AIに教えた自分の好みや、過去に調べたこと。別のAIに乗り換えても、そのまま引き継げたら便利じゃない?
そんな「シカケ」を作ろうとしているのがAgentOS-Cです。今回はClaude・Gemini・Grokの無料版に、その初期構築を頼んでみました。
結果は三者三様。Claudeは堅実、Geminiは空振り、Grokはなかなかの働き者(笑)。 AIの「完成しました!」を信じず、実物を開いて確認した結果です。
まず結果を比較表で
○=できた △=一部だけ(ファイルはあるが中身・形式に不足など) ×=できなかった ―=未検証・方式が違うため対象外
ClaudeとGeminiはGoogle Driveへ直接作成。GrokはZIPを受け取って手動保存。方式の違いは「―」で区別しています。表は横にスクロールできます。
| 本来ほしかったもの | Claude | Gemini | Grok |
|---|---|---|---|
| 基本フォルダ構成 | ○ | × | ○(ZIP内) |
| 入口・作業計画ファイル | ○ | △ | ○ |
| 登録台帳(registry) | ○ | × | ○ |
| 索引・品質レビュー | ○ | × | △ |
| 知識・引継ぎの中身 | △ | × | ○ |
| 指定したファイル形式 | ○ | × | ○ |
| サンプルではない新規ID | ― | × | × |
| 台帳とファイルの対応 | △ | × | ○(修正後) |
| 外部保存・読戻し | ○ | △ | ○ |
| 別チャットで再開 | ○ | ― | ― |
| 既存KBの一部更新 | × | ― | ○ |
| 更新後の完全版ZIP再生成 | ― | ― | ○ |
| Google Driveへの自動書戻し | ― | ― | × |
| ZIPでの受渡し | ― | ― | ○ |
| 設計書全文の保存 | ― | ― | △ |
※○△×は今回試した環境についての判定。別プランや別環境までの評価ではありません。Grokの台帳照合は修正後の結果です。
一言ずつ評価すると
Claude:優等生。えらい(笑)。
フォルダも主要ファイルもきっちり用意して、別チャットからの再開まで成功。ただ、同じDriveファイルを上書き更新するのは苦手。台帳の参照も2件未記入でした。
Gemini:「完成しました!」で実物2件は、ちょっとセコくない?(笑)
しかも「.md」というファイル名なのに、実体はGoogleドキュメント。新しいはずのIDもサンプルのまま。サービスの制限が原因なのか、今回の実行がうまくいかなかっただけなのかは不明です。
Grok:結構やる。でも最後の詰めが惜しい(笑)。
7ファイル入りのZIPをちゃんと渡してくれました。Google Driveへ保存して読戻しも成功。ID表記も修正でそろいましたが、新規の固有IDにはなっていません。設計書も全文ではなく抜粋で、「これから確認する」検査がPASSになっていたり。
Grokでもう一歩試してみた
Google Driveの共有リンクを渡して、ブラウザや仮想環境を使ったZIP取得を実験。Grokはブラウザで画面を確認し、コマンドでダウンロード・展開する合わせ技で成功。こちらでも取得したZIPを照合しました。
さらに、既存の記録ファイルへ指定した1行だけ追記して、完全版ZIPを再生成するテストも実施。更新版ZIPを受け取って比較したところ、変更されたのは指定した1ファイルの末尾1行だけ。残り6ファイルは完全一致。 これはなかなか優秀(笑)。
ただし、Google Driveへの自動アップロードはサインイン画面でストップ。共有ZIPを「リンクを知っている全員:編集者」にしても、新しいファイルを自由にアップロードできるわけではありませんでした。
というわけで、続く……かも(笑)
Grokはブラウザ操作とコマンド操作を組み合わせられるので、API連携とは違うやり方も考えられそう。ただし認証やサービス側の制限は別問題。この方向はまだ実験前の想像です。
AI各社の細かな違いは、契約や仕様が変わればすぐに入れ替わるでしょう。比較を延々と続けるより、どのAIでも知識を保存・更新・再利用できる「シカケ」を作る方が本題。でもGrokのコンピューター操作は、もう少し遊んでみたいところ(笑)。
【

