原因は『自然死』と『事故死』がある。
さて、普段は忘れているけれど、引き当てると非常にブルーなのが自転車のパンク(+虫ゴムの劣化などによる空気抜け)です……なんせこの急いでるときに自転車に乗れない!!! からです。
この原因と対策についてザックリと考えてみたいと思います。
あ、ちなみに良く書かれているような「予備のタイヤ・チューブを持つ、パンク修理キットを持ち、パンク修理の技術を身につける」というような事は今回は書きません、もっと小手先の・・・・・・手間がかからない心得を主に紹介します。
自然死=タイヤ又はチューブ、虫ゴムの劣化
さてどんなものにも寿命があります、自転車がパンク(エア抜け)する理由の一つはこの「自然劣化」でしょう。
一般の自転車の場合は「虫ゴム」が原因(劣化又は振動による緩み)の場合が多いような気がします(ママチャリは大体タイヤやチューブは、重くて頑丈なものを使っているケースが多いので)。
スポーツ車では、「タイヤ劣化」が多い印象があります。
これは単に製品の性能の違いだけでなく、『走行距離』の違いが大きいと思いますが。
チューブもスポーツ車のように長距離を乗ると”タイヤ内でのスレ”による劣化パンクも少なくはありません。
【対策:特になし、走れば劣化はするもの(日常点検でタイヤが傷んでいたら早めの交換を・・・・・・って思うけど、やっぱギリギリまで乗っちゃうよね)!! タイヤの内側にベビーパウダーを塗ったりするとチューブの寿命は延びると思いますが・・・・・・まあ、良いチューブを使っていたらお試しください。 一般の自転車であればバルブを”スーパーバルブ”などに変更しよう(リンク先中央)。】
事故死=路上のゴミ(ガラス片)又は段差を直撃
自然の摂理以外で「お亡くなり」になってしまうケースの代表的なのがこの『事故死』パターンです。
パターン1『道路上のゴミを拾う』道路に落ちているゴミ(ガラス片・鉄片)を拾う(タイヤに刺してしまう)パターンです。
スリックタイヤは特にゴミに弱く、ママチャリならスルーできるような程度のゴミでもきっちりパンクします。
「自動車しか通らないようなところ」では、路上の清掃もめったにありませんので、特にゴミが多くて危険です、あと、いたずらとして(?)定期的に路上にガラスを割ってばら撒いてある場所もあります(大阪なら十三大橋の歩道とか)。
次に『段差を直撃』路面のおうとつ(凹凸)や路肩のスキマや穴などに、勢い良く自転車を当ててしまうパターンです。
人間の体重が50kg以上、それが自転車では時速20kmくらいで走っています。
それが、段差などに「ぶつかる」と、自転車のタイヤはあの細身で50kgの重みを時速20kmで激突する事になります(これがどれくらいの強さかは・・・まああなたも自転車で壁に当たってみたらそれがどういうものかわかると思います)、当然タイヤはある程度ショックを吸収しますが、限界を超えてしまうので、ホイールが地面にぶつかってしまう事になります。
これが「リム打ち」と呼ばれるもので、地面にホイールが当たったときに挟まれたチューブに穴が開くと「リム打ちパンク」になります、「蛇の噛み跡」といわれる、上下2つの(最悪4つの)穴が開いているのが特徴です。
【対策:避ける!!・・・・・・基本的には事故は避けるのが最適です・・・・・・といっても、危機の目の前で突然右へ左へと逃げたら、車に轢かれるかもしれません、もっと前の段階から危機に気づいてよけましょう。ガラス片を踏んだら、直ぐにタイヤをチェックするのが無難です、タイヤの表面でガラスが止まっていれば今のうちに抜いてしまえばチューブは大丈夫です。段差をどうしても超えないといけないときは減速をして、サドルからお尻を上げるのが基本です、ひざも軽く緩めてショックを吸収しましょう。またタイヤの空気圧が下がりすぎているとショック吸収が弱くなります、ある程度以上空気が入った状態を維持しましょう。】
殺人?=いたずら
自然の摂理以外というと、人間が介入するケースもあります。
ケースとしては2パターンで、一つ目は「虫ゴムを緩める」というソフト路線。
もう一つは、タイヤを切ってしまったり、虫ゴムを抜いて捨ててしまうというハード路線があります。
一度殺人(?)現場に遭遇したことがありましたが、声をかけると「こんなところに置いて○×△□・・・・・・」と何か不思議なことを口にしながら同じく違法駐輪した自転車で逃げ去った人(犯人)がいましたが、まあ人間は自分の犯す罪は軽く、人の犯す罪は重く感じるということなのでしょう。
かわいそうなのでその自転車にはそっと空気を入れておきました、虫ゴムを緩める程度なら携帯空気入れを持っていれば簡単に問題は解決します。
【対策:まあ、なんだ。虫ゴムのネジは手で開かないように、ペンチか何かで強めに締めましょう(緩むので月一くらいで)。ハード路線に対抗するのは難しいですが、まあよっぽどでないとそこまでする人は居ません(破壊は窃盗よりも心理的なハードルも現実的なリスクも高いのだと思います)。リペアムゲル加工などをすればパンクには対抗できますが、サドル窃盗などもあるのでまあイタチごっこですね。】
おまけ:小径車のほうがパンクしやすい理由
一般的に言って小径車のほうがパンクしやすい傾向があります。
理由は「タイヤが小さいから」です・・・・・・なんじゃそらって感じですよねw
理由をもう少し細かく説明していきましょう。
1)タイヤが小さいので円周が短い
タイヤが小さいので、円周が短いという問題が小さなタイヤにはあります。
同じだけの劣化を受けたとしても(仮に1000km走った分のダメージ『1000k』を受けたとすると)、大きなタイヤ(26インチ=65センチ)では「65×3.14=204.1センチ」でダメージを受け止める事になります、1センチあたりのダメージは5kくらいです。
これが小径車の場合(20インチ=50センチ)では「50×3.14=157センチ」でダメージを受ける事になります、1センチあたりのダメージは6kちょっとと『20%程度』大きくなります。
2)タイヤが小さいので高回転
タイヤが小さい(円周が短い)ので、同じ距離を走ってもより多くタイヤが回転します(上の根拠で示したように26インチと20インチではおおむね20%くらいは)。
チューブがタイヤと摩擦して劣化すると言いましたが、これが2割は増えるという事になります。
3)タイヤが小さいので空気圧漏れに弱い
自然な空気漏れはどの自転車にもあるものです、一定の空気がバルブから抜けていくのは自然な事です。
ですが、タイヤに入る空気の全体量が小さなタイヤのほうが、同じ量の空気漏れでも「ダメージは大きく」なります。
これは、大人と子供で失血死する血液の量が異なるのと同じで、抜けた空気の量が同じ「100cc」でも、全体量が500の100なのか?200の100なのか?で意味が異なってくるからです。
スポーツ車の特徴である「細いタイヤ」も「太いタイヤ」に比べれば、同じように空気抜けに弱くなります、スポーツ車は一般に週一くらいで空気を入れないといけません。
ミニベロ車はこのようにタイヤについてはワリを食っているようにも思えますが、一般的に言って価格も比例して安いので『手間』を除けばそれほどのマイナスにはなりません(でもタイヤ交換を自転車屋さんに任せるとマイナスですね)。
僕はいろいろなタイヤを試せるので楽しいと思いますが。
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