コラム「山岳用語集のまとめ」

僕が研修をするときに大事にするのが「用語説明」です。

『誰もが認める専門用語』はまだ良いのですが「当たり前に使われている用語」は『実は特殊な意味や解釈』がある上に、誰も説明してくれないという厄介な要素です。

【アイゼン】本来なら「シュタクアイゼン(独:登攀鉄)」の「鉄」の部分が抜き出されてしまった和製用語、「クランポン(英仏:カスガイのクランプの変形語?)」とも説明される。

【アイゼン】本来なら「シュタクアイゼン(独:登攀鉄)」の「鉄」の部分が抜き出されてしまった和製用語、「クランポン(英仏:カスガイのクランプの変形語?)」とも説明される。

特に山岳用語は「英独仏」語が入り乱れていますのでそれらの混在もあり、意外と難しい、知ったら面白いかもしれない世界です。

 

まあ、というわけで「暇つぶし」程度に一度山岳用語集を眺めてみても良いのでは無いでしょうか?

(この先のルンゼがまだ凍っていて、慎重にトラバースする必要がある…なんて助言をされた時には「暇つぶし」が命を救うことになるかも?)

 

【標準的に使える「高地鷲尾登山会 登山用語集」】

【登山用語集】まさに辞書だ。

【登山用語集】まさに辞書だ。

網羅度と解説、図表のバランスが良く一番使えると思われる(俺主観)のがこの「高地鷲尾登山会 登山用語集」ですね、読んでいても面白いことが良い辞典の秘訣とするならこの用語集はその要訣を抑えていますね。

 

【アイゼン】Steigeisen{G} climbing irons{E}【クランポン】crampon{F}【かなかんじき】

固い雪や氷の斜面を登降するときに、滑り止めのために靴に付ける鋼鉄爪つき金具。材質はクロムモリブデン鋼やチタンなどが使われている。正しくは【シュタイクアイゼン】。Steing[山路] eizen[鉄]。ロシア語では【コーシカ】(猫)という。
?!氷壁やかつらをむさぼり愛すること!?
アイゼンの爪は【ツァッケ】といい、10本または12本が標準。12本爪アイゼンで、前方向に飛び出した2本(または4本)の爪をけづめ【蹴爪】【前爪】【フロントポイント】という。また、このタイプを【出っ歯型アイゼン】{s}ともいう。前爪の2本が水平になった【横爪】と垂直になった【縦爪】【バーティカルポイント】がある。⇒ピオレ・トラクション。
爪の数が6本または4本程度のものを【軽アイゼン】といい、夏の雪渓などで使う。アイゼンの裏に雪がつくのを防ぐための、ポリプロピレンなどでできた板を【スノーシャット】という。
アイゼンは、もともとチロルの猟師が使っていた伝統的な道具だったが、初期の登山ではあまりつかわれなかった。1910年にエッケンシュタイン(Oskar Eckenstein 英)が折り畳み式10本爪アイゼンを発明して、たちまち登山界に広まった。

 

【登録型辞典「Wikipedia」「山どんの資料室」】

wikipedia

【Wikipedia】一般的な辞書

網羅性では「Wikipedia」でしょうか?

普通の辞書なので素っ気ないのですが、用語が増えていくという可能性は感じます。

アイゼン

氷や雪道を歩く時、靴底につける金属性の爪のこと。語源はドイツ語のSteigeisen(シュタイクアイゼン)の略。

 

【山用語】網羅性は高い。

【山用語】網羅性は高い。

これも登録型ですが、管理者の管理で行われている「山どんの資料室 山用語」

手作り感はあって非常に網羅性が高い!これも面白い用語集です。

アイゼン あいぜん Steigeisen(独)

滑る雪面、氷面を登降するときに使用し、登山靴の底面に付け、滑り止めの爪のついた金具。ドイツ語ではシュタイクアイゼンが正しいのだが日本ではアイゼンと呼ぶことが多い。Eizenは鉄の意。
また最近の英語化の流れからクランポンと呼ばれことも多くなった(フランポンは英語化した仏語)。
アイゼンの種類は、4本爪、6本爪などの軽アイゼン、8本爪、10本爪のスタンダード、前爪を含め、11本、12本以上のアイゼンに分かれる。10本以上のものは、爪の角度により、縦走用、氷壁用、ミックス用に分かれる。また、アイゼンを登山靴に装着させるのに、紐式とワンタッチ式がある。材質は、クロームモリブデン鋼が多く、チタンやアルミ製も存在するが前者は軽量・耐食性に優れるが高価であり
アルミ製は主に氷河トレッキング用もしくはスキー・スノーボーダーのバックカントリーのアクセス用で岩稜で使用すると爪が曲がってしまう。
良く知られるメーカーにグリベル、ペツル、シモン、カジタックス等がある。
【同義】⇒クランポン
【分類】⇒3440:装備・雪山

 

【クライミング関連「レスキューのための登山用語集」】

ちょっと毛色は違い、一般登山者とは近くて遠い存在のクライマー向けの山岳用語についても用語集があります。

【実践的】用語集ですが助言が豊富!!

【実践的】用語集ですが助言が豊富!!

「レスキューのための登山用語集」は用語説明にもかかわらず助言が実践的で「さすがレスキューのため!!」と納得する内容です、挿絵も全て実写でまさに「基本を学ぶ用語集(ただしクライミング)」と言えると思います。

■ カラビナ(Karabiner)

さまざまな用途があるが、端的にいえばロープやハーネスあるいはスリングや登降器を簡単に脱着させるためのゲートの付いた金属製の輪のことをいう。用途や形状により数多くの種類がある。

ゲートの曲がったカラビナ(ベントゲート)は、クリップしやすい代わりに、ロープが外れやすい欠点があり、フリークライミング(ウォール・人工壁)専用であって、アルパインやレスキューでは使用しない。レスキューでは安全環付カラビナ(ロッキングカラビナ)を標準とすべきだろう。支点に利用する場合には、二個逆向きに併用することをメーカーは要求している。

ツイストロック(オートロック)式のものは、片手だけではロープをクリップできないという欠点はあるが、スクリュー式と違ってロックをし忘れる心配がない。「ムンターヒッチ」などのロープの流れによって、自然にスクリューが逆回転してしまうといった危険性もない。ただしツイスト・ロックといわれる物の中には、冬季、手袋のままでは操作しづらく、スプリングを使用した構造は湿雪が付着し凍結した場合に作動しない恐れもある。

スクリュー式は意識して安全環を操作する必要があり初心者が使用した場合、安全環の操作忘れでゲートが開きっ放しになる可能性はあるが、片手で操作できてスクリューを引いておけば普通のカラビナとしても使用できるメリットがある。

また安全環自体は極めて薄い構造で80~100㎏f(0.8~1kN)の横荷重で簡単に破壊されてしまう。エイト環が捻れて体重を掛けた瞬間に破壊された報告もある。単にこれを使用すれば100%安全というわけではない。HMS型カラビナ(洋梨型)は大きくて、ロープが入れやすく有利。

 

逆に「もうちょっとサラッとした」感じだと「最新クライミング用語集」が山と渓谷社の提供なので読みやすく面白いでしょう。

ただし「カラビナ」なんて項目は無いのであくまでも「最新(ただし2009年当時)」の用語集になっています。

 

 

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