雑記「野山に持っていくクーラーバッグの工夫」

野山に持っていくクーラーバッグ

山に持ち出す「飲食物」を「冷やす」工夫をするのは非常に効率的です。

温度の低さというのは「熱エネルギー」になりますが、この熱エネルギーは重量はほとんど「ゼロ」で、うまい工夫をすれば数十グラムの負担(使うのは知恵くらい!!)で、「かなり大きな熱エネルギー」を保持することができます

マイナスの熱エネルギーではお湯を沸かすことはできませんが、体温や打ち身などの患部を冷やしたり、食品を新鮮に(つまりビタミンなどもより多く)保つことができます

100均のクーラーボックスも単にシルバーの保冷シートを組み合わせるだけでなく、サイドウォールを強化したものなども出ている。右は以下で使い方を説明する保温シート。
【二重化】100均のソフトクーラーバッグ、このように外壁をナイロンシートで補強したものなども出ている。保温シートで内容物をさらに包むと効果的。

基本的には大きい方が有利

なお、こういう「保冷・保温」の注意点としては、『より大きい容器のほうが効率的である』ということです(これは冷蔵庫なんかでも同じです、大きな冷蔵庫のほうが省エネ達成率が高いのです)。

したがって可能であればより大きなバッグを用意したほうが良いです。

大小のバッグの比較
大小のバッグの比較

100均のバッグには3つの問題があります、これはカバーしたほうが良いでしょう。

一つ目は「小さいこと」これはできるだけ大きなバッグを探しましょう。二つ目は密閉が不十分な場合があること、三つ目は断熱シートが弱すぎる(薄すぎる)ことです。

密閉が不十分なことについては意外と大きな問題になるので、テープなどで目止めをして、ビニール袋などで全体をくるんで空気の出入りを止めてしまいましょう。

三つ目については・・・・・・まず弱いかどうかは1日ザックに保冷バッグを入れて歩いてみて、外側に『結露(水のしずく、濡れ)』があるかどうかで判断できます。

完全になくすことは難しいですが、ビッショリとぬれてしまうほどだと『冷気が完全に貫通してしまっている』証拠です。

二重にすると効果は二倍以上になる

時期(気温)によって異なりますが、真夏などに100均のクーラーを使う場合は、同じく100均で売られている、保温シートなどでバッグの中身をもう一度包んで、二重にすると大体は解決します(こうすると密閉が甘い問題についてもある程度解決します)。

『保冷剤は使わない』

保冷剤は食べることの、飲むこともできません。最初から最後まで「おもり」になってしまします。

ですから、保冷剤は「水」や「チューハイ」、「食品」などの一部を『冷凍』して持っていきましょう(他のものもバッグに入れるものはあらかじめ冷蔵庫に入れて冷却しておきます)。

……まあ、自動車なんかで移動するならより多くのマイナス熱エネルギーを保存できる氷点下保冷剤を使うというのは一つの判断ですが、野山に「もっていく」程度のサイズではない方がいいでしょう。

また、『冷凍の時間』も問題です。
実感としてわかるかとも思いますが、同じ「氷」でも『凍りたてのこおり』と『ガチガチの凍り』では持っているモチが違います。

山に持ち出す場合は時間をかけてガッチリと凍らせましょう(ちなみによくされるように「氷に塩」をかけると温度は下がりますが、氷自体の融解は早まりますし、温度が下がりすぎると野菜などには悪い影響が出ることがありますので避けるべきです)。

もって歩きやすい保冷ショッピングバッグ

野山に持っていくクーラーバッグ、基本的には保冷ショッピングバッグを買うというのがいいでしょう。

最近の百円均一ではなかなか良いサイズの保冷バッグが在庫されていませんし、まあやっぱりチャックなどの強度問題などがあって、「外殻」に使うバッグはまともなものを買った方が安心できます。
(山などで「宴会装備持ち運び」バッグにも使えますし)

サーモスの保冷バッグ(10~20L)価格は1000~1500円前後

僕は昨年来写真中央の保冷バッグを上の保温シートで二重にして使っています。

やっぱりサイズが大きいところときっちり密閉してくれるので重宝します!

(畳むと非常に小さくなるので、ショッピングバックとしても普通に実用的です)

・・・また、紹介した『保温シート』で二重にすると更に、冷温が維持されます。

【2室式もどうぞ】

また、ボックスの中に「2部屋~」作るのもおススメです。

大きなバッグの中に、小さなクーラーバッグを入れて、その中を『冷凍庫』にします。大きなバッグには野菜や果物など、強く冷却しないほうがよいものを入れておけばOKです。

【野外生活的には?】

野外生活的に、移動をあまり考えない形・・・・・・キャンプやバーベキューなど長時間アウトドアで食品類を保持する『冷蔵基地』を作る場合はハードなで大型クーラーボックスを使うのが良いでしょう。

クーラーボックスはきちっと設置して、アルミシートなどで「日除け」をつけるのがポイントです。

ちなみにこのジャンルでは釣り用のクーラーはしっかり作られている上に、高品質な断熱を実現しています、椅子にも使えて生モノを運ぶというコンセプト的にそうならざるを得ないのです。
一応安い物も紹介しますが、性能は値段相応に落ちていきます(真空断熱パネルの装着面の数で価格は大きく変わります)。

こういう大型の物は、内部にソフトクーラーを入れて、氷や冷凍物などは分けて(内部で2室に)管理しましょう。

→大型ならウレタンクーラーボックスでも十分に使えるという話も聞きます、安いしね。

可能なら食材をあらかじめ分けて、それぞれソフトクーラーに入れてからタグ「例)一日目 夕食分」を付けておけば食材を安定して保存(保冷)することが出来ます。
「開閉時」はどんな高性能のクーラーでも関係なく熱が逃げるからです。

みんなが頻繁に開け閉めするような物(飲み物)なんかは別のボックスを用意したほうが良いかも知れません。
(まあ、スーパーなんかで普通に「発泡スチロールのトロ箱」をもらってきても良いと思います)

またこの場合は、保冷剤も使用するべきです。いろいろありますが、値段と性能のバランスでLOGOSが定評があります。


人生の楽しみをあなたのすぐそばのフィールドで!!


【基本から!!】このサイトで提供する情報の「基本」は各ページにまとめられています、基礎から読みたい方はページ上部のメニューから、「超初心者登山」「20K自転車」「野外生活」「15min盤競技」の4ジャンルのページにまとめてあります。
このサイトのGoogle広告ユニットはサイトスポンサーであると共に、Googleの考えるおススメの情報を自動掲載してくれるという意味で、コンテンツを補助する情報提供システムと考えています。僕は規約上これらを開く事が出来ませんので面白い商品や記事があれば教えてください!!
ブックマーク パーマリンク.

雑記「野山に持っていくクーラーバッグの工夫」 への1件のフィードバック

  1. ピンバック:雑記「夏の工夫の記事を更新?」クーラーバッグの工夫・真空断熱カップ+α「100均フレキシブル壁面収納」「簡易ミシン」 - Campsite7