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【20K自転車】基本的な自転車の漕ぎ方『座り漕ぎの基本』

『基本的な漕ぎ方』

基本的には『座り漕ぎ』--ツールドフランスより

基本的には『座り漕ぎ』–世界最高峰の自転車レース「ツールドフランス」より

漕ぎ方の前には「キチンとしたポジション(=サドルとハンドルの調整)」が必要です。

ポジションについては、プロにフィッティングを受けてもいいですが。
【調整についての記事はこちら→】このサイトでは「時間をかけて自分で探す」というスタンスではあります。

 

とりあえずザックリとした調整の指針としては……

 

【サドルの高さ】は、ペダルを踏み切った(一番下)時に、ひざが『ほぼ』伸びている状態。『走るように自然に足が回る』ところを目指します。

 

【ハンドルの高さ】は、『サドルよりやや低め』ペダルを踏むときに「腹筋が使えて」楽な高さ。

……これらを小まめに「変えてみて」最適位置を探しましょう(基本はサドルの上げ下げで調整できます)。

サドルの場合は「上下」だけでなく「前後」もある。 ハンドル位置も部品を変えれば変更可能だがとりあえずはスルーで!!

サドルの場合は「上下」だけでなく「前後」もある。 ハンドル位置も部品を変えれば変更可能だがとりあえずはスルーで!!

さて、その上で変速機の使い方でも説明をしていますが、

 

【ペダルの重さ】はママチャリかそれよりも少し『軽い』くらいで走ります。
重くすると筋力はつきますが、平均速度は下がる傾向があり、しかも調整が不十分な場合『身体(主にヒザ)を痛める』可能性があります。

 

『座る位置を前に』

サドルの高さ・前後位置を調整した後でも『座る位置』を変えることで出力の「パターン」を変えることが出来ます。

 

『後ろ気味』が「標準(ランニング)ポジション」だとすれば、『前気味』は「ハイパワーポジション」です。

【前後】ポジションの比較図、「前寄り」はある意味「立ち漕ぎ寄り」の座り方と言える、ちなみに「前寄り」で座ると空気抵抗は増すのでその分もマイナスになる。

【前後】ポジションの比較図、「前寄り」はある意味「立ち漕ぎ寄り」の座り方と言える、ちなみに「前寄り」で座ると空気抵抗は増すのでその分もマイナスになる。

『前気味』に座ると身体が(後ろ気味に座ったときに比べると)直立します。
こうするとペダルを踏むときに『背筋力』も生きてくるため『パワー(トルク)』が増します。

 

しかし、『後ろ気味=前傾姿勢』とは違い「走るように自然に」は足が回らなくなります。
従って『回転数』が出せなくなります。

 

このときギアは重めにします(増したトルクを生かすためです)。

 

そして、ペダルは『カカト寄り』で踏むようにします。
これには理由が二つあります、一つはハイトルクを『つま先寄り』で踏むとヒザから下の筋肉・じん帯に強い負担がかかります、これは故障の原因になります。

 

もう一つは『前気味』に座ると、お尻とペダルの距離が近くなります。
ですから通常通り『つま先(中足)』でペダルを踏むとどうしても足が余ります。

 

なので、カカト側(~土踏まずくらい)でペダルを踏みましょう。

 

『前気味のポジションの使いどころ』

「クライムヒル」のようにハイトルクが要求される場面や、レースなどでの「先頭争い」のような『急加速が必要なとき』に使います。

 

以上が「座り漕ぎ=シッティング」の基本です。

 

 




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