コラム「嵐の日、イギリスのEU脱退と大嵐の日本とイギリス」

いやー、そういうわけで予想に反してイギリスのEU離脱が決定してしまいましたね。

【昨日の天気】Tenki.jpは後から天気の動きを再検証するのに便利なサイトです。

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大阪も嵐のような雨、そしてイギリスも大雨の中で投票を終えて「脱退」と。

【大雨の投票】

【大雨の投票日】

 

【脱退か残留か、選択をしたイギリス】

こういう「連邦」に所属する事の是非は簡単ではありませんが、国連を始めとする「ヨーロッパ系の超国家の枠組み」は『あんまり良く無い』印象があります。

【国連】理想主義と官僚主義に揺れる超国家組織

【国連】理想主義と官僚主義に揺れる超国家組織、改革が叫ばれるが……

アメリカ合衆国とは違い、大統領も選挙で選ばれるわけでは無いですし、一応一国家一票というような理念がありながら「常任理事国」の権限を守れるような仕組みもあるという不思議な仕組みです。

 

今回のイギリス脱退問題についてはもろもろの意見もあると思いますが、ニューズウィークでは投票直前に「残留派」「脱退派」双方の意見を掲載していました。

 

『残留派の意見』は現ロンドン市長「サディク・カーン」の寄稿でした。

この寄稿でまず触れられていたのが経済的なデメリットについてです……「離脱派は経済的な根拠を一蹴しようとしている……」から始まり、英財務省、英産業連盟、IMFなどの警告から始まる(実際にはこの倍以上の経済的な機関が並べられていた)主張に触れ「経済的なデメリットがあるからやめておけ」という警告から始まり、最後に「オープンな伝統を守ろう」と触れて終わるという主張でした。

 

「エスタブリッシュメントの警告」……ちなみに和訳では「社会制度」あるいはその制度における「支配階級」、なぜこのカタカナが多用されるかも少し考えるべきですが…

…は当然「一般市民」への警告ですが端的に言えば「お前たちはわかっていないが損をするんだぞ、やめておけ」という主張でした。

 

【脱退派の主張は「カネで主権を売り渡すな」】

さて、では脱退派(本来なら元ロンドン市長「ボリス・ジョンソン」が寄稿していれば良かったと思うけれど)はジャーナリストの「コリン・ジョイス」氏の寄稿です。

【キャメロンvsジョンソン】元々学生時代からのライバル

【キャメロンvsジョンソン】元々学生時代からのライバル

彼の主張は一貫していて「EU」は民主的な構造が無い官僚主導の「エスタブリッシュ」であり(しかも誰もが無能と認めている)、それらに参加した経緯(ECへの参入以来エスカレーターで参加を続けているだけ)にも正統性は無い、というものから始まり、一貫してEUに残留する事の政治的な不当性とそれによって失われている正当な選択の権利とその可能性について述べています。

 

(……ちなみに寄稿の本当の始まりはある女生徒の意見の紹介「私はキャメロンを信用していないので、EUという枠で制約されているのは良い事だ」から始まり、こういった意見や「全世界のエスタブリッシュを背景にした残留派の「カネカネカネ」の脅しには屈するな」というメッセージは各所に挟み込まれていますが)。

そしてその最後にはこの言葉でこの寄稿は締めくくられています…

…「みんなが投票所で自分の胸に問いかけるのは『経済に悪影響があるか』ではない。最後に問うのは『自国の主権をカネのために売り飛ばして良いのか」だ。」。

 

【イギリスは民主主義の殿堂】

僕自身は離脱派の主張は「カネカネカネ」で、脱退派とは「議論のレベルが違う」と感じていました、まあそれでも「これは脱退するだろう」とは事前には思い切れなかったのですが、さすがイギリス人という民度の違いを感じています。

 

キャメロンはこの結果を受けて「辞任」をしました。

イギリスでは伝統的には「民意と明確に反した政権・政治家は辞職し、民意を受けた側にボールを渡す」という「慣例(これを国体、憲法と言います、イギリスには成文の憲法はありません)」を守りました。

 

この国民の決断と一連の政治家たちの動きには「さすがイギリス」と尊重するしかありません。

そしてこの決断が「良いもの」になるか「悪いもの」になるかは世界の経済と、今後の選択の結果によると思います。

【NoRAIN,NoRAINBOW】

【NoRAIN,NoRAINBOW】

とはいえ「リスク」とか「危機」については過大な評価をしないようにしましょう。

今回はサブプライムローンのように「明らかにおかしな債権が破綻した」ような事は今回は無いのです、起こったのは「(ユーロにも加盟していなかった)EUからイギリスが抜けた」という事だけです。

(ただし連鎖して中国方面でなにか問題があるともうひと穴落ちる可能性がありますのでご注意を!!)

【明らかにリスクの過大評価】まあ円も上がったから仕方ないけれど。

【明らかにリスクの過大評価】まあ円も上がったから仕方ないけれど。

 

 

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