そういうわけで、最後に行った「朝日岳温泉付き登山」の目論見ですが、リハビリ登山でした。
コロナも明けて、久しぶりに高山復帰!!という方がメインの登山でした。
という事で「涼しい高山」「前泊でゆっくり温泉、二日間たっぷり歩いて、帰りも温泉」てな目論見で「蓮華温泉→朝日岳小屋」が選ばれています。
(他だと新穂高温泉側で一泊して、双六小屋(双六岳)というルートも良い感じだと思います)
普段から歩いている人なので、比較的長距離なルートを選んでいますが、ごく普通の方は超初心者登山で推奨しているルートをどうぞ!!
(夏に「初心者だから低山から始めよう」とすると暑すぎて死んでしまいますから、ロープウェイなどを活用して高山をさらりと歩いてください)
蓮華温泉から朝日岳へのルート
裏白馬「朝日岳で朝日を」温泉付き登山【往復全ルート】 / Yosio_DMZさんの朝日岳(富山県、新潟県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
蓮華温泉から朝日岳までのルートは危険なところ、落ちそうなところは少ない安心ルートです。
あと、尾根道の7割が木道!!というものすごく整備された道が続きます(山道らしいか所も多少あります)。
ただ、沢へ一度降りたり、山頂から小屋までも結構おりるのでルート全体(登り)で「登り1438m 下り758m」という「登りなのにかなり下る」ルートです。
このルートは大まかに三つに分けられます。
1)湿原、川をまたぐアプローチ(1500→1150mまで一度降ります!!)
2)花園三角点手前から、朝日岳までの尾根道
3)朝日岳周辺(山頂=山小屋)
1)は細かいアップダウンのある長いルートです、湿原、川沿いのルートがあるのでぬかるんだ道も多くあります、雨の日はちょっと大変かもしれません。
2)二つ目の川(鉄橋)を渡って1時間ほど歩くと尾根道にたどりつきます。ここからは木道主体の道で高原を歩くことになります。
3)吹上のコル以降はほぼ「朝日岳山頂へ」の道になります、山頂を超えてしばらく行くと朝日岳小屋に到着します。ここは稜線歩き(高度が高い上に風から守ってくれるものが何もない)になりますので悪天候時はご注意を!!
1)湿原、川をまたぐアプローチ部
アプローチの長さ(3時間、しかもアップダウンが大きい)が、このルートの初めのハードルです(笑)
「一気に見たこともないほど美しいところに行けない」のは超初心者向けにはおススメしませんが、今回は「森の中を歩きたい」という方がメインだったのでこれはOKです(笑)
上の写真は一番ややこしいところです。
「アップダウンがきつく、水の通り道みたいなルートで、岩がゴロゴロとしていて、ぬかるみ気味」こういう道がポイントポイントにはありますが、他は木道があるか、まあそれなりの「森の中の歩きやすい道」が多いです。
二つ目の鉄橋を渡ると朝日岳を見通すことができる休憩所があります。
ここからは徐々に斜度が上がり、45分ほどで尾根道にたどりつきます。
ちょっとした岩場もあるよ(大人のアスレチック程度で「転落」したりするような岩場ではありません)。
2)花園三角点手前から、朝日岳までの尾根道
尾根道は写真は再掲ですがかなり強烈な木道の登りから始まります。
朝日にさらされるルートなので日傘の方が多かったのが印象的でした。
「花園三角点」を超えてから五輪岳のふもとの五輪平など美しい平原を進んでいくことになります……逆に言えば「手前の山の横をまだ進んでいる」事になりますのでまだまだ先は長いです(笑)
しかし、急斜度はなくなり快適な木道歩きですからそこまで苦労はありません(この日は暑かったのでそこでみなさんバテていた感じはありますが)。
山道らしい道も途中にありますが、驚くほど木道の多いルートでした!!
途中のベンチの真ん中にある窪みから冷たい水がツツツと流れ出ています、良い水場なのでぜひ使ってください。(冷たさと水量では山頂手前の雪渓の下)
ここからさらに進んでいくとついに!!稜線が見えてきます。
もう少しでゴール!!……と言いたいところですが(笑)稜線→山頂→小屋ですからもうしばらくかかります。
ちなみにこの辺りではライチョウも見られました、ちょっと曇り始めていたので出てきてくれたのかもしれないですね。
3)朝日岳周辺(山頂=山小屋)
吹上のコルは美しくて涼しい場所です、休憩してから登りはじめましょう。
コル(稜線で凹んでいるところ)から目の前に見えているピークではなく、その奥にあるピークが山頂なので気長に歩きましょう。
目の前のピークの横を回って次のピークにたどりつくと雪渓がみえてきて、それが朝日岳の山頂です。
この雪渓の下側には水場があります(ここで少し水を補給するとともにワインを冷やしたりして休憩しました)。
広々とした道を上り詰めれば山頂にたどりつきます……行きの道はこの辺りで雲の中だったので、下りの写真を載せさせていただきます。
朝日岳山頂からの下りは間違えるところはありませんが、少し急な道と木道(やっぱり木道!!)が続くのでご注意を(ちなみに逆にここを登っていく時には「一か所」道と間違って水の通り道に登ってしまった場所がありました、水の通り道(狭い道)はこのルートにはありませんので冷静になりましょう)。
朝日岳小屋
朝日岳小屋は別天地のように美しい場所です、テント場の背景には「前朝日岳」があり、海側を見れば富山湾が見えるという素晴らしいロケーションです。
朝日岳小屋については、また後日!!詳しく!!
朝日岳からの下山動画「YAMAP3Dリプレイ動画テスト」
YAMAPの3Dリプレイ動画(歩いた道を写真とともに動画で再現する)がリリースされたので朝日岳→蓮華温泉の動画をアップしてみました!!
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