登山靴の選び方 その2「登山靴の選び方、合わせ方」

昨日は「靴の種類」について説明しました。

本日は靴の選び方、そして合わせ方について少し。

【インソールに乗る】山靴はインソールが取れるので載ってみれば大体のサイズ感は出る。

【インソールに乗る】山靴はインソールが取れるので載ってみれば大体のサイズ感は出る。

 

【サイズと木型】

基本的な考え方として「サイズ」というものがありますね。

一つは「長さ」そしてもう一つは「幅(ワイズ)」です。

 

これは一度キチンと測ってみてください。

意外と「思い込みで甲高幅広だと思っていたが実は逆だった」なんてことも多いのです。

【ワイズ測定】小指から、親指の付け根の「一番でっぱったところ」で測る

【ワイズ測定】小指から、親指の付け根の「一番でっぱったところ」で測る、僕は246mmくらいで「D」くらいです。

靴のサイズ「長さ」ですが日本ではJIS規格で「その靴を履ける足の大きさ」ですが、国によっては「靴の長さ」を表記していることもあります『あれ?この靴いつもの26センチより2センチ位大きい(小さい)』……と、いうことが起こるのはこのためです。

ですから「サイズは目安」と考えてもしも『サイズがいつもと違う』となっても慌てず2センチ上か下をお願いすれば良いのです。

 

ワイズ(幅)については結構難しい物があります、測り方は上の写真でもわかるように簡単(足の小指の付け根から、親指の付け根の「一番広いところ」の一周を測る)なのですが、EEやEEEは実は「靴の長さ(サイズ)によって違う」のです。

 

【サイズとワイズの表】

男性サイズ A B C D E EE EEE EEEE
25.5 219 225 231 237 243 249 255 261
25.0 216 222 228 234 240 246 252 258
女性サイズ A B C D E EE EEE EEEE
24.0 210 216 222 228 234 240 246 252

*同じワイズでも「長さ(サイズ)」が0.5cm毎に±3mm値が増減する。
*EE→EEEで+6mm、EE→Eで-6mmと1ランクごとに±6mm値が増減する。
(値はJIS規格)

 

…と、まあサイズ感についてはこういう基礎知識を持っておいてください。

ただし、結局のところ「形」はサイズではわかりません。

大事なのは「合うか合わないか?」相性です。

 

「形」はメーカーによってかなり違いますし、モデルによっても違うことがあります。

ですから、色々な靴を実際に履いてみましょう。

オーダーメイドするわけではないので「ベターマッチ」後で書きますが厚めの靴下と「インソール」で調整出来る範囲のモノ(すこーし大きめ)を探す必要があります。

 

【形と相性】

「3次元の物体である足と3次元のフレームである登山靴」の何処がどうなっていれば『アタリ』なのかについてはこういう文書で伝えることは不可能でしょう、ポイントはジャストフィットしていること……『大きすぎない』『小さすぎない』です。

 

大きすぎる場合は「靴ずれ」の原因になりやすく。

小さすぎる場合は「爪を剥がす」「足の甲が痛む」などの原因になりやすいものです。

 

「長さが足りない」というのは一番良くあるパターンで、まず「デザインが好きだからといって無理やり合っているコトにしない」というのは重要です。

【普通に立つ、負荷をかける】足を「使ってる状態」にしてサイズが合っていないといけない・

【普通に立つ、負荷をかける】足を「使ってる状態」にしてサイズが合っていないといけない。(逆に指や足の裏を曲げたりしてはいけない)

形が「合っていそうだな」と感じたら最後に「足を前に突っ張って」見てください。

 

つま先は神経も集中しているところですから「コツコツ」とでも当たっているとまず間違いなく「爪を剥がすか、血豆になるか」する部分です。

【下り坂では足が前に滑る】ぐらつきも加わるため「かなりきっちり」止まる必要がある。

【下り坂では足が前に滑る】ぐらつきも加わるため「かなりきっちり」止まる必要がある。

こういう動きをしても「靴の中で足が動かない」「とりあえずつま先が靴の中で触れない」のであればとりあえず及第点であると言えると思います。

 

【最後はインソールと靴下で調整】

ちなみに「どこかがどうしても痛い」という場合はサイズを0.5cm上げてインソールと靴下で調整するのが正解だと思います。

(「靴の中で若干足が動く場合」もインソールで調整しましょう)

 

一番簡単なのは100均のインソールを買ってきて自分で色々切って入れてみることです。

右と左で違う入れ方をすることも出来ますし、「かかとだけ」とか「前庭部だけ」とかを入れる事も出来ます。

【スーパーフィート】

【スーパーフィート】

スーパーフィート」のようなハイテクインソールを購入してみるのも一つの考え方でしょう。

有名なスポーツショップグループの多くで扱っていますし、好日山荘など熱心なお店ではインソールの「パレット」がありフィッティングしてくれます。

 

こういうインソールを追加で入れると(経験ベースのフィーリングですけど)足の収まりが向上して、疲労も軽減されます。

 

「ジャストフィット」を目指しつつもオーダーメイドではありませんかは、最終的には「調整」するつもりで「すこーしだけ大きめ」を。

特にはじめは「時間をかけて選びだして」ください!!

(昨年のポストも参考にどうぞ!)

 

 


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