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Campsite超初心者登山イベント「立山Circus」レポ!!(番外編)

さて、そういうわけで風呂とメシだ!!!

立山ヒュッテの露天風呂、特濃の源泉ですが、源温で熱いので水で調整して入ります。

立山ヒュッテの露天風呂、特濃の源泉ですが、源温で熱いので水で調整して入ります。

ヒュッテの温泉(露天)は景色がよく、歩いてきた立山連峰を見渡す事が出来ます。

強風にあおられて心配されていたテントですがどれも倒壊まではいたらず、とりあえず関係者は胸をなでおろして、ヒュッテの温泉へと向かったのです。
 
生ビールなどを飲んでご機嫌です。
 

宮園登山隊 今年の涸沢での食事の様子

宮園登山隊 今年の涸沢での食事の様子

今回の食事は、宮園登山隊で培った技術を活かすべく、鉄板BBQとサラダ、パスタなどを含めた本格的(?)なコースを用意してきました。
 

今回の献立
前菜:ベビーリーフとトマトのサラダと生ハムとクリームチーズ、ドライフルーツ添え
第一皿:ハンバーグとソーセージ、ラムのソテー
第二皿:カルボナーラ
デザート:果物(現地調達のリンゴ)

 

 

「じゃあ、俺たちちょっと先に帰っとくわ」

名曲『神田川』とは異なり、ごく普通に男のほうが早く風呂から上がりビールを飲んでしまったので先にテント地まで戻る事になりました、そしてこれが第二の悲劇の始まりとなります。

 

さて、今回のGPSログ、スタートとゴールに何か不思議な差異が存在しますよね。

スタート地点とゴールが違う、しかも移動時間は19:30頃・・・

スタート地点とゴールが違う、しかも移動時間は19:30頃・・・

思えばこの17:55分が運命の分かれ道だったのです・・・・・・

 

それは僕たちがテントに着いた瞬間にやってきました。

すさまじい雨です。

この日1日の雲の動き、日本海を北上する雨雲が17時ごろから本州へと曲がりこんでくる。

しかも、富山を直撃。

キレットといいこのパターン多いな・・・

キレットといいこのパターン多いな・・・

雨が降り始めた瞬間「あ、これは不味い」と女子テントのほうに向かってしまったので、携帯も使えない、他の装備も無いまま嵐に耐えます(まあ、ほんの2mとなりに自分のテントがあるんですが、ものすごい雨で出る気になりません)。

それまでの雨天情報から考えるとまあ「ひどいのは30分ぐらいだろう」と判断していたのですが、実に1時間ほどの豪雨になりました、次々と周辺サイトも沈没していきます。

 

20分を過ぎたあたりから、ロゴスのテントが(まあロゴスだし)、そして30分ほど過ぎたあたりからケシュアのテントも沈没します。

「これは、女子チームを後で迎えに行かないとなぁ・・・」などと考えながら、突風で変形しそうなテントを寝転びながら押さえ続けます。

上半身はレインウェアを着ていて、マットの上に寝ていると意外と水には濡れないものです。

 

19時過ぎ、風雨が弱まった頃、「そろそろ行くか、でもまだ濡れそう(下半身はウェアなし)だな・・・と」考えていると、傘をさした女子チームが帰ってきました、根性ありますね(^^;)

 

女子チームいわく「ヒュッテで外を見たら、こう(縦に)雨が渦巻いていた」という雨はこうして収束に向かったのです。

 

食事

まあ、僕ももう少し若ければあの後水没したテントで夜を明かしたかもしれませんが、今回は「超初心者向けイベント」なので、こういう事態は基本的にアウト!w

 

急遽山小屋へと避難しました、ヒュッテは素泊まりで6000円!!!

その後、民心(?)を安定させるために速やかに食事の準備に入り、うだうだと言いながら食事を始めたのでした(ちなみに山小屋にはこういう「自炊スペース」が用意されています)。

ははは、でも写真はこのパンパンのポテトチップスしかありませんwww

ははは、でも写真はこのパンパンのポテトチップスしかありませんwww 右のコンロに乗っているのはスパゲティですね。

まあ、その後は無事に朝を迎え、立山駅前の『炊き立ておにぎり』なんぞをほうばりながら大阪まで帰ったのでした。

これが幾多の試練に彩られた、立山サーカスのレポートでしたご静聴ありがとうございました。

雷鳥沢サーカス団のCAMPSITE

雷鳥沢サーカス団のCAMPSITE

まとめ

今回は天気の微妙な『希望』に導かれていろいろな失敗をしています。

結果としてはどの決断も「一番マシ」な結果になっているようにも見えます。

最良の選択は「天気が悪そうだからやめておこう」という事なのはよく言われることですが、数少ない休みをそれで流す勇気のある人はあまりいないでしょう、結局雨でも多くの人が入山しているのが現実です、その上で今回は『なかなか雨は降らない』という希望がなかなか面白い山行を演出してくれました。

 

登山については、チーム全体の力を見て、適切に判断をしました。

『悪天候で行くか、行かないか』が一番「わるそう」な判断です。

『雄山で行くか、戻るか』は、僕の判断ではどちらも同じで、道の状況からすると縦走のほうが良かったと考えています。

 

キャンプについては、みんながばらばらになった瞬間に大雨が降るという「どこかで見てるのか?」というファインプレーにやられました、行動はみんな一緒にしましょう(とはいえ先に戻っていなければ荷物を救い上げる事も困難だったとは思いますが)。

 

本来の計画通り「自分の泊まりたい宿(テント?ヒュッテ?ホテル?)を自分で選ぶ仕組み」にしておけば、それぞれがそれぞれのポジションで楽しめたのではないかと(雨の中から撤退するのも良し、それを上から眺めておくのも良し)思います。

まあテント泊(というかアウトドア全般)というのは、こういう不便は多少あるものです。

 

今回に限った話では安物テントの性能に疑問があるとも思いますが、山岳部のテント(エスパース)は何とかしのぎきったようですが(浸水はあった模様)、他のテントのほとんどがヒュッテに逃げ込んだ事を考えると、まああの日は仕方なかっ たともいえます。

 

こうして見ると限られた休みしかなくても悪天候の可能性があれば山はやめておくべきだ、とも言えると思います。

 

しかしこういう悪天候の中でとりあえず事態をしのぐというのも良い思い出にはなります。

個人的にはヒュッテではじめた『反省会』も含めて楽しい二日間でした。

(ただしあくまでもキャンプ地の話です、雨・風がそろっていたら僕たちも登山はしなかったと思います。)

 

でも出来るなら、来年は是非もっと完璧な晴れを祈念させていただいて、ご報告を終わらせていただきたいと思います!!!(完)

→2014年は晴れてたけど、なぜか「木曽駒に行った」という・・・。
 

半分まで水溜りになっている悲惨なテント

半分まで水溜りになっている悲惨なテント

 
 


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