雑記「情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記(Kindle版)」が50%OFF

そういうわけで、サイトの中身とはあまり関係ありませんが良い本が「Kindle本50%OFFセール」で安くなっていたのでご紹介します(超初心者向けカレンダーの各山域のガイドは……時間かかってます!!鋭意準備中です!!)。

 

ジャン!!「情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記」(Kindle版-パソコンやスマホでも読めます)です。

(ちなみにこの本と対をなす「政府の事情」を紹介しているのが「お役所仕事の大東亜戦争」です、現場を覆う「官僚主義」がはるか昔から日本をダメな方向に導いていったかがよく分かる本です)

 

【本の紹介と感想】

この本は「固定化された官僚組織」が如何に「情緒的な(無根拠な)」に行動し、敗北するかを描き出した本です。

おそらく多くの日本の組織で見られる「ビョーキ」がすでにこの段階から発症していることに気づくと思います。

【大蔵省】陸海軍は官僚主義の元で「予算獲得競争」を演じていた。

実は「ハンモックナンバー制度」などの『超学歴偏重主義』人事で支配されていた『軍』は「ずぶずぶの」官僚組織だったのです。

 

本書内では「米軍は一線部隊に厳密なローテーション制を引いていたが、日本軍は制服の更新さえ検討されていなかった……」という事が繰り返し示されます。

 

日本の「固定化された官僚組織」は『ブラック企業』のような組織を作り出しますがそれは『新しい現象』ではなく、「この時代にはすでにそうだった」という事がよくわかります。

 

そしてその末路。

僕はブラック企業の問題は「弱い事」だと主張していますが、「官僚主義(ブラック企業)」の現場への無関心と前例主義は結果として『工夫と知恵の弱体化』につながるので『弱い』のです。

 

「天国に行くためには、地獄への道を熟知することである」とはマキャベリの言葉ですが、この本には「地獄への道」それも「日本が歩んだ地獄への道」を現場の目線で書き取ったものです。

 

それだけでも日本人であれば読むべき本ですが、それと同時にこの環境の中で著者である堀栄三氏が「マッカーサー参謀」と呼ばれるほどマッカーサーの作戦行動を予測ができた手法の記録でもあります。

(最後は自衛隊時代のドイツ駐在時の情報活動の記録も少し入っています-『参謀』は本来的に戦場の情報を収集し将軍の立案する作戦を実現するための補佐をする役割です)

【緑の海】米軍参謀本部は地勢分析を適切に行いジャングルに覆われたフィリピンの特性を適切に把握していた日本軍はこの点でも「前例通り」展開し苦戦した。

最終的にはこの知見を戦術解説書「敵軍戦法はやわかり」という形で配布し、事実その後の硫黄島、沖縄戦では日本軍は健闘します。

 

もちろん最後は「政治(経営)の失敗」を「現場(参謀)の慧眼」で覆すことは出来ないのですが、限られたヒントから敵の作戦行動のパターンに「気づく」方法の実録は参考になるでしょう。

 

【蛇足「なぜこんなことになっちまったのか?」】

この「日本の官僚組織の固定化」は1932年(昭和7年)以後数度あった「文官分限令改正(公務員の身分保障制度)」によってより強化されていきますが、結局のところそれが悲惨な結果につながっていきます。

【混乱を伴った繁栄から整然とした衰退へ】世界の五大国にまでなった日本はその後の世界恐慌への対処を誤り「全体主義」ドイツとの同盟を選んだ。(画像は好況に沸く大正の東京の錦絵)

カエサルの言うところの「最悪とされることも、始まりは善意からであった」という言葉の通りこの「悪法」も政党が入れ替わる度に「知事」などの高級職が入れ替えられるために起きる『混乱を防ぐために実施された』ということには注意が必要です。

(軍のところで書いた「ハンモックナンバー制度」という謎の制度もそれまでの「薩長閥の横暴」を押さえるために「卒業成績で出世も決める」というある意味では「実力主義」として定められたのです)

 

情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記」は悲劇の本ですが、繰り返すように「天国に行くためには、地獄への道を熟知する」必要があるのです、全てのビジネスマンにおすすめします。

 

そしてこの「日本史最大の悲劇」に至る一連の歴史については「お役所仕事の大東亜戦争」を読みましょう!!

 

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