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組織を考える本「いいタイミングで偶然飛び込んできた本が結構良かった」多様性の科学・失敗の科学・アメリカ海軍に学ぶ「最強チーム」の作り方

そういうわけで、いくつかの本をご紹介します。

まず、AmazonPrime登録の方、Kindle無料で読めるのでぜひこの本を「失敗の科学」を。

「失敗を学べる業界と学べない業界(航空業界と医療や法曹界)」の違いを様々な研究や事例から紐解く本です。

この作者の新刊「多様性の科学」が出たので(こちらも半額AmazonPointバック中)下の方に「リコメンド」で出てきた失敗の科学を「あー、この本よかったなー」と思って久しぶりにページを見ると「Primeなら無料(偶然!!)」だったので特別にご紹介します、早く読んでー!!

【失敗の科学は「ダイレクトにわかる、面白い本」】

失敗の科学の「スタートの事例」から臨場感がある本で、「読みやすく、面白い本」です。
内容を一部を紹介すると…

失敗から学ぶためには、そのためのシステムとそのシステムの潤滑油としてのマインドセットが必要
・問題は当事者の熱意やモチベーションにはない。改善すべきは、人間の心理を考慮しないシステムの方なのだ。
・(クローズドループを生む考え、無謬性信仰が進歩を阻む)「完璧でないことは無能に等しい」
・(クローズドループを生む万能の教義の問題)あらゆるものが当てはまるということは、何からも学べないことに等しい

・(暗闇のゴルフのようにフィードバックが無い場合)職種によっては、訓練や経験がなんの影響ももたらさない
・(失敗に気づくシステムも必要だ、壁画のライトを見間違えて高度を間違った飛行機の匿名自動システムによる) 「ものすごい数のエラーレポートが届きました、おかげで、対処しなければならない問題があることにすぐに気づくことができました」
・(専門家と学生でその予想の差は)大差はなかった……有名な専門家の予測が、一番外れていた
・(認知的不協和「努力と使命感が」判断を誤らせる……証拠によって誤審が明らかになっても……) 「(私は確信を持っている)被害者は別の男性と性交渉した後に、避妊具をつけた被告にレイプされたのだ」(と多くの検事は主張する)

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「多様性の科学」は読んでる途中なのでまた後日ご紹介します、例によって事例の扱いが上手いので説明されているロジックが「ダイレクト」に理解できます。

【アメリカ海軍に学ぶ「最強チーム」の作り方】

はい、こちらは「住んでるマンションのゴミ捨て場に落ちていた本(偶然!!)」だったのですが、この手の本では結構良い感じだったのでご紹介します。

「改善をするには共通パターンを見出して自動化する」というような部分から、「エンパワーのしかた」、リーダーのマインドセットなどを含めて総合的に描かれています。

「艦長(部長)の心得」としてはこれくらいの本を徹底して読み込めば良いかもしれません。

(まあただこの人が幸運だったこともあります……組織の上層部と渡り合うスキルを身につける「幸運」をある程度以上の役職者には「保障」することもシステム論としては必要ですね)。

現場でおきたなんの権限もない担当者の「ある改善」を目利きして、それを全体に展開できれば、「経営を改善」するほどの効果が発揮できる場合もあるのです。

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「管理職(という呼び方はあまり良くないですが、士官・中間経営層)」の責任は重大です。

同時に、それを活かすために上級経営層の責任も(提督が受け入れたからこそ「それ」が「全体」に波及した事例が沢山紹介されています)同様に重大なのです。

「レイヤごとに」役割を果たすことが「価値創造の最大化(バリューチェーン最大化)」には必要なのです。→戦略の階層


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