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【北アルプス裏銀座】湯俣温泉旅行!!

北アルプス裏銀座と表銀座

【裏銀座】湯俣温泉旅行-全ルート / Yosio_DMZさんの前烏帽子岳(富山県)湯俣岳烏帽子岳(北アルプス)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

そういうわけで、先週末は「北アルプス裏銀座」つまり「表銀座」の燕岳=大天井岳の縦走路の一本裏、野口五郎岳の縦走路が裏銀座なんですがこれを「ちょっと歩いて」湯俣温泉に温泉旅行……というのが先週末の計画でした。

【燕岳】最後は表銀座方向に竹村新道を下って行くルートです。

湯俣温泉旅行!!

そういうわけで今回は「旅行の道に裏銀座を選んだ」という事なのでさらりと行きたいと思います。

目的はこれ!!

1日目‐烏帽子岳小屋へ(1288mの登り)

上はスタートの七倉山荘から高瀬ダム(間は相乗りタクシー…相乗りだと1000円行かないので安い)とダムからのトンネル、ブナ平ルートへのトンネルは風が吹き続けて寒い

「ちょっと登山のつもりで踏んで、いつの間にやら千鳥足」という感じですが、このブナ平の登り、急登で有名らしくフラフラでした!!(笑)

ただ、各所に足場を組んで「ストレートな登り」になっているので下りに選んだ竹村新道よりは楽という印象です(竹村新道は長くて急でちょっとやぶこぎ)。

また、路面も「薬師沢=雲ノ平」の鏡面仕上げ急登とは違うので、天気も相まって「久しぶりに爽快な気分で」歩けました……最後はフラフラでしたけど(笑)

特別に難しいところは無いルートですが、体力は「中級以上」が必要です!!

烏帽子小屋は美しい緑に囲まれた小屋で、古くはあるのですが、ゆっくりすることができる小屋です。

1日目後半‐烏帽子岳へ

難しいところはあまりないですが、最後山頂に向かうところに崖の上を渡るところがあるのでそこはご注意を!!(ここを超えたらもう山頂ですけどね)

二日目前半‐野口五郎岳へ

朝4時発で野口五郎方面へ!!

ここはやや細かくやっておきます。

まず、このルートも危険なところはほぼありません、体力も中級程度あったほうが良いですが、前日に尾根まで上がっていればそこまで大きなアップダウンもないので淡々と歩けるでしょう。

(水晶小屋=三俣山荘方向へも尾根がつながっていて、今回のような快晴であれば心地よく歩くことができるでしょう)

下は野口五郎岳山頂を含む稜線からの景色です、良かったよ~!!

……まあ、むしろ三俣山荘にベースキャンプを置いて、晴れたら様々な山々を訪れるという計画が多いと聞いたことがあります、今回も軽装で三俣山荘方向から向かってくる人、戻ってくる人も多数居られたので実際そうなのだと思います。

……で、朝四時の話に戻しますが、日の出前の歩き始めは気をつけましょう。

山小屋を出るとテン場(キャンプ指定地)を歩くことになりますが、(風をよけるために窪んだ位置にあるため)道が暗く、また障害物、階段や人間の荷物などが多いからです。

尾根まで出ると明るい月と、白み始めた空の明かりで十分歩くことができたので僕はライトを消しています。

もちろん多少のアップダウンはありますが、天候が良ければ「それもたのし」となるでしょう、槍が立山が、水晶岳が……という感じでアップがあればアップのポジションから、ダウンがあればダウンのポジションから360度パノラマで山々の広がる景色を楽しむことができます。

山頂付近の野口五郎小屋は「避難小屋」として設置されたものからアップデートされた都合から場所は烏帽子小屋ほどよくありませんが、逆に激しい環境に屹立しているように感じ「すごいところだ」と感じました。

砂漠にあるオアシスというか、ネパールのベースキャンプというかそういう迫力を感じます。

二日目後半‐湯俣温泉へ「竹村新道」

そういうわけでようやく目的地に向かいますが、竹村新道はなかなか美しくタフなルートです。

「長くて急でちょっとやぶこぎ」

数か所「普通には道が見えない」ところがありますが、その場合ハイマツやささやぶの中に道が隠れていますのでちょっと足を突っ込んで探るようにしましょう、一か所を除くとリボンなどもあります。

当初から急で、やぶこぎ気味なので、終始一貫したルートになります(笑)

サイドが崩れて「痩せ尾根」になっているところなどは滑落の危険もあるのでご注意を!!

下へと降りていくと、そういう危険はありませんが、クマザサの道が続きます。

ちなみに途中に草刈り機が置いてあり、そこから下はささやぶが切り開かれて道がわかりやすくなっていました、今シーズンは全部は無理だと思いますが、来シーズンくらいには整備されているかもしれません(ありがとうございます!!)。

「とてつもなく長い」とかは感じないのですが、それなりに遠く急な道が続くので足へのダメージは大きいルートですね。

最後には「コバルトブルーの濁流」にたどりつきます、晴嵐荘のカレーのモチーフにもなっている噴湯丘(ふんゆきゅう)が建ち、温泉も湧いているため川や下のダム湖の水も「コバルトブルー」なのがこの谷の特徴です(山荘の水は少し上の沢から取っているようでした)。

晴嵐荘はいろいろなところが山小屋ではあるのですが、レストランが美しく、バー営業も良い感じでした、少し飲みすぎてしまったのが反省です。

山荘の前の川を渡る滑車は、なかなかのアドベンチャーです!!

最終的には、また高瀬ダムからタクシーで降りる……のですが、このルート実は雨で結構止まる(国道の半分くらいの雨量でも安全確認要)という事らしいのでご注意ください!!


人生の楽しみをあなたのすぐそばのフィールドで!!


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