そういうわけで、過去にはyosio.netで説明していた「戦略の階層」の解説をこちらで再掲します。
戦略の階層モデルは、意思決定には様々な組織やパスが考えられますが「この階層は当然経由する」というモデルになります(大体、経営学や経済学のモデルでも示されるのは「そういう当たり前の見える化」です)。
奥山博士(奥山真司氏)のモデルでは7階層で「技術」が最下層に入っているのですが、ちょっとそれは「書きすぎ」ではないかと思い、奥山博士が「コリン・グレイにコースターの裏に書いてもらった(だっけ)」という「6階層モデル」とその図解を行います。
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奥山モデルで「技術」を最下層に置くのは日本では「技術を偏重するから」という意味はあるのかもしれませんが、逆に「過小評価していることで問題も多い」気がするので元祖の6階層でご紹介します。
「技術」は例えば「核技術」であれば「核戦略」の前提になりますし、「生産技術」であればたしかにこれは「戦略・作戦・戦術」のレベルでしょう。
(もっともそれが「現場レベルの技術」であれ圧倒的であれば「絶対的な優位」として働く可能性もあります、全体戦略がなければ「他の側面から」突破されてしまうかもしれませんが、「他が互角」であれば「技術」が決定的なストロングポイントになる可能性はあります、階層の上下は必ずしも強弱や価値を意味しません、評価は常に相対的なのです)。
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【役割を認識しフォーメーションを守る】
重要なのは「各階層がキチンと自分の仕事をする」事です。
「敗軍の将は兵を語らず」とは言いながら「現場が、管理職が」と話す経営者は少なくありません。
しかし「戦略・フォーメーション」をきっちり理解させて「期待する動き」をさせることはトップマネジメントの仕事です(ミドルマネジメントにも勿論異なる仕事があり、現場もそうです)。
組織を「小学校のサッカー」にしてはならないのです、そしてそれを実現するにはまず「トップマネジメント」の仕事が重要なのです。
【実装にはご注意を】
さて戦略の階層を示されたからと言ってその「実装」には注意が必要です。
「既存の組織を階層でスライスすれば良い」というものではありません、この階層モデルで示される「切り口」は重要ですが「そのまま実装できる」ものではありません。
ネットワークの代表的なプロトコル「TCP/IP」はOSIの7階層モデルに必ずしも合致した区分になっていません(区分を一部統合して4階層で実装されています)。
https://www.sbbit.jp/article/cont1/12099
組織の規模や実勢に沿った「最適解」を求める必要があるでしょう(数名のパーティーなら分ける必要はありませんし、数千人の企業なら、きちんとしたスタッフ組織を構成する必要があるでしょう)。
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【まずは現状分析に】この階層モデルはまずは組織に多数のチームや会議体が存在する場合、階層ごとに分類して階層内(あるいは近い階層で)「シナジーを生む統合」などを発見するために有効です。
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