そういうわけで前回でジャンダルムの頂点には到達してしまいました。
次は奥穂高岳、そして奥穂高山荘へと通過していきます。
さて、ひとまずジャンダルムのピーク(頂上)から降りて奥穂高へと回る道へと進みます。
天狗岳あたりから徐々に『離合』(すれ違い)通行が出てきますが。
このあたりは、奥穂高から『ジャンダルムだけアタック』の人が多いため特にすれ違いが多いので注意が必要です。
すれ違いをする場合は基本的に山側に立ってしっかり『確保(この場合岩などをつかむ事)』をして動きを完全に止めて対向者を通しましょう、動くと対向者を『突き落とす』可能性があります。
ここから『ロバの耳』さらには『馬の背』と呼ばれる有名な難所『ナイフエッジ歩き』があります。
ジャンダルムの脇を抜けてしばらく行くと、またやや平らになった場所にぶつかります。
ここで最後の2難関に向けて少し息を整えます(12:40)。
ロバの耳、ここも結構な岩場ですが、天狗岳よりははるかにマシです(ちゃんと歩けます)。
問題はその先にある『馬の背』です。
馬の背の『ナイフエッジ』は『ナイフエッジの横を張り付いて進む』とか『ナイフエッジを乗り越える』とかそういうものではなく『ナイフエッジの上を最初から最後まで進む』というナイフエッジだったのです。
私のこれを見たときの感想は『マルはあかんやろ、せめてサンカクやろ』というものでした。
最後の最後まで恐ろしいものを見せ付けてくれます、さすがジャンダルム!!
ほとんど這いずりながら(ナメクジがナイフの上を進む実験の気分でした)最後の難関も越えました。
まあ這いながらも、左右は晴れ渡り空を渡るような気持ちよさもあったのですが、やはり立ち上がる事は・・・・・・とりあえずはやめとこうとw
体力的には苦しさを感じる事はありませんでした、ゴールは目前です!!
しばらく、みんな呆としていました。
良い日、良い天気、良い一日でした。
次回は、「後日」奥穂高からの脱出編です!!
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