【野外生活】靴の修理の基本「お気に入りの靴と長く付き合うための処置」

まあ「野外生活」というよりは「生活技術」という気もしますが靴の修理についてです。

靴の修理の要訣は「よく減る部分にゴム板を貼る」事です。

【基本はこれだけ】100均なんかで売っているキットで十分。

【基本はこれだけ】100均なんかで売っているキットで十分。

 

【減ってきた部分を慣らす】

革靴でもゴム靴でもそうですが、接着面は「平ら」である必要があります。

靴屋なんかだと電動工具で人工的に面を「削りだし」てくれたりしますが、素人はそれだと難しいので「適度に減ったとき」に貼り付けをします。

【ならすというか・・・】ちょうどいい位に減ったときに処置をする。

【ならすというか・・・】ちょうどいい位に減ったときに処置をする。

 

【保護材の貼り付け】

次に接着面をきれいにして(今回はウェットティッシュで拭いてあります)ボンドを薄く塗りつけます。

【塗りつけて貼るだけ】薄く塗って半乾きになったら強く抑えて、24時間待つ。

【塗りつけて貼るだけ】薄く塗って半乾きになったら強く抑えて、24時間待つ。

硬化時間の「24時間」をきっちり押さえておくのがコツでしょう。

こういうボンドは非常に強力で、過去の実績では何ヶ月も補修材がはがれることはありませんでした。

 

今回使った「コニシ」のボンド ウルトラ多用途(プレミアムソフト)と、ボンドのライバル「セメダイン」のスーパー多用途X

 

【余分な部分はカットしても】

「削れている部分は小さくても、手早く補修をしたい」のであれば「補修材」を小さく切るのも一つの手です。

「平面の部分」よりも少し小さく切りましょう。

【切り貼り】平らになった面に合わせて補修材をカットして貼り付けをした。

【切り貼り】平らになった面に合わせて補修材をカットして貼り付けをした。

角が「尖っている」とそこに力が集中して「剥がれる」原因になりますので角を作らず「丸く」切るのがコツになります。

補修材と専用接着剤がセットになったキットと、シート型のラバー。補修材(ラバーパーツ)は基本的にどこで買っても大差は無い

 

【金属で補強も】

昔の靴には「(ソールに)鋲打ちの靴」なんてのもありましたが釘などを打つとそれ自体が「磨耗を防ぎ」「横ズレの力」にも強くなります。

釘は、「接着」が終わってから打ち付けます。

【釘を打つ】(ソールを貫通しないように)短い釘をピンセットなどで挟んで打つ。

【釘を打つ】(ソールを貫通しないように)短い釘をピンセットなどで挟んで打つ。

昔々は靴の修理屋が「補強用の金属パーツ」を埋め込んでくれたりしたそうですが、さすがに僕も見たことはありません。

 

早めに処置をすれば・・・靴の種類にもよりますが、靴もかなり長持ちするようになります。