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超初心者登山とスカウティング(ボーイスカウト活動)について『皆子山遭難事件』の教訓(その2)

同日、ほぼ同山域の比叡山の様子、標高が1/3でも「吹雪」「積雪」が見られた。

同日、ほぼ同山域の比叡山の様子、標高が1/3でも「吹雪」「積雪」が見られた。

 

『スカウティングの課題』

スカウトの「原典」SFB(スカウティング フォア ボーイズ) リンク先は27版(原版は1952年発行)の電子版、現行版は販売されている。

スカウトの「原典」SFB(スカウティング フォア ボーイズ) リンク先は27版(原版は1952年発行)の電子版現行版は販売されている。 タイトル(中身)からもわかるように『登山』よりも『野外活動』や『社会活動』がメインの手引きだ。

【手続きについて】

まず、『登山届け云々』ということが強調されているようなので、この点にについて述べておきますが、ボーイスカウトが『スカウト』として行動している限りにおいて、実際的には大きな問題は起こさないのは間違いありません。

 

『登山届け』というものが日本に生まれる前からボーイスカウトでは行動計画を『団で検討し、承認を得る』というプロセスが存在するからです。

 

(通常の登山届けとは比較にならないほど細かい情報を『団』が保持しているはずです)

 

ただし、『「登山届け」を出す姿を見せない』というのはあまりよくない気がします。

 

『バックアップ体制が存在し』しかも『十分な情報を本部(団)が持っている』という体勢であったという点、一般の「無謀な計画」というのとは異なった、という点は弁護しておきます。

 

ただし、そういう『マナー違反』はやはり良くないと言えると思います。

 

【リーダー教育】

“登山”リーダー教育についてはボーイスカウトは「平等」な組織なので”上意下達”というか、徒弟性にはなっていません。

 

従って教育のレベルは『団』とそこのいる『人』で結構異なってしまいます。

 

ボーイスカウト全体での教育もありますがこの”リーダー研修”はどちらかというと”コーチング”的なリーダー研修(自主性の引き出し方やリーダーとしてのあり方)で、”登山リーダー教育”では無いのです。

 

またリーダー自体も出自がさまざまです。
叩き上げのスカウトもいれば、ワンゲル出身者もいます。
……と、同時に「普通の父兄さん」というのも居ているのです。

 

これは一般的にはスカウト活動の『利点』と言えると思います、一般社会同様の『多様性』がある点は大きなメリットです。

 

しかし、”登山のリーダー”のレベルが一定しないという点についてはデメリットです。

 

これはあえて苦言しますが、“登山”をする以上”登山”の知見を一定させるカリキュラム(ルール)が必要だろうと思います。

 

それは『ボーイスカウト的に』各団でプログラムを持つというスタイルでも良いと思いますが、その内容の『最低限のポイント』は一定させるべきではないでしょうか?

 

今回遭難は『下山中に道を間違えた』のが原因のようです。

今回の登山ルートは【赤】、この場合「周って」下山しようとすると【青】のルートを下りる事になる、結構多くのルートがある。

今回の登山ルートは【赤】、この場合「周って」下山しようとすると【青】のルートを下りる事になる、結構多くのルートがある。

 

おそらくルートとしては『周回ルート(ツボクリ谷より登り→寺沢谷へと下山)』を計画していたのだと思いますが、このような場合には元のルートへと戻ったほうが良かったかもしれません(ツボクリ谷ルートはなかなかアドベンチャールートみたいですが、『道迷い遭難』するよりはマシです)。

 

『戻る場合の困難さ』を配慮したのかもしれませんが、どちらにしろ『ルート間違え』はリーダーの責任です。

 

【装備】

ボーイスカウトの装備は残念ながら『最新鋭』という感じではありません。

 

しかし、一般的に言って十分な装備はあったと考えてはいます(ボーイスカウトで持っているポンチョなどは、緊急時にはツェルトの代替になる性能はあります)。

 

ただ、いかに『一般登山』とはいえ『冬』に登るには心もとない装備と言えると思います。

 

この点については考えを改める必要があるのではないかと思います、実際高校生(シニアスカウト)あたりからは装備も刷新する傾向があるのですから・・・・・・。

 

それか、『ボーイスカウトの以前』の登山はあくまでも「体力づくり」と割り切って、『公園』くらいに整備された低山のみに絞る必要があるでしょう。

 

【錬度】

スカウトは登山での振舞いについておおむね十分な錬度があります、今回「最悪の事態」にならなかったのもスカウトが落ち着いていたというのが第一であると私は確信しています。

朝8時30分から0時まで行動が続けられた事からもそれは間違いありません。

ボーイスカウトのリーダーにお願いしたいのは、『スカウト活動においては自主・自立・自習』という部分を率先して実現する事です。

 

具体的には自分を『引率者』とは考えず『チームの一員だ』と考えてスカウト(班長・次長)などにも地図などを与えて、山行中も意見を聞くべきだと思います。

 

彼らは経験豊富で……何よりもあなたが『一般父兄』であれば『スカウト』のほうがはるかに経験豊富なのです(ちなみにリーダーの「こういった」動揺をスカウトはすぐに見抜きます)……もちろん単に突然質問されても困惑するだけでしょう、しかし事前に準備が出来、期待されればスカウトは十分に答えてくれるはずです。

 

登山のリーダーとして『たくさんの目(地図と地形を見る)』を活用することが非常に大切だという事をもう一度確認しましょう。

 

『皆子山遭難事件のまとめ』

【重要】事前情報は『信用できる』とは限らない、事故が無かった山について『シビア』な情報は主流にならない。

スカウティングについて

スカウト活動の利点は『強い子供』が育つこと、これはスカウティングがある点では『危険に接している』からで、それに対して『自由に挑戦』することが認められているから。

 

・【課題】登山届けなどは、本来存在している計画書を所定の部局に届けるだけで大丈夫なのだから提出するプロセスを取り入れるべき。(→登山届けについて記事を書きました)

 

・【課題】スカウト活動の課題は実は『登山リーダー教育』に最低基準が存在しないこと

 

・【課題】スカウトを『引率するもの』として扱わず、『メンバー』として扱うべき点が徹底されていないこと(本来のスカウトの精神からすれば基本なのですが、一般父兄は特に『引率者』として振る舞いがちです)。

 

・【課題】スカウトの装備は「登山」には不十分、ルートをより選別するべき

 

その上で、このことを再度思い出してください。

・【重要】冬山は別世界、『観光にいけるような山』以外は避けるべき。
(たとえば、関西圏で薦めるなら『比叡山・六甲山・妙見山・金剛山』など……それでも吹雪はありますが)

 

以上となります、なんにせよ最悪の事態が避けられた事に祝福を!!……『反省』はしても、みんながんばって続けてください!!

 

 


人生の楽しみをあなたのすぐそばのフィールドで!!


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