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超初心者”暑苦しくない”登山計画「涸沢市民-泊まるならどっち?涸沢ヒュッテvs涸沢小屋」2/3

さて、無事に前回の行程をこなしたならあなたは爽快感を伴って涸沢に到達したはずです。

一日目は経験者がなんらかの手配をして豪勢なディナーなどを催せば良いと思います。

涸沢小屋にて。鍋が一枚とガスコンロがあれば鉄板焼き程度なら簡単に楽しめます。
涸沢小屋にて。鍋が一枚とガスコンロがあれば鉄板焼き程度なら簡単に楽しめます。

・・・・・・で!!です。
問題は「涸沢に着いて、どこに泊まるのか?」なのです!!!
涸沢に来る場合”宿泊”の選択肢は3つあります。

【注意】涸沢は谷あいなので現在のところ携帯の電波は届きません。ここから少し上がって2200m以上から徐々につながります。

1)テント泊

「プライバシーが保て、自分の好きなような寝方が出来る、料金も安い」
→大人1人500円 レンタルテントもあります 3人用/5000円 4人用/6000円 ・・・ 他 銀マット/寝袋 各500~200円程度

涸沢到着、"雪と岩"そして高山植物の世界である。
テント場、中央の木造の事務所に料金を払いに行く

2)涸沢ヒュッテ泊

「涸沢の中心、カールのそばにあるヒュッテはその基地のような低い造りと、赤い屋根で”涸沢の象徴”的な存在、360度穂高連山、常念岳を見渡せる。春に雪中より掘り出される事でも有名」

→ 料金 二食付き9500円 素泊まり6500円 個室なし

涸沢ヒュッテ(上部)とテント村
涸沢ヒュッテ(上部)とテント村
涸沢ヒュッテのテラスは屋根の上
涸沢ヒュッテのテラスは屋根の上

3)涸沢小屋泊

「涸沢の北穂側壁面にそびえる、空中の小屋、涸沢全体と奥穂前穂を視野に納め景色良好、冬季も非難小屋を提供している(営業はナシ)、ヒュッテと比較すると小さな施設」

→ 料金 二食付き9500円 素泊まり6500円 個室あり(一室料金 週末休日12000円/平日10000円)

涸沢小屋は結構高所にある。
涸沢小屋は結構高所にある。

正直上の写真と直感で決めてしまえるならそちらに泊まってしまえば良いと思います。

どちらかがすごく良くて、どちらかが悪いということはまったくありません。

涸沢小屋には個室があります、これが違いでしょうが、涸沢ヒュッテも余裕があればそれなりに配慮して寝る場所を選んでくれます。

まあ、「初めてなんで個室が…」というなら小屋に決定です、速やかに予約の電話を入れましょう。

「涸沢ヒュッテ」の食堂はいかにも「アルプスの食堂」というような趣があり、また売店も力を入れています。

テラスで座って団欒をすれば、アルプスのパノラマの中にいる自分に感動する事請け合いです(ただし人が多いので場所は取り合いになります)。

涸沢ヒュッテから360 #北アルプス #穂高 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

「涸沢小屋」は全体的にこじんまりとしています、その分静かでゆっくりした感じがあります、テラスもヒュッテほど”ど真ん中”の感はありませんが、十分な景色に恵まれています。

【涸沢小屋】小屋のテラスは高度感がある?

どちらも建物の中は小さな建物を拡張しているためごちゃごちゃとしていますが、涸沢小屋の食堂は小さな集会室程度です……食堂というだけであればヒュッテのほうが「良い感じ」がすると思いますが『トータルで言えば甲乙つけがたい』と思います。

食事もほぼ同じですし、売店の品揃えもほぼ同じです(ヒュッテの売店のほうがやや整っている感じはあると思いますが)。

小屋にしかないのは「涸沢テント村」を見下ろす「夜景」で、これは小屋に泊らないとなかなか見ることができません。

【主役は場】

涸沢ヒュッテはテント場に近く警察の詰め所もそばにある

・・・・・・ま、地上のホテルだって万全の設備というのはあまりないのです、涸沢にはすばらしい景色と臨場感、感激があります。

雨の涸沢に着いたとしても、テラスにおもむけばじわじわと嬉しくなってしまう事は請け合いなのです。

雨の涸沢ヒュッテのテラスから、ガス(雲)から突如現れた山
雨の涸沢ヒュッテのテラスから、ガス(雲)から突如現れた山

ヒュッテか小屋か?それともテントか?これは涸沢に行く限り永遠のテーマなのです。

(僕らのパターンとしては「ヒュッテ」でちょっと休憩し、「小屋」に泊まるパターンが多いです)

→涸沢までのルート絵解きもご参考に!!

→次回は「下り、と前泊できる人の”オプションプラン”」を解説


人生の楽しみをあなたのすぐそばのフィールドで!!


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