たまに、山道なんかで「こんなトコで休んでて大丈夫かいな?」というところで休憩しているヒトがいています。
落石は山においては結構日常的なことで……まあとはいえ1日は24時間もありますから「そこを通過する一瞬」に崩れてくる可能性は限りなく低いからその道は使えるわけです。
・・・が、そこで「休憩」とか「社中泊」とかをしてしまうとリスクは何もしていないのに高まっています。
1秒そこを通過するリスクが10だとすれば1時間で3600、360倍のリスクにさらされるわけです。
【崖下、沢沿いは要注意】
とにかく、崖を見たら注意をしましょう。
車道なら「落石注意」となっているところはまず間違いなく危険です、崩れ止めをしていても「落石」のリスクは残ります。
休憩するときは、周りのロケーションを良く見ましょう。
【雪渓を滑ってくる石は無音で恐ろしい】
感じとしては非常に良い「白馬」の登山ですが、夏でも大雪渓が残っている=まだまだ大量の雪解け水を流しているということになりますので、あまり初心者にはおススメできません。
というか規模の大きな崩壊が起こることもあり、「すごく楽しいけれどかなり怖い山」だという認識があります(雪渓の左奥に配されている「杓子岳」は年がら年中崩れている印象があるので、近寄らないで通過しましょう)。
まあ、「大」だろうが「小」だろうが雪渓は危険をはらんでいます、大切なのは「危ないものだ」と認識して、危険の予兆を『感じ』たら速やかに退避しましょう。
・・・僕たちは白馬鑓温泉からの下山を雨の中でしてしまったのですが、土砂崩れで通ってきた道がなくなったという体験があります(ちなみに土砂崩れのときは、『ハリウッド映画並み』に世界が揺れるんですよ)。
「怖いもの知らず」「無事故」というのは単に「運が良いだけ」だと感じた体験で、それ以降はリスクをもっと「シビア」に受け止めて行動しています。
みなさんもご注意を!!
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