そういうわけで、良くある結びの使い方で「テントを立てる」というものがあります。
ですがもろもろ事情があってこういう事上手くいかなかったりします。
ポイントは『二つのテンションの高さ』です、今回は一つ目。
【張り紐は『テンション高めで】
一つ目の高さは結構簡単で『紐はテンション高く張れ』という事です。
単なる「もやい結び」と「自在結び」ですが、ビクともしていません。
強く貼ってある事で「(まとめにも書いた)巻きつけたロープの摩擦力が最大限に生き(ちょっと下側がサビているというのもプラス!)」風の強い今年の冬でしたが全く緩んでいません。
【なぜ「キャンプ」では難しいのか?】
さて、ではなぜ「キャンプ」や「バーベキュー」ではテント(やタープ)がうまく立たないのでしょうか?
それは一つにはこの例のように「片側がカッチリしていない」という事が上げられます。
ペグ(杭)がキッチリ刺さらない事もありますし、テンションを上げるために引くべき『屋根』も反対側を見ると…
…紐で引いているだけなのです。
このために大切なのは「キッチリしたペグ打ち(あるいは岩などへの固定)」とテントが立った後に全てのロープを『増し締め』する事です。
【モンキーブリッジ】強力な『引き』で人間も乗れる(テストでは大人も渡っています)
テントが立った後には、全てのロープを再度『締め直し』ましょう、その為の「自在結び」です。
ペグはみんな買い替えていく(損耗するしね)、最近は「鍛造」が人気。
さて、次回は『野外でのテントはなぜぐらつくのか?』理由の2つ目である『横の緩み』について考えてみます。
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