緊急時には体温を守るバリアに、普段は地面の凹凸や、冷えを防ぐ高性能なピクニックシートになる独自の製品「4WAYブラケット」の紹介です。
防災100均断熱銀シートDIY 対遭難
このブランケットは、”緊急時の体温の保全”に使えるだけでなく、日常的に野外での(袋から出さずに)座布団の代わりに、あるいはピクニックシートの代わりにも使え、四すみに対候テープ(野外用の耐水対光テープ)で補強しハトメをうつことで一応タープの代わりになり、当然保温材にもなるというマルチシートです。強度は万全とはいえませんが、 価格を安くすることでユニクロ的な”使い捨てじゃない、けど壊れても惜しくない”バランスのプロダクトになっています。
素材は100均で購入できる、「保温シート」と同じですが、このシートは(100均のものも)優れもので、ナイロン製のクッション材がデッドエアーを蓄えるので断熱力があり、表面のアルミフィルムが赤外線を跳ね返すことで体温を保持します。
通常の「緊急ブラケット」はアルミフィルムとポリ系のフィルムの複合素材で強度と赤外線の反射を保持していますが、クッション材がないため、座っているときならお尻、寝ているときなら体の接地面が非常に冷えます(輻射熱はあるのですが、普通の「断熱効果」が全くありません)。
またフィルムの緊急ブラケットは一度開くと、元の大きさにたたむのは至難の技ですが、このブラケットは厚みがありサイズも極端に大きくないため折り畳みが可能です。
可能であればこのキットに『緊急ブラケット』をセットしておけば、4WAYブラケットの弱点である、面積の狭さを補って様々な状況に対応できます。
この保温断熱クッション性能は、野外でのイベント、特に冷える花見などの敷物にも最適です。
普段はわざわざ袋から出さずに座布団として使い、広さが必要な時には広げて使いましょう。
【製作者の解説】
ボーイスカウトでよく使う、ビニール座布団(シーターポン……中は新聞紙)にインスパイアされて作成しました。
「ビニール座布団の中身をエマージェンシーブラケットにすれば一石二鳥やないか!」という感じです、ハトメを打ったりして一応四方を固め、ピクニックシートにも使えると思います。タープと書いてありますが、どちらかというとバーベキューなどで食料品などを置く場所の屋根(サンシェード)にどうぞ、シートの面積が狭いので意外と破れたりしません。
本当を言えばケースを「止水ジッパー」にするとか、防水剤で防水するとかをすれば整備としての精度が高まります(そうすれば中に新聞紙と麻紐などの火口、メタルマッチなんかも入れる総合的なエマージェンシーセットになるはずです)。
……まあ、自分で作れば200円くらいで作れるので作ってね(笑)
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