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「夏山にも必須」軽アイゼン・スノーチェーンの選び方

そういうわけで、軽アイゼンの選び方です。

軽アイゼンは「夏山(高山)のお守り」のようなもので、2000mを越える山に行く場合は真夏でも持っていくほうが妥当です。

【立山-雷鳥沢】標高2400m付近7月中旬の残雪

 

【軽アイゼンかスノーチェーンか?】

夏山に持っていく「お守り」としてなので重アイゼン(冬山を踏破するための前爪付きアイゼン)は除外しています。

 

個人的には軽アイゼンかスノーチェーンでは「スノーチェーン」を持って歩く事が多いです。

この二つのツールの違いは「強靭性」「扱いやすさ」「効きのよさ」の3点で比較する事ができるでしょう。

 

【強靭性での比較】

簡単に言って頑丈なのは「アイゼン」です、まず壊れません。

構造的にも「金属板をまげて爪をだしただけ」のアイゼンと比較すると、「チェーンで複数の爪を編んだ」スノーチェーンでは頑丈さには雲泥の差があります。

チェーンは時に切れますし、周辺のゴムが切れることもあります。

ただしスノーチェーンも「どこかが壊れたからすべてが崩壊する」ということはありません、「網のように」編まれていますのでどこかが切れていても脱ぐときまで気付かない事も多いからです。

 

【扱いやすさ】

「扱いやすさ」ではスノーチェーンのほうが『全面的に良い』でしょう。

アイゼンは上手く履くのも難しく、歩くのも難しいからです。

(上手くつけないとすぐに緩んで取れてしまいます)

 

スノーチェーンはある程度頑丈な靴であれば普通の革靴にも着きます。

そして、よっぽどヘンな履き方をしなければずれる事はありません(まあしかしゴムを引っ張るのに力はいります)。

もちろん「ある程度以上大きなアイゼン」であればこの問題は避けることができるようになりますが、重量もサイズも大きくなります。

大きめのアイゼン(6本爪)

 

【効きのよさ】

「効きのよさ」は一般的には爪の長さもあってアイゼンですが、スノーチェーンも「雪上歩行」という範囲では引けはとりません。

 

そもそもで言えばアイゼン、スノーチェーンが必要なのは雪の中でも「滑るところ」つまり凍っている(固まっている)ところです。

こういうところで『歩く』分には「爪の長さ」はあまり関係なく爪があればそれなりに利いていくのです。

 

【結論】

結論は「ない」というのが本当のところです。

 

『信頼性を重んじるなら軽アイゼン』

アイゼンを選ぶなら4本(携帯性重視)か6本(機能重視)を選びましょう。

ここで並べてる商品にはすべてついていますが「スノーガード」が着いた商品を選びましょう、『雪の張り付き』をかなりの程度防ぐ事ができます。

取り付けはいろいろありますが「ベルト式」が壊れても直しやすい(ロープなどでも固定できる)ので良いと思います(ゴム+フック式などは外れやすくイマイチ、ラチェット式は壊れると面倒)。

 

『扱いやすさを重んじるならスノーチェーン』

スノーチェーンはあまり悩むほどの商品バリエーションはありません。

モンベルの商品などもあります、価格は倍以上ですが信頼性は高い商品です。

軽アイゼンクラスのアイテム「スノーチェーンの進歩」(2023)

そういうわけで軽アイゼン、頑丈でタフという部分もあるのでいまだに人気がありますが、スノーチェーンの類がかなり発展していて、「軽アイゼンカテゴリ」はかなり多くの商品が出ていますのでざっと紹介します。

まずは軽アイゼン、これは爪が長く壊れるところもほぼないので昔は「軽アイゼン」が一番人気でした、問題は意外とかさばることですね。

次にスタンダードなスノーチェーン、靴の接地面全体をカバーしてくれて、取り付けも比較的楽ちんなので流行っています(値段も安い)、ただボツボツとチェーンが切れるのでそこが嫌な人には向きません(それでもすぐに使えなくなりません)、僕はそのまま歩いて、家に帰ってから針金で直して使っています、この四つだと一番かさばるのが欠点です。

スノーチェーンの「前足部のみ」バージョンも出ています、これでもそんなに問題は起こらないと思います(かかとで接地すると滑りますが)、小さくなるので「お守り」として持ち続けることができるのが良い点だと思います。

最後に「ビジネス向け」にも販売されている「ゴムがベースのスパイク」、これは意外と頑丈で(切れた事がありません)、安く、収納時には「ぺらっとした感じ」になるので収納がしやすいのが良いところです(さらに前足部のみのバージョンも、より小さくなります)。


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