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【雨の急坂は倍疲れる】「雨晴れ間大雨」のツバクロ岳山行

今年のお盆の遠征は燕岳へと行って来ました。

今回は「雨晴れ雨」と途中で書いたのですが、実際には「雨晴れ間大雨」だったなあと思ってタイトルは変えてみました。

 

 

【しとしとと雨の降る始まり】

【小雨のスタート】降ったりやんだりの一日

【小雨のスタート】降ったりやんだりの一日

中房温泉の「日帰り温泉前」から入山するのがコースになります。

ルートは登り片道5時間、下りで4時間ほどです。

ただし今回はメンバーの体調不良もあり少し後半は特にペースダウンしています。

 

雨とは言いながらも「降ったりやんだり」でなかなか期待をもたせます。

【登り】左のように少し晴れ間が広がるかと思うと、右のようにガスに包まれてしまうということの繰り返し。

小雨・霧雨の「ミスト効果」もあって涼しい登りになりました、「カンカン照り」で歩くよりは快適ですが、景色が無いのが残念な感じになります。

【合戦小屋】合戦尾根にある合戦小屋では昼食に、名物のスイカは一つを適当に切り分けてもくれます。

合戦小屋で昼食、そしてこの後は本来1時間のところを2時間かかってなんとか燕山荘(エンザンソウ)まで逃げこむことができました。

寝不足が軽度の高山病を呼んだらしく合戦小屋からは歩くペースがグッと落ちます。

 

富士山もそうですが、燕岳のような「急激に高度の上がる」ルートでは高地順応失敗は大きな結果を呼びます、今回も軽度でしたが「頭痛」などがあれば断念したかもしれません。

油断大敵です。

【燕山荘の夕餉】夕食の時間にオーナーが「雷鳥の話」とホルンを聴かせてくれる。

何はともあれ、翌朝に期待を残して早々と眠りにつきました。

 

【晴れ間がのぞく喜びの朝】

翌朝、ジットリと重いガスが立ち込めています。

「あー・・・」そういう事もあるのですが、やはり年に一回のこの日には勘弁して欲しいものです。

ノロノロと朝食を食べて「今日は時間に余裕があるのでゆっくりと時間を先延ばしにしながら進もう」などと言い合います。

 

山頂は雲の中に「付き出して」いますからほんの僅かな風で雲が晴れることも少なくありません。

切れ目が一瞬でも覗けば!!…と期待を持って待とう!…と、コーヒーを買った瞬間に空が突如として明るくなってきました。

【コーヒーを抱えて外へ】山が見える、見えるよ!!

この少し前に「雷鳥」が見えたので『まあ天気の悪い日は雷鳥だよな…』というような諦めを持っていたのですが突然山々への視界が切り拓かれみんな大喜びです!

【槍までは見えず】パノラマは広がりました。

ひとしきり、写真をとった後、燕岳へと喜び勇んで出発です!!

【ガスを突き抜けるように現れる】燕岳へと前進!!

…と、まあここまでは良かったのですが残念ながら燕山頂付近で再度ガスの中に戻ってしまいます、この日はこれ以上天気が良くなることはありませんでした、(景色が見れて)良かったけど残念!!

 

【急坂の大雨】

白い空と塗りつぶされた風景の中を下山していきます。

【ケーキと雨】燕山荘はケーキやコーヒーが結構本格的、「もう少し待てば晴れないかな?」と期待しましたがそこまでの気前を期待してはいけませんw

途中から雨は強くなり、前日の「小雨」ではまだまだ乾いていた道に水が流れ始めます。

 

この日メンバー全員が「筋肉痛」になりましたが、これはやはり「強烈な下り」が「雨で濡れている」ことの影響が大きかったようです。

 

登山は「一歩一歩の精度を競うスポーツ」という面があります。

様々な路面、様々な状況で「大きな段差」を下りながら体力やダメージを最小に抑える技術が重要になります。

 

今は入っていないようですが「日本の三大急登」と呼ばれたこともある急斜面が濡れるとその長さもあってかなり大きな負担になりました、僕も久しぶりに「痛めた系」の筋肉痛(言い訳するなら下りは結構な装備を僕が持つことになったので)になってしまいました。

【療養】今回はそういうわけで、全体的に締まらない感じの山行になりました。

 

最後は中房温泉でマッタリ療養をして無事に大阪まで戻ってきました。

んー、今回は締まらないぞ!!

なにやら不完全燃焼感溢れるお盆遠征となりました、残念!!

 

 


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