そういうわけで、昨日の続き雲ノ平縦走二日目!!
翌朝は少雨のスタート!!富山湾もクッキリで薬師岳の山頂も見えていました。
……天候は行きつ戻りつの1日になってしまったのですが、朝は希望に満ちて「薬師の山頂も行ってみる?」「我々は悪天候でわざわざピークなど踏まない!!」(これは今回の山行のキャッチフレーズになりました)というようなことを話しながら黒部五郎小屋への長い道のりを歩き始めました。
黒部五郎小屋へ雨の縦走
雲の平縦走‐2日目「薬師岳山荘から黒部五郎小屋」 / Yosio_DMZさんの北ノ俣岳(上ノ岳)・赤木岳・太郎山(富山県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
黒部五郎小屋までのルートは今回のルートの中では一番距離が出るコースです。
天候さえよければ最高の景色の中を楽しめるルートになるはずですが、さていかがでしょうか……
まずは薬師岳山荘から、太郎平小屋へと下山していくことになります。
なかなか悪くない天気に見えます、太郎平小屋も見渡すことができる感じで将来に希望を持てる感じです(笑)
行きには何やらわからなかった雪渓も全貌があらわになっています。
道が崩れてしまっている部分もスッキリと見えて……まあ、仕方ないですね(笑)
途中キャンプ場では水場で水を補給します。
太郎平小屋では休憩です、この時間にはまだ小屋の名物ラーメンなどはサービスが始まっていませんのでベンチを借りて薬師岳山荘の弁当をいただきました。
雨に風、不穏な稜線歩き
……まあ、大気の状況は不安定な状態が続いていて、大雨にはならないまでも、小康→強風で雨雲の中を歩き続けるような状況が続きます。
昨日は「ポンチョで快適」とか言ってられたのですが、稜線歩き突風で無理!!
高山の稜線歩きは悪天候下では体温が下がることでの凍死リスクもありますから、超初心者登山の「はじめに」でも言っているように「夏山でも春秋装備(フリース等)」と高性能な雨具を持っていることが非常に重要になります。
太郎平小屋から太郎平岳のあたりを抜けて木道を進んでいきます。
この辺りはまだ歩きやすい道ですが、流水によって木道や道は大きく流されている部分があります。
北ノ俣岳山頂から赤木岳あたりを進むところでは再び雲の中へ……
ここらあたりからはなかなか歩きづらい道が続きます。
この辺りが上の動画と同じ感じでビュンビュンと風が吹き続けているところです。
黒部五郎岳からカールへ下る
黒部五郎岳でも「俺たちは悪天候でわざわざピークには行かない!!」と潔く(笑)下山路に進みます。
黒部五郎カタからカールへ……カールは名の知れた名所ですが、ここも雲の中です。
ただしここからは黒部五郎岳が風を遮ってくれて、ようやく人心地がつきました。
雲の中を歩き続けますが、巨岩奇石の間を抜ける幻想的なウォーキングとなります。
まあ、これはこれで悪くないのですが……(ため息)
最後は森の中を少し抜けて「カール(雪に削られた巨大な窪み)」のフチを乗り越えて外へと出ていきました。
カールの中は雪解け時期には「雪崩の巣(巨石も転がる)」となりますから、涸沢のように巨大な岩塊の上などでなければ小屋(涸沢ヒュッテ)を建てることはできないのではないかと思います。
……カールから数分離れた平原にうっすらと小屋が見えてきました。
ゴールです!!(ここの越冬ビールはアサヒ!!)
久々に「マスク必須」と言われて驚きましたが、越冬ビールを楽しみながら機嫌よい午後を過ごしました。
休憩に食堂を借りられるのですが、ゴーゴーとストーブを焚いてもらえました。
暖房をかけて冷えたビールを飲むという贅沢空間……最高です!!
夕食には蕎麦も出ていろいろうれしい黒部五郎小屋の夜は更けていきました……
……あ、一つだけ!!
ここではSoftBankの回線は通じていますが、NTT Docomoだとかは三俣蓮華岳方向へと15分登らないと通じません、僕は到着報告のために上がってきましたが、結構大変な道なのでお気をつけて!!
明日は、黒部源流!!そして雲ノ平だ!!
人生の楽しみをあなたのすぐそばのフィールドで!!
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ピンバック:雲ノ平縦走‐3日目前半「黒部源流を経て雲ノ平」へ - Campsite7