今回はまずは地図から、(実際の歩行のログはこちらルートラボへ)
最後の1.2kmで4時間、実に『時速300メートル』という驚異的な値です。
前回は天狗岳の頂上に立ちましたからそこからの下降から今回は始まります。
※ちなみにこのあたり(天狗岳頂上)から対向者(奥穂側からの通行者)が現れ始めます(9:30頃)今回のようなルートを歩く場合対向者が非常に大きな危険要素になります。天狗岳周辺は特にルートが厳しいので、対向者は落石をさせたりします(自分がする可能性もあります)、細いルートでのすれ違いもリスキーです、そういった点からも5時には西穂を出て、天狗岳頂上を9時過ぎには通過することが望ましいのです。
すれ違いをする場合は基本的に山側に立ってしっかり『確保(この場合岩などをつかむ事)』をして動きを完全に止めて対向者を通しましょう、動くと対向者を『突き落とす』可能性があります。
どうでしょう?
どうでしょう?
完全に岩壁の上り下りになっています。
天狗岳には『天狗岩』と『天狗の頭』という二つのピークが存在しますが、どちらの下降も上の写真の右側のような完全な岩壁下り(逆からなら登り)になっています。
「Aの次にBがあって、そこの下りには危険な鎖場があります」式の解説はほとんど無意味です。
西穂を越えた後はこういう場所の連続で、特に天狗岩の前後は「さらに困難な岩場が尽きるところ無く続く」とでも言うしかないからです。
見るほうもこの岩だらけの写真ばかりで疲れると思いますが、歩いているほうはもっと疲れていますw
何とか天狗岳を通過すると最後に「コブ尾根の頭」というピークへと進みます。
これが最後に控えるロングストレート(登り)になります。
最後は疲労度は高いですが比較的「歩いている」感のがあります(スピードはまったく出ませんが)。
危険度も崖よりは比較的マシですが、どちらにしろ落ちたら冗談ではすまないでしょう。
そして、この前進を始めておおよそ7時間後の11時13分。
ついにジャンダルムの前面へと到着したのです。
ここからはしばらく平坦な場所があります。
ようやくたどり着いた喜びを噛み締める余裕のある場所です。
ここまでくればもう、少しとぐいぐいと上っていきます。
喜びと、安堵で一杯の二人
・・・と、今回で完結を目論んだんですが、ちょっと無理そうですw
次は『完結編Z』として「ジャンダルム通過後」について少し書かせてもらいます( )
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