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超初心者登山の技術『スマートフォンGPS活用方法』【緊急対応技術】

山におけるスマートフォンのGPSアプリの活用法の基本の一つ・・・・・・しかも『かなり大事な一つ』が『地球上どこでも現在地をほぼ確実に知る』事があります。

 

GPSは衛星からの電波を受けて座標を算出するので、文字通り『地球上のどこでも(地下とかはダメですが)』自分の場所を確実に把握することができます。

 

これは『座標』によって示されます(緯度と経度という二つの数値で示されます)。

 

【緯度と経度】

緯度(北緯)は、赤道から「北に何度の位置にいるか?」を示す数値で角度です(0度『赤道』~90度『北極点』)

経度(東経)は、基準になっているグリニッジ天文台から「東に何度の位置にいるか?」を示す数値でこれも角度です(0度『グリニッジ天文台』、35度くらい『東京』、35.4138度『千代田区』、88度くらい『インド=カルカッタ』)

正確に場所をさす場合は、より細かい角度を示す必要があります、例えば成田空港であれば「北緯=35.763983/東経=140.384643」というように表記されます、これくらいの細かさで指定すると、建物の場所まで確定できます(これであれば成田空港のターミナルのど真ん中の建物を示しています)。

 

『座標の確認』は多くのGPSソフトで可能ですがiPhone用のZwiseGPSでは以下のような手順で確認することが可能です。

見るだけならほぼ何もする必要はない。

見るだけならほぼ何もする必要はない。

 

【緯度経度のコピーと送信(iPhone+ZwiseGPS)】

さて、この緯度・経度ですがこのような方法で簡単にコピーできます。

緯度・経度を長押しして「コピー」をタップするだけ。

緯度・経度を長押しして「コピー」をタップするだけ。

緊急時にはこれをメールなどで家族に送信しましょう。

 

【メールで送るには】一度ホーム画面に戻って、メールソフトを起動して、『本文』部分を長押しして「貼り付け」または「ペースト」を選んでください、本文にコピーした内容が貼り付けられます、後は通常通りに送り先を指定します。

 

家族はあなたがどこにいるかをほぼピンポイントで知ることができます(警察などに伝えれば救助が早まります)。

【緯度経度のコピーと送信(Andoroid+地図ロイド)】

地図ロイドでも座標送信。これも簡単ですが、いざというときに送れるように(ひらめくように)2~3度使ってみましょう。

地図ロイドでも座標送信。これも簡単ですが、いざというときに送れるように(ひらめくように)2~3度使ってみましょう。

 

【誤差への対応】GPSの座標計測には『誤差』がつき物です。ですから余裕があれば、2回から3回座標を送るべきでしょう。「念のため同じ場所から3回送りました」などの本文をつければ、意図は理解されるはずです。

【緯度・経度の送信ができる事の重要性】

なぜ、この「現在地」情報を送る方法が重要かというと、画像や、地図などの情報をやり取りするには「それなりに電波が届いていないといけない」からです(電波の状況が微妙な場所では、画像などを送信するのに時間と電池を大きく使用します)。

 

その点この『緯度・経度』は『文字』なので、画像や地図の100分の1以下のデータ量でしかありません、電波が悪くてもほぼ一瞬で送信することが可能なのです。

もちろん『まったく電波のない場所』ではダメですが、日本国内では多くの山の「尾根」や「頂上付近」では電波が入ることが多く(但しSoftBankは微妙ですが)、ちょっとした「文字のメール」なら送れてしまうことが多いのです。

 

もちろん、お持ちの地図に重要なポイントの緯度経度や大体の目盛りを入れておけば、あなた自身も大体の位置を知ることができます、これは携帯電話の電波などに頼らない伝統的で確実な方法です。

 

 


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