先日「登山靴と運動靴の違い」について説明をしました。
今回は登山靴のメリットである「補正力」を活かした歩き方について説明します。
(山での「歩き方」自体はこちらをまず参考にしてください。 マナー的な部分についてはこちら あと休憩する場所は「安全」を確認しましょう)
【靴の「補正力」を活かす】
運動靴と違って足首を固めてくれる登山靴は、ある程度「自立」してくれます。
この「自立する力」=「補正力」を活かして歩きましょう。
『自然に歩けばそれでいい』のですが、意識していないと下りなどでは特に「靴の中で目一杯踏ん張って」しまい「靴の補正力は無視」して歩いてしまうことがあります。
「目一杯踏ん張って」しまうのは「お守りを握りしめる」ようなものです、筋力は使いますが、メリットは少ないはずです。
まあ『特に不安定な場所』では仕方ないですが。
【うまくいかない場合は靴との相性が悪い】
『靴の補正力を活かした歩き方』ができない場合は、おそらく靴のサイズか形が足に合っていないのでしょう。
まず第一には「靴ヒモの締め方を工夫」することで、足に合わせる工夫をしましょう。
モンベルの「テナヤブーツ」リールアジャストで調整は「回すだけ」なうえに、「靴ヒモ」が上下で分かれている。
それでもダメならインソールなどでうまく足と靴を合わせましょう。
靴が大きすぎる(ゆるすぎる)と、『足と靴を一体』にしたくてもスキマがあるのでうまくいきません。
基本的にはフィッティングで「キッチリ合った靴」を選ぶのが第一です。