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【ユニクロ登山】『シャツ論考』スポーツ用のシャツとエアリズムのギャップと『その対策』

このサイトではユニクロ(g.u.)での登山をおすすめしていますが、やはり一般向けの衣料品なので特に「シャツ(肌着)」の部分には注意するポイントがあります。

山登りや自転車に限らず『スポーツシャツ(ベースレイヤー)』には二つの機能が必要とされています。

それは「汗を吸い上げる機能」と「汗を乾かす機能」です。

【汗・ヌレ】スポーツではどうしても汗とヌレが大発生する。これを「肌から離し」「すばやく乾燥」させるのが『ベースレイヤー』の役割だ。

【汗・ヌレ】スポーツではどうしても汗とヌレが大発生する。これを「肌から離し」「すばやく乾燥」させるのが『ベースレイヤー』の役割だ。

一般のシャツ(例えばユニクロのエアリズム)は「肌着」なので、一枚ではこの二つの機能を満たすことが難しいのです。

※注意※ちなみにユニクロの場合ウェアの着心地を改善するために「レーヨン」や「キャプラ」などの「植物由来の合成繊維」を使っている場合があります。

これらの繊維は乾きが悪く「綿と同じく」登山用のウェアには「入っていてはいけない」繊維です、購入時には「ナイロン・ポリエステル」のような石油系の化学繊維以外が入っていないことを確認してください!!

【スポーツ向けと一般向けの違い】

エアリズムぐらいの薄さだと、普通の生活では問題ないと思いますが(それでも『不足』を感じることはあると思います)、スポーツ向けには特に「汗を乾かす機能の弱さ」が気になるはずです。

【ベースレイヤー】汗が肌につかないように工夫した『層』と汗を広く拡散させ蒸発しやすくした『層』がある(イメージはファイン・トレックより)

【ベースレイヤー】汗が肌につかないように工夫した『層』と汗を広く拡散させ蒸発しやすくした『層』がある(イメージはファイン・トレックより

スポーツ用のシャツは1枚で2層構造になっています。

スポーツシャツは『厚み』があります。
これは「肌のそばの汗の吸い上げ層」と「汗の乾燥層」に分かれているからです。

そして素材材質や織り方を工夫して浸透圧(肌への接地)を変え、「吸い上げ層」に「乾燥層」の水(汗)は逆流を防ぐように作ります。

【Airismは肌着】まあ、薄いから仕方ないですが。ちょっと過剰宣伝かとは思います。

【Airismは肌着】まあ、薄いから仕方ないですが。ちょっと過剰宣伝かとは思います。

とはいえ一概にエアリズムが「悪い」というわけではありません、下着なので外から見たときに「目立たない薄さ」というのも重要な『機能』だからです。

【エアリズムの上に着るべきもの】

スポーツウェアであれば「あまり気にせず」着ることができます(ファイントレックのようにさらに「ドライレイヤ」という提案をする会社もあります、これは「AIRism(肌着)」路線にかなり近い考え方です)。

『エアリズム』のようなウェア(肌着)を使う場合、その上にさらに「汗を吸い上げて、乾燥してくれる」ウェアを追加して着る必要があります。

具体的に「これ!!」というのは言い切れませんが、例えばラッシュガードなどはそれなりに快適でした、サイクルジャージなども親和性は高いとおもいます。

ラッシュガード/サイクルジャージ/ファイントレックの「ドラウトエア」

ポイントは「体(エアリズム)に密着していること」そして「吸い上げ『乾燥』機能が高い事」です、エアリズムよりも吸い上げ機能が高いシャツであれば『逆流』も起こりづらいはずです。

『エアリズム+ウェア』の組み合わせを着るメリットは「汚れ防止」と「コストダウン」ではないかと思います。

特に山ではウェアを大量に持ち歩くことができませんから、「乾燥用ウェア」を1着もち、エアリズムを切り替えていけばウェアの皮脂汚れを防ぐことができます。

宿泊地の水が豊富なら乾燥用ウェアを水洗いしてよりよい「清潔さ」を保つことができるでしょう。

【化繊万歳!!!】

さて、ここでシツコクなりますが、『綿(およびレーヨン)』をディスっておきます。

『綿』は着心地もよく「汗の吸い上げ」では問題ないのですが、『乾燥力が弱い』という問題があります。

スポーツにおいて『乾かない』ということは「暑い」「重い」「冷たい」「気持ち悪い」と『四重苦』になります。

特に「冷たさ」は、夏でも高山は「秋」くらいの気温ですから本当に『命にかかわり』ます。

登山においては「綿・混綿の下着は絶対ダメ」という事だけは必ず守ってください!!


人生の楽しみをあなたのすぐそばのフィールドで!!


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【ユニクロ登山】『シャツ論考』スポーツ用のシャツとエアリズムのギャップと『その対策』 への2件のフィードバック

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