ルート地図(地形図元PDFはこちらへ)
【涸沢から徳沢園へ】
美しい梓川のほとりから涸沢へ向かいます。
まずは「徳沢園」まで1時間30分の道のり!!
この初めの橋の水と藻が美しいです。
途中の「小梨平キャンプ場」から河原に出ると「一味違う」上高地を楽しめます、観光の方にもおススメ!!
美しい高原の森を進みます、高低差が少ないためさほど苦も無く進むことができるはずです、45分ほどで「明神館」があります、休憩もできますし公衆トイレもあります。
ここから15分ほど緩い登りがあります、初めの試練です体を慣らして行きましょう。
徐々に景色はワイルドになっていきますが、まだここではルートはフラット(川原ですから)。
徳沢園は有名な小説でも舞台になった伝統のある美しい宿です。
【徳沢園から横尾山荘】
さらに1時間30分で横尾山荘へと到着します!!
ルートは相変わらず緩く美しいルートが続きます。
横尾山荘まではたっぷりとした湯船のある最後の宿です、休憩所もありますが徳沢園のほうが美しく綺麗な売店です。
【横尾大橋から本谷橋へ】
ここからが登山です!!
「前置きが3時間あるのは長い!!」と思われるとかもしれませんが、「この前置き」が体を高所に順応させてくれます(富士山は逆に身体には厳しい山です)。
上の二枚は同じ岩の写真です「屏風岩」は日本最大の一枚岩でクライミングの名所でもあります、何年か前に外国人が拝んでいました。
この岩に見守られながら涸沢を目指すことになります。
本谷橋の前後から「山道」になりますが特にこの橋を渡った後は急な坂が続きますから「しんどくなる前に」休みながら上がって行きましょう。
ここまで横尾から1時間!!
【本谷橋から涸沢への試練】
最後の2時間は「試練の時間」です、がんばって!!
視界が徐々に開けてくると斜度も小さくなってきますが、疲れてきてもいると思いますので「景色を楽しみながら」ゆっくり歩きましょう!!
谷の先に見えているのが涸沢です、ここまでくればもう一時間もかからずゴールです。
この部分はこの数年で大きく崩れた部分ですが上の写真でわかるように「がっちりと」道が組まれています。
滑落の危険度は少ないのですが『落石』にはご注意を=ここでは休憩などはせずに通り抜けしましょう!!
見えずらいと思いますが、この「城」のような石垣の向こうに涸沢ヒュッテがあります。
涸沢ヒュッテから山側(北穂高側)に涸沢小屋もあります。
日本有数の高山に守られ夏季の降水量は少ない「晴れ山」である上に、「完璧に美しい世界観」に浸れる涸沢は超初心者でも到着できる「最も美しい」世界です。
【距離と日程、繁忙期】
通常の体力がある方(健康な30代)なら1日で涸沢まで到達できると思います、距離は20キロメートルを超えていますが「一日の遊び」として考えればまあまあの遊びです(序盤はフラットですし、記憶にある「やまのぼり」とは違って涼しいので歩けるはずです)。
“もう少し余裕を持ちたい”ゆっくり楽しみたいのであれば「横尾山荘」でワンステップ(一泊)するのが高齢者のツアーなどで良くあるパターンです。
涸沢は夏でも薄手のダウンやフリースが必要ですが、秋は「地上の冬同然」と考えたほうが良いでしょう、また紅葉の時期は非常に混雑する「紅葉の名所」になりますので、まずは夏に行かれることをおすすめします。
涸沢ヒュッテから360 #北アルプス #穂高 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA