コラム『ダウンジャケットで読み解く「ユニクロ」と「アウトドア」ウェアの違い』結論編

 

前回は、ユニクロとマーモットのダウンジャケットを比較してみました。

ユニクロとマーモットのダウン。

ユニクロとマーモットのダウン。

【結論:日本の夏山登山や秋山の低山ハイキングくらいならユニクロで大丈夫】

結論としては『ベースの保温力は(重量比で)変わらず、但しほぼ倍の重量差(440g対230g)があるので全体の保温力はマーモットの勝ち、そして水に対する強さが違う』というものでした。

 

ザックリ言ってマーモットは日本の夏山登山(冬低山ハイキング)くらいでは『マーモットが好きなら買うもの』と言えるでしょう。

 

と、同時にユニクロでは明確に『劣っている』『もっていない』部分もあります。

大切なのはこれをどうやって補うか?です。

問題は『防水性・耐水性のなさ』そして『防寒性の不足』になるでしょう。

 

【ユニクロ(ノーマル)ダウンをサポートする】重ね着のパターン

【ユニクロ(ノーマル)ダウンをサポートする】重ね着のパターン

【防風性・防水性をレイヤリング(重ね着)する】

マーモットとユニクロの違いは「生地」に「撥水性があるか?」という点があります。

 

簡単な話ですが、雨が降っている状態では「雨具を着ましょう」

これには「ゴア」などの防水透湿素材の雨具がベストです。

 

他のものなら駄目というわけではありませんが、雨具を持っていかない登山はありえないのでワザワザ『高撥水』程度のウィンドブレーカーを別途持つよりは『雨具』の活用を考えてください。

 

【耐水性・保温性をレイヤリングする】

生地(表面)の 防水性については、「上に着ればいい」のですが。

「ダウン自体の撥水機能」を補うことは無理というものです、マーモットを買うなら結局は「ここを買うかどうか?」だと思います。

 

さて、その上で「及ばず」といえど工夫をするわけですが、それが『フリースや化繊のウェア』を重ね着するという事になるでしょう。

 

フリースや他のウェアを追加して着れば「保温性・防寒性」が高まるのは誰でもご理解いただけると思います。

 

フリース(化繊)のもう一つの大きな特徴は「水に強い」ということです。

 

『水に強い』というのはこの場合「水濡れしても防寒力がゼロにはならない」そして「水濡れから回復しやすい」という二つの特性を指します。

 

では、どう重ね着するか?ですが、簡単に言えば「ダウンをサンドイッチする」という事になります。

 

【基本のレイヤー(ベースレイヤー)】

ベースレイヤーには吸湿速乾のシャツを着ます。

ユニクロかG.U.の「スポーツ」ラインの化繊のシャツであればOKでしょう(しつこく書きますがシルキードライのようなペラペラピカピカのシャツは逆に不快です、あれはスポーツ向けではないのです)、もちろんここは奮発して、「ドライレイヤー+メリノウールシャツ」というのも正しいと思います。



私は一応このあたりの組み合わせは持っていますが、夏山ではよほど天気が悪くなければ基本的には前に紹介した「g.u.のスポーツシャツ+ユニクロジャージ」で済ませています。

 

まあ、簡単に言えば「長袖のスポーツシャツ姿」というのが行動中の基本的な姿になると思います。

 

【+レイヤリング】

そして、稜線などの条件の悪いケース(行動中でも防寒が必要な場合)で『+レイヤリング』をするわけです。

具体的には『この上にダウン、その上にマイクロフリース又はジャージ、そして最後に雨具を』着ます。

画像は再掲載

画像は再掲載

黄色の「ダウンをサンドイッチする層」に「フリースx2」を選ぶか?

「フリース+ジャージ」を選ぶか?

これは、想定する気温によって異なりますが、普通はフリース+ジャージで十分でしょう(何よりもジャージだけ着る、フリースだけ着るという形で温度調整が出来るのは大きなメリットになります)。

 

ダウンの外側に化繊のシャツを着るのは、「結露対策」です。

汗が蒸発するとフリースやジャージ、ダウンはほぼ透過していきます。

 

しかし、いかに『透湿』とはいっても、レインウェアは(基本的に素材に『スキマ』があり、水蒸気を抜きやすいフリースなどのウェア)とは違いどうしてもある程度は水蒸気を食い止めてしまいます。

ここで、水蒸気は「水」に戻ってしまうのです。

 

そして、ダウンの生地ような「シート状」のものが結露した水でウェアに張り付くと『透湿効果』が減少してしまいますし(水が水蒸気を通す穴を塞ぐからです)、ダウンは水に弱いですからどちらにとってもマイナスです。

 

この「レインウェアとダウンジャケット」の間を化繊のジャケットで「離す」事で透湿効果を維持し、結露した水をダウンに密着する事を避けるわけです。

 

僕個人が歩くときにはこの工夫をするとかなり装備の濡れが改善しました(まあ汗の量とか、レインウェアの排気口の数とかでも変わると思いますが)、僕の貧しいなりの工夫ということです!!

 

 



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