そういうわけで、今日からは(飛び飛びになるかもしれませんが)「秋から始める登山カレンダー(前編)」「同(後編)」で名前を上げた山域の調査とその結果をまとめていこうと思います。
今回は第一回「曽爾高原」です。
【曽爾高原の概要】
曽爾高原の概要はこんな感じ!!
静かな曽爾川の流域に開ける曽爾村。
奈良県の東北端に位置し、三重県境に接する村です。
村の大半を占める山地は室生火山群に属し、西側の岩肌もあらわな鎧岳、兜岳、屏風岩などの珍しい柱状節理の美景は国の天然記念物に指定されています。
また、東に位置する倶留尊山、亀山、古光山などのならだかな山々とその山麓に開ける雄大な曽爾高原一帯は室生赤目青山国定公園に指定されています。
村内は南部を国道369号が横断し、中央を流れる曽爾川に沿って走る県道名張曽爾線は、香落渓から三重県名張市に通じ、また、県道赤目掛線によって赤目四十八滝に通じています。東京から約4時間、大阪からは約1時間50分で訪れることができ、京阪神からは気軽に足を伸ばせる絶好の高原リゾートです。
曽爾高原には複数の山域がありそれぞれ魅力的な景色が揃っていそうですが、今回は「秋」の予定です。
有名な「すすき」を見たいので山域としては「曽爾高原(亀山)」を選びました。
【ルートWEB調査】
WEB調査でルートを選ぶ場合Google検索で「曽爾高原 登山」や「曽爾高原 ハイキング」などでトップページに出てくる”有名(初心者向け)”コースを選ぶようにしましょう、地元の観光協会など(このページは地元の商業施設がスポンサーかもしれません)がすすめていて、登山記録などもあると安心です。
ルートとしては少しイージーですがここで紹介されている「曽爾高原大好きコース」を少しアレンジして使う事にしましょう。
一応「登山」を希求するわけですから亀山にプラスして「もう一つのピーク」二本ボソまで「縦走する」形にします(もう一つ先の倶留尊山に入るには入山料が必要なのでパス!!)。
葛(かずら)バス停から高原まではザックリ1時間、「東海道自然歩道」を歩いて高原まで進みます。
ちなみにマイカーであれば青少年自然の家の手前の有料駐車場、あるいはファームガーデンの駐車場に駐車することができます。
高原に出ると基本的に「見通しの効く範囲」を歩く事になりますから迷子になる事はないでしょう、ストレス無く山を楽しんでください(笑)
(散策コースもあるので小さい子供にも向いています、ただすすきは結構な背があるので広場以外では目を離さないように)
【WEB調査】
GoogleMapで地域を検索し「航空写真」モードに変更すればかなり多くの情報を得る事ができます。
今回は「必要が無い」とは思いますが地図は持っていって『地図と道』『地図と山の形』をきっちりと合わせて行動をしましょう。
(→印刷用の地図「曽爾高原(曽爾村)」(A3PDF)はこちら)
ルート的には心配するところはほとんどありませんので逆にゆっくりと経験値を積んでいきましょう。
【障壁はアクセス?…時間を決める】
「大阪(梅田)から車で1時間50分」というのは葛城山からみると倍ぐらいの距離ですね。
近鉄電車では名張駅からバス(45分)になっています。
アクセスがかなり大きな障壁になりますね!!
「大阪→名張」というような電車移動はまあ問題ないと思いますので、まずバスについて考えて見ましょう。
【WEB調査】
検索で「曽爾高原 バス」などと調べれば大体は情報が出てきますが地元のバス会社の情報しかないとなかなか見つからないケースもあります(今回は検索トップの「曽爾村へのアクセス」ページの下部にまとまっていました-【抜粋】曽爾村休日祝日ダイヤ)。
曽爾村へ朝着いて、3時間ほど行動し、最後に温泉に入るとすると4~4.5時間ほどは時間が必要でしょう。
「まずは最速のスケジュールで」
上の電車の乗り換え検索も「8時前名張着」で検索していますが初めのバスは「名張駅西口8:05発→葛8:44着」となっています。
帰りのバスは「太良路14:21発→名張14:58着」という予定になります(これが午後最速です)。
曽爾への滞在時間は6時間強(8:44~14:58)になります。
少し余裕がありすぎるので(温泉以外に2時間近くも遊ぶ時間があるのは少し長すぎるのではないでしょうか?)、『行きのバス』を一本遅らせて「名張駅西口10:05発→葛10:44着」で曽爾を訪れても時間は十分にあるでしょう。
……ただし臨時バスの出る10月11月以外は14:21分の帰りのバスを乗り過ごすと17:00までバスがありませんのでご注意ください。
【夕暮れを見るなら、マイカー・レンタカー】
曽爾高原は夕暮れでも有名で駐車場も整備されています。
こちらを活用しても良いでしょう。
10月は16時頃から夕暮れ、11月は17時前からが夕暮れ時になります。
この場合、自動車を温泉「お亀の湯」に置いて、15時ごろから歩き始めるとちょうど良いと思います(明るいうちに山頂に着いて、下り始めると徐々に夕暮れになっていくでしょう)。
レンタカーにする場合は奈良で借りれば(格安レンタカーなら3000円位で借りる事ができます)ムダも少ないのではないでしょうか?
奈良から1時間30分で曽爾高原ですから、13時過ぎに借りて、レンタカー会社の営業時間終了の20時までには十分に帰る事ができるでしょう(「お亀の湯」も20時までは開いています)。
そういうわけで「曽爾高原(亀山=二本ホゾ縦走)」ルートはこんな感じでした!!
「迷うところの無い」安心なルート、「視界も広く景色が良い」すすき野原を見下ろす曽爾高原ミニ縦走ルートは始めの一歩として
(→印刷用の地図「曽爾高原(曽爾村)」(A3PDF)はこちら)
【WEB調査】
WEBでルート調査をする場合はルート自体の危険度もさることながら、移動方法と「登山口」について確認する事が重要です、『登山口が発見できず、登山自体が始まらない』というのは結構ある失敗(僕もあります、冷や汗モノ)です!!
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ピンバック:「美しい秋、急峻な低山」曽爾高原のレポート(交通事情・登山事情) - Campsite7