ボーイスカウトの教本である「スカウティングフォアボーイズ」にも『「大食らいをしないと力が出ない」などという者はいざというときに役に立たない』と述べられています。
突然何なんだという感じではあると思いますが、そういう経験?経歴?上「二日酔いへの対処法」など様々な「民間療法(=検証は自分の体)」を僕は持っています、そこで今回は「小食・断食」の効果について、前回は「ダイエット」の側面から説明しましたが、今回は健康への影響について考察してみたいと思います。
(あくまでも「民間療法」なので、よろしく!!)
【小食の効果】
小食といっても、少なくするべきなのは「糖分=炭水化物」です。
糖(デンプン)はすばらしい栄養(カロリー)で、これが欠乏すると「最悪の場合死にます」しかし、同時にこれを過剰に摂取することは「中毒」および「死の危険」があるのです。
「バランスが大切」なのです。
また、当たり前ですが「食べる量が減る」と『胃腸・肝臓は休まり』ます。
(逆に食べ過ぎると『おなか(胃腸)を壊す』可能性があることは皆さんよく理解されていると思います)
【XX中毒】
「XX中毒」には現在の脳科学では「快楽中枢が動くもの全てに中毒になる」と考えられつつあります。
「何かを過剰に摂取せずに居れなくなったら」それは本当の意味で『中毒』かもしれません、その中でも「砂糖」と「塩」の中毒性は『最強』ではないか?と言われています。
中毒を認識して、微妙に避けることが大切です。
『私は××中毒なんかじゃない!!いつでも止められる!!!』ですって?
それは喫煙者と酒飲みの定番の言葉と同じですよ!!
『メンバーがわざわざお菓子を持ってきてくれるのは断れない』というのは『行きつけの店に行かないと大将がさびしがる』というのと同じ「言い訳」にすぎません、「生活習慣病」というのはまさに「習慣の病(ヤマイ)」なのです。
【世界的に貧困者の肥満が増大】
先進国の生活はこれらの炭水化物を安価で容易に摂取することができるようになっています。
保存期間が長く、劣化の少ない「小麦粉」は古くなったタイミングで大量購入すると非常に安くなり、これは「つなぎ」や「加工」で様々な形に変化させることができます。
隠れた形になっているため「摂取することに気づきづらくなっています」し、安価なものを食べると「何でも炭水化物」という状況も珍しくありません。。
ま、とにかく「炭水化物は減らそう」ということです、特におやつを食べたい人は米は抜いてしまってもかまわないくらいです。
ちなみに果物も過剰な摂取は禁物です。
果物に入っている『果糖(ちなみに果糖は清涼飲料に甘みをつけるときに使われていました)』は、肝臓に対する負担は小さいのですが(→あらゆる化学っぽい物質は肝臓が分解するため肝臓には負担がかかります)、ブドウ糖に比べると分解プロセスが少ないため、中性脂肪への変化効率が良く「より太りやすい」と言えます。
果物は「砂糖漬けの野菜」という解釈も世の中にはあるようです。
ただし、朝食に果物を食べると「水分」「ビタミン」「ミネラル」そして「カロリー」も取れる(しかも分解酵素まで取れて胃腸の働きを助けてくれる)すばらしい食事という事ができると思います。
【断食の効用】
小食以上に効果があるのは「たまの断食」です。
もちろんすでに何らかの病気である人が行うのは無理がありますし、日常的に「ちょっとした飢餓状態」に体が慣れていない人には難しいと思いますが(体についている「余剰燃料を燃やす」力がない人がいきなりやれば倒れるかもしれません)、断食は効果的です。
断食をすることで当然エネルギーは減少していきますが、その間「消化(胃腸)分解(胃腸+肝臓)」は稼動する必要が小さくなるため、これによって「内臓疲労」が回復します。
「内臓の休息日」というわけです。
さらにその上体内の「縮退」が行われるため「老廃細胞の除去」が行われる可能性も現在の研究では示唆されています。
栄養が少ない状況に対応するために、「無駄な細胞」は除去して健全な細胞を残すという「取捨」が体内で行われるという説です。
断食はいわゆる、日本の精神の特徴である「間」「間隙」の必要性というものの「食生活版」といえると思います。
断食は「いきなりやってもOK」というわけではありませんが、その効果が科学的に解明されるのも近いと個人的な「体感」からは感じています。
あ、でも『水』は十分に摂ってくださいね。