のホテル」だ。

【帝国ホテル】五千尺ホテルの追い上げも激しいが、伝統ある「山のホテル」だ。

そして特に梓川の流れは春に、その莫大な雪解け水で塗り替えられるため、毎年行っていても変化と荘厳さを感じることができます。

【変わり行く梓川】毎年変化がある。

【変わり行く梓川】毎年変化がある。

途中には「1時間ごと」で山小屋兼食堂が配置されているのでそれぞれで休憩すれば、休憩のタイミングもあまり考える必要がありません。

【徳沢園】今年から制服もできてお洒落なカフェみたいになった徳沢園の"みちくさ食堂"

【徳沢園】今年から制服もできてお洒落なカフェみたいになった徳沢園の”みちくさ食堂”

横尾からは徐々に山道に入っていくことになりますが、序盤の山場として(登りませんが)日本最大の岩場「屏風岩」がバーンと正面の姿を現します。

【屏風岩】横顔は横尾大橋をわたってすぐに見える、正面から見えるのは2~30分後だ。

【屏風岩】横顔は横尾大橋をわたってすぐに見える、正面から見えるのは2~30分後だ。

しばらく歩くと本谷橋という橋があり、そこでは梓川の源流の一つに触れることもできます。

【本谷橋】ついに本格的な登山道へと入る。

【本谷橋】ついに本格的な登山道へと入る。

ここからは本格的な「登山」になりますが。
時間的には1時間30分ほどなので、ほとんどの人は「何とかしのぐ」事ができると思います。

【本谷橋=涸沢間】ここが一番苦しい場所だ。

【本谷橋=涸沢間】ここが一番苦しい場所だ。

谷あいの道からは対岸の山々が見え、高度が上がり徐々に植生が変わると(低木に変わる)、背後には100名山にも含まれる、蝶が岳・常念岳も覗くようになります。

【ヒュッテのテラスからの景色】涸沢からは常念、蝶が岳も見える。

【ヒュッテのテラスからの景色】涸沢からは常念、蝶が岳も見える。

そして、ゴールに近づくと「涸沢」のカールに残った「雪渓」が見えてきます、小高い丘の上には良く見ると涸沢ヒュッテも見えます。

【同じくヒュッテより奥穂高】日本有数の高山が集中する「盆地」が涸沢だ。

【同じくヒュッテより奥穂高】日本有数の高山が集中する「盆地」が涸沢だ。

上高地を3時間歩き、横尾から3時間と長い時間を歩くコースですが。

上高地の3時間と、横尾からの1時間は細かなアップダウンがあるだけで僕たちの言う所の「だいたい平地」ですから、道の美しさにも導かれ意外とスルスルと通過してしまいます。

【圧倒的安全性、快適性】

次に安全性。

「整備の適切さ」そして「通行人の多さ」は圧倒的です、涸沢には救助隊の本部があり、東大の診療所もあります。

【診療所とパトロールの本部がある2000m】世界でも有数の設備だといえる。

【診療所とパトロールの本部がある2000m】世界でも有数の設備だといえる。

「道の良さ」は見落としがちですが、実際には「同じ2キロ、同じ500m」を登ったとしても「疲れが倍ほど違う」事だってあります。

ルートも六甲山と同程度か、それ以上に安全です。

低山とは違い気温が低いため、行動中の体温調整は楽で、これも「快適さ」を高めています。

【2013年】晴れ8月でも残雪のある涸沢では気温はせいぜい「秋」だ。

【2013年】晴れ8月でも残雪のある涸沢では気温はせいぜい「秋」だ。

ただし、涸沢は2000mを超えていますのでダウンジャケットとタイツなど「冬着」を最低1セット持ちましょう。(→持ち物のセットはこちらから)

ハイシーズンでも運よく予約できれば涸沢小屋なら「個室」もありますし。少し休みをずらす事ができれば山小屋といえども「そんなに無茶な」扱いは受けないでしょう。

『涸沢小屋の予約』宿泊日の2ヶ月前の朝の8時から夜19時まで、電話番号はサイトで確認してほしいのですが今年は090-2204-1300
ちなみに休日の個室予約は9時過ぎには完売です、ご注意を。

トイレもまあ普通の人でも我慢できる範囲でしょう。

食堂は、ヒュッテは特にですが、木の美しい内装で、そしてどちらもテラスからの眺めは最高です。

安く滞在したければテントを借りて滞在し、食事だけヒュッテでもかまわないでしょう(もちろん自炊をすればもっと安くなります)。

『デメリット』
残念ながら日本の文明の粋である「水洗トイレ」と「お風呂」はありません。お風呂は横尾山荘まで、水洗トイレは徳沢園・徳沢ロッヂまでオアズケです、あ、どちらも宿泊者専用ですよ。

【まとめ】

下界には絶対存在しない、空気感と景色、これだけの美しい体験ができる場所としては涸沢はほんの少し手を伸ばせば届く!・・・・・・という場所にあります。

涸沢ヒュッテから360 #北アルプス #穂高 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

【アクセス】は夜行バス(「上高地」公式サイトが随時情報を更新してくれるので便利です)か、自動車で平湯温泉に朝に到着し、タクシー(4~5人いればタクシーのほうが安い)かシャトルバスで現地へ早朝に入れば、その日の午後には涸沢に到着できます。上高地のゲートは4時開門なのであまり早くでても車ではアクセスできません。

スタートからゴールまで美しい森や川辺を歩き、最後には本当の山岳体験ができます(それでいて、設備は抜群です)。

僕が「評価するまでもなくすばらしい」という事をこれらの写真を見るだけでもご理解いただけたと思います。

何かと出会うことで人生が変わるのが”体験”の意味だと思います。
あなたの中に”山”への思い、響くものがあるなら早く涸沢に行かないのは人生の無駄遣いですよ。

【距離と日程、繁忙期】

通常の体力がある方(健康な30代)なら1日で涸沢まで到達できると思います、距離は20キロメートルを超えていますが「一日の遊び」として考えればまあまあの遊びです(序盤はフラットですし、記憶にある「やまのぼり」とは違って涼しいので歩けるはずです)。

“もう少し余裕を持ちたい”ゆっくり楽しみたいのであれば「横尾山荘」でワンステップ(一泊)するのが高齢者のツアーなどで良くあるパターンです。

涸沢は夏でも薄手のダウンやフリースが必要ですが、秋は「地上の冬同然」と考えたほうが良いでしょう、また紅葉の時期は非常に混雑する「紅葉の名所」になりますので、まずは夏に行かれることをおすすめします。


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