雑記「AbemaTV 百田新党・日本保守党番組の感想戦」

AbemaTV「百田尚樹「今の自民党は大嫌いだ」日本保守党って何だ?独自の政策」

そういうわけで、近年トミに進歩政党化している自民党とは距離を取りたいポジションから、AbemaTVで放映された「百田尚樹「今の自民党は大嫌いだ」日本保守党って何だ?独自の政策」について感想を述べます。

(動画はこの記事の最後にリンクを貼ってあります……ちなみに僕自身の政治的なポジションは地方自治と衆議院では維新、参議院などの全国比例があれば日本保守党に投票するかな?という傾向です)。

最終的にどこを目指すか?

これについては難しい事を言い過ぎたと思います、わかりやすい発言が日本保守党の信条だと思いますので「やるからには当然最終的には政権を狙います、ただ現実的には即座には到底無理でしょう。ですから、政権に影響を与えられるようなポジションを狙います。これなら議員数は限られていても実例はある。明治維新も成功したのは国民の中で……例えば吉田松陰は小さな私塾の先生です……議論を広げ、共通認識を作っていたからです。丁寧に正論を発して議論を広げ、信念を実現していきたい」というような発信をすべきだったのでは?と思います。

「蟻の一穴論」について

LGBT理念法が「蟻の一穴」になって日本の文化や生活を脅かす可能性があるという論は僕は理解はできますが、「理念法から罰則がついた」事例はそんなに思いつかないので「左翼のセオリー」と断定するなら事例を紹介するほうが良いような気がします(同和解法運動なんかで事例があるんでしょうか?)。

まあ、例でいえば東京都で「女性の権利活動予算」がNGOの食い物にされている事例などを紹介するのが良いのではないかと思います(この場合は「後から罰則がつく」とは言わない方が良いと思います……「変な予算がついて変なNGOが跋扈する」というので十分これらの法律の非公正さが一般の国民に理解できるでしょう)。

どちらかというとプロセスについて掘るべきでは?

さらに言えば「結果が良いと誰かが思えばプロセスが無視されて良い」のであれば、誰かが「中国が横暴なので日本が専守防衛を捨てる」というような法制もLGBT理解増進法のように通して良いのか?というような問いかけがあっても良かったかもしれません(プロセスを軽視するのは左にも右にも危険な事です、そして「極端な行為」を改めたい保守党らしい主張です)。

……あとYouTubeでは思いとどまったとしていた「ハゲへの差別を禁止する法律なんか作りまっか?」という問いかけはすべきだったのではないかと思います(わかりやすいよね)。

指摘にあったように、LGBTが投獄されていたような欧米とは事情が異なります(彼らがこういった差別をやめたのはつい最近で、有名なところではエニグマ暗号を解くウルトラ計画に参画していた天才科学者のアラン・チューリングも1952年に有罪になって化学的去勢を行われています)。

日本ではLGBTだけ特別扱いにする必要はないはずです(それよりも学校でのいじめ禁止などのほうが優先順位を高めるべきだと思います)。

「極端な」レッテリング

驚いたのは佐々木俊尚氏の突然のレッテリングです「極端」と言い切ったのは驚きました。

そういう極端な事をするキャラクターの印象がなかったのですが、最終的には司会にもたしなめられていたのは結構意外です。

歴史観について

「世界の自覚」問題については日本人はくそ真面目なので、もっと俯瞰して「教えてあげる」べきではないかと思いました。

「戦争が起こった経緯……日本がやってしまったこと」との発言が宇佐美氏、佐々木氏から相次いだが有本さんが指摘した通り「日本が悪いことをした」という認識は不要で有害です。

有本さんが指摘した通り「そんな前提に立っている国なんてほとんどない」のです(最近のイギリスがちょっと例外的にある気はしますが)、過去は反省し次に活かせば良いのであって、いつまでもお互いに言いつのったりすべきではないでしょう。

お互いの歴史はたたえあえば良い

宇佐美氏が「日本がフィリピン解放のために戦ったなんて言うと殴られる」という発言がありましたが、そんなことは言う必要はありません。

日本兵はアジア解放の大義を信じフィリピンを占領していたアメリカと戦った、フィリピンはその後独立を果たし世界に民衆の力を示した素晴らしい歴史を紡いでいる」とでも言えばいいでしょう。

(日本国は国家の生存を脅かされた事で「開戦やむなし」と意思決定しましたが、大義も同時にありました……国際連盟で差別撤廃を提言し、国際的な公正を訴えたのは自身が黄色人種であったというのももちろんあるでしょうが事実です……そして、兵は大義を信じ戦ったものが大部分だったでしょう)

お互いの歴史はたたえあうものです。

世界大戦は当時の世界情勢と各国の不信やミスで発生したもので、敗戦国だけの責任だというのは無理があります(当の戦勝国である共産主義国家ソ連が様々な活動で相互の不信を煽っていた(ヴェノナ 解読されたソ連の暗号とスパイ活動)のはほぼ確実な事実です)。

少しだけ歴史を紐解けば、米国の「日本への中国大陸からの撤退要求」やそれに続いた「石油の禁輸措置」はちょっと無茶な話です、石橋湛山は「アメリカやヨーロッパとの付き合いのほうが大きいのだから、満州なんて要らない」と指摘していて、それも事実かと思いますが「民主主義国の政治家(当時の日本は立派な民主主義国です)」がそれを決めるのはちょっと無理があるでしょう……ただ条件を付けて撤退するふりをして、アメリカと共同利権にするような方向で交渉を進めることはできたかもしれません……ま、この辺りのIFは語り始めるとキリがないのでこんなところで。

動画はAbemaTVなら最後まで見れると思います。


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