週末は、青葉山へと出かけてきました。
若狭湾の光を受ける青葉山はまさに「青山」で…もちろん、「本当に青い岩石の山」にはかなわないでしょうがこの名に恥じない美しい趣があります。
【古の火山は鋭くそびえる】
青葉山は「若狭富士」の別称でも知られる通り鋭い単独峰で、実際には「双耳峰」で西と東に峰が存在します。
どちら側から登っても「急登」で、標高700m弱、登り2時間〜(+峰と峰の渡りが45分、松尾寺までの下りが45分)という道のりにしては疲れる山です。
ですが、天気さえ良ければ景色は最高で、「危険エリア」と銘打たれている「西峰と東峰の渡り」も雨がなければ危険箇所も短いのでそれほどのリスクではないはずです。
今回は、福井側の「青葉山青少年旅行村(青葉山健康長寿の里)」から上り、京都側の「松尾寺」に降りました。
【登りは「這う寸前」、下りは「滑る寸前」の道】
登りと下りについてはざっくり言えば上のタイトルの通りの「急斜度」が特徴です。
ごく序盤はそれほどでも無いですが、尾根道に入るとまさに「手を付くには足りず、足だけで歩くには厳しい」斜度が続きます。
登りの「這う寸前」というのは一番苦しい状態で…というのは手も使う斜度であれば負担が分散されるので苦しさもそれほどでは無いですが、この角度だと「ギリギリの負荷」でひたすら歩き続ける事になります。
ストックがあればかなりの助けになりそうです(まあ峰のあたりでは邪魔なのでしまう手間は要りますが)。
…と、まあそうは言いますが地元では「小学生で登る山」です、尾根道は急ですが涼しく特に夏場はグッと過ごしやすくなってきます。
【東峰から西峰へ】
さて、尾根道を登りつめていくと「馬の背」に辿り着きそこからしばらく歩けば「東峰」に到着します。
ここからはやや「ワイルドな」ルートになります。
下草も多いので慌てずに進みましょう。
細い峰から峰への「渡り」になりますので慎重に進んでいきましょう。
墜落しなくても「転倒」で怪我をしたら十分に「遭難」です。
ここでの危険箇所は2箇所で、一つは「カニの横ばい」と呼ばれる岩場、そして「長いハシゴ」になります。
ただし、特別な不運がなければ「核心」よりもその周りでの事故のほうが多いのも事実です、この45分は慎重に、十分に息を整えながら進んで行きましょう。
慌てず、恐れずで進めば危険もほぼないでしょう。
見どころも多く楽しんで進めると思います。
【西峰から松尾寺】
太子洞を抜ければ後は命にかかわるような場所はありません(と油断してはいけませんが、一人で足を挫いたらどんな所でも命にかかわります)。
ま、ともかくもここからはしばらく進めば西峰に到達します。
ここから松尾寺までの下りは「ハシゴ・ロープ」が何ヶ所かあります、あるということは「整備されている」ということですが、それでも「滑る寸前の下り」はやはりストレスになりるものです。
こういう時に備えて「チェーンスパイク」は持っておいても良いかもしれません。
雪道でも使える「滑り止め」チェーンスパイク。おなじみのストックは体力差を補う働きもするし「上半身も鍛える」効果もある。
順調に下れば斜度がグッと緩くなって10分ほどで竹林が見え始めます。
この竹林の中を「下って」いけば松尾寺に到着します。
松尾寺の門前には2件の蕎麦屋(名物松尾そば)があるのでここでくつろぐのも良いでしょう。
僕たちは流々亭がやっていなかった事もあってお隣の「たまや」に入りました。
ゆるい感じですがこれもなかなか、「ひやしあめ」などをすすってみました。
今回は青葉山の険しさと、台風直後の湿度と高温にさらされてみんな「ヘロヘロ」となってしまいましたが、変化に富んだ面白い山歩きになりました。
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