【自転車用ヘルメットは危険】という説も。
自転車用ヘルメットは安全どころか危険という議論もあります。
僕から見ても自転車ヘルメットには問題があるように見えます。
【ヘルメットと保護帽・ヘルメットの問題点】
・中途半端な素材で、中途半端な設計をしていることによる「分厚さ」
ヘルメットが「分厚い」というのはあまり望ましい事ではありません。
『首の支点(頚椎あたり)』を中心に考えて、地面との接点が「より遠くなる」のは良いことではありません。
・複雑な廃熱設計による「すべりの悪さ」
自転車用のヘルメットは複雑な廃熱スリットを持つことが多く、これが路面などに引っかかると上の図で示した「首への力」はより高まることになります。
【本来はクラッシュ=圧壊設計だが…】
なぜ、自転車用ヘルメットはこういう構造か?というとこれは自転車用のヘルメットは自動車のボンネット同様に「クラッシュ」することで衝撃を吸収する構造をとっているからだといわれています。
ただ、実際に製品にする上では一定以上の「耐久性」が要求されるため、実際にヘルメットが「クラッシュ(潰れる)」するケースはマレで、せいぜい「クラック(割れ)」が発生する程度です。
これは、設計思想と製品要求とが「不一致」してしまうことによる『落とし穴』な気がします。
プロのレースならともかく、実際の自転車事故程度の衝撃できれいに潰れる程度の強度(弱さ)では流通できないのではないでしょうか?
結局のところヘルメットについては、「もう少し薄くできるの素材で」「ハードなヘルメット」を作るのが正解では無いかと思います、「クラッシュでダメージを吸収する」という思想より「ハードで滑らかな表面で滑らせる」ほうが歴史的でもあり効果的なのではないかと思います。
(あと、低速での転倒だと胸や顔を打つのが基本的な事故のパターンですからバイザーは有効だと思います)
【なんで保護帽?】
…まあそんなことを言いながら僕は保護帽なんですが、実際この保護帽はそれなりにこの発想に沿って作られています(ただしミドリ安全はこれを自転車用とは認めていませんので、自己責任です)。
まず、ペラペラですが「プラスチック」の「ハードな保護体」を持っていること。
頭頂を中心に「上げ底構造」になっており、その部分は衝撃を分散する構造になっていること。
サイドと後頭部は「プラ1枚」で、これは不安がありますが、その上に「ハット」が乗っけてあるので「つば」がそれなりに衝撃を吸収するはずです(自転車同士の事故程度で想定される衝撃であれば有効でしょう)。
ハットと保護帽の固定はゆるく、事故に際しては「ズレル」事で衝撃を「滑らせる」効果が期待できます。
とはいえ、この保護帽の防護力はやっぱり弱く、可能であれば「もう少し」ハードな筐体があることが望ましいとは思いますが日常的に持ち歩けるのはやはり魅力です。
これ以上のクラスとなると、ヨーロッパのEN1078規格を通った「Capore」だとかが選択肢に入ってきます。
(2023)他にもいろいろなデザインのハット型保護帽は出てきています。
【登山的には?】
登山的にはヘルメットは主に二つの機能があります。
一つ目は「落石対策」ただし、登山における落石では「衝撃が想定しえない」ので最後は「どのくらい保険をかけるか?」という世界に過ぎません。
もう一つは滑落時の衝撃から頭部を保護するためです。
これも結局は滑落の距離によりますが、まずはきちんと「セルフビレイ」などを取っていることが前提になるでしょう。
自転車でも「危機回避」つまり「安全運転の技術」のほうが大切なのかもしれませんね。
結局身を守るのは「防具」よりも「注意」のほうが強力なのです。
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