GoodBye2020-ようこそサイバーパンク2077

そういうわけで、サイバーパンク2077、ナイトシティがポーランド産のFPSゲームとして華麗に復活した2020年、その元祖である「サイバーパンク2020(ニレニレ)」を振り返ってみましょう。

ご存知の通り「サイバーパンク2020」というとRタルソニアンゲームズが展開したRPG(テーブルトーク)で、日本では1993年にあのイエローサブマリンが日本語版を出しています。

(「クトゥルフの呼び声」などのプレイ動画を見ればこの手のRPGの遊び方が何となく理解できるでしょう)

「セカンドエディション(第二版)」ということで、RPGの世界では「エディション」が変わるといろいろエラッタやアップデートがかかって「ニューバージョン」になっているのが普通です(今のOSの大規模アップデートみたいなニュアンスです)。

【おれは人間じゃない/かといってマシンでもない】

上の「エッジからの眺め」は目次よりも先にある世界観へのリードです。

[目次]

アナログのRPGでは基本ブック(メディア)で「世界観(の方向性)」と「基本的な紛争解決メカニズム(戦闘システム)」が提示されます。

ドラゴンクエストでも基本は「マップ上の移動システム」「会話システム」(この二つは人間は自然に理解できる)と「戦闘システム」でゲームが構成されています。

アナログなRPGでは世界観とシステムを使って様々なストーリーを描くスタイルで遊びます(ゲームの監督(マスター・レフリー)とプレイヤーどちらも人間が担当します)。

イラストは(一部)井上純弌氏

押井守氏は映画に必要なのは「世界観」「キャラクター」「ストーリー」の三つだと指摘しています、サイバーパンク2020では欄外に書き込まれている様々な「コメント」でキャラクターも示されている点が「斬新」だったと思います。

[2077でのジョニー・シルバーハンド: 2020の表紙のコメントがジョニー]

【ヘイエッジャー、守護天使の名前を口にするなんてどうかしてるぜ縁起でもない】

サイバーパンクではもちろんクローム(サイバーウェア)が花形ではあるんですがゲーム的には「パラメーターアップ」でサクッと解決できてしまうので(脳を戦車に移植した、とすると戦車の物理パワーを持ったキャラクターができるだけです)。

その点でいえば「新しいプロセス」を提示することははるかに難しいのです、つまり「ネットラン(ハッキング)」をゲームとして提示することは非常に難しかったはずです。

「ダンジョン」として処理することは簡単でもあるのですが、問題はD&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)とは違い、この「ダンジョン」は2020の世界では無数に……メガコーポ(大企業)はもちろん、近所のコンビニ、下手したらマンションの管理人室にも存在するわけです。

【そうそれは偶然じゃない】

そこの「複雑な防御構造の製造コスト」を圧縮するアイデアとして「クロスワードパズル」を利用するというアイデアがこの当時アメリカのゲームでは結構使われていました。

「さぁ、ヒントだ!……サブグリッドの材料が見つかるはずだ」クロスワードパズル好きのアメリカでは特に優れたアイデアでした。

【もちろん俺は企業のために働いてるよ、あんたはオレが狂ってるって思うのかい?】

未来世界は一握りの金持ち企業が握っている世界ですから世界観の一部を示す「巨大企業」とその文化も紹介されています。

アラサカも紹介されていますが、注目すべきはこの紙幅の狭さでしょう。

「保安要員の数と装備」くらいがその権力をざっくり示しています(Arasakaは社員の10%の保安要員がいます……何の会社やねん)……これだけでゲームができた、いや、これだけの「一葉の情報」を様々な方法で膨らませてシナリオを描きゲームをやっていたのです。

【マスター(達人)が必要なゲーム】

そういうわけで「エラーだバグだ」と現代のメガコーポ(SCE)もパニックになっているようですが、エッジを生きるみなさんはこのように「定規とシートとサイコロ」くらいの道具で無理やり物語を「ゲームとして処理」していたわけです。

サイバーパンク2077は素晴らしい世界観を誰にでも見える形で表現しているゲームですがその原点は2020にあります。

たった300ページで示された簡単なツールと世界観から「マスター(名監督)」が様々な物語に仕立ててきた、その結果30年後に復活したこのゲームについての一部をご紹介しました。

【「言葉」で広がり「変化できる遊び」がRPG】

「へーそんなゲームがあったんだー」という感じで一つ記憶にとどめておいていただければと思います(いくらネット対戦が増えたとはいえ、体面の将棋や囲碁が絶滅することもないのですし)。

最後には「参考文献」です、さすがにこれだけだとゲームはできないので、想像力を補うサプリメントとしては様々な作品が紹介されるのが基本でした(そして基本ルールブック以外に様々な「追加ブック」が販売されるのが常です)。

(ある友人曰くゲームマスターは「吟遊詩人の末裔」なのだそうです、いろんなネタを聞いておくことが表現者に重要なのは今昔問わず重要な要素の一つです)


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