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【報告】2014年福井県六呂師 ボーイスカウトキャンプ【施設・ハイキング・肝試しルート編】

今回は主にキャンプ地の『福井県立奥越青少年自然の家』とその周辺の施設を紹介します。
経ヶ岳(実際には保月山で終了)については次回にご説明します。

 

【福井県立奥越青少年自然の家】

→WEBサイトはこちら

【広大】奥行きのある山景が楽しめる。

今回のキャンプ地は六呂師高原でした。

 

標高700mほどの「中低高原」ですが、こういう場所での注意点はズバリ「虫刺され=ブヨ」です。

標高700メートルあたりで水がきれいなエリアには(例えば六甲山でも中腹あたりの一部)この『ブヨ』という恐るべき敵がいます。

【掻いたらダメ】掻いてしまったため、3年前の刺し跡が残っている。

ブヨは皆さんの「虫刺され」の概念を覆す驚異的な毒性を持った虫で、一度刺されると「虫さされ」の概念がくつがえります。

体質にもよりますが、3年くらいはふとした時に突然痒くなったりします。

しかも、靴下くらいなら『貫通』して刺しますから、長袖、長ズボン、さらに(靴下や肌の見える部分に)虫除けスプレーという対策が必要になります。

【小さな吸血ハエ】ブヨ(ブト)

刺されたら皮膚科の受診をおススメします。

 

応急処置としては上のポイズンリムーバー(吸盤のように、刺し口に貼り付けると毒を抜いてくれる)で2~3度毒を抜き、ムヒでは効かないので「ムヒアルファEX」を塗るべきです。

 

ブルーな注意点から始まってしまいましたが、美しい情景の連なる六呂師高原はその他の面からいうとキャンプ好適地であります、そもそもブヨは水のきれいなところにしか住まない、水の美しさの証明なのです。

 

【青少年自然の家の設備】

青少年自然の家は公立の施設で、働いている職員も「県職員(公務員)」なので、コマゴマとした決め事が口うるさい部分はありますが(毎晩打ち合わせをして、翌日の設備予約を調整する、設備の掃除義務がある)。

 

まあ、「学校」と同じ「教育」の設備になるようなのでここはあきらめましょう(予約は2ヶ月前まで!!)。

子供の宿泊料は非常に安く(~500円)、大人でもたいした額にはなりません。

しかも野営(常設テントがあります)をしたら『無料』です、ただ食費については必要なので、野営でも1000円程度にはなるでしょう。

宿舎に泊まる場合はクーラーもお風呂もきちんとあるため(野営では入れません)500~1200円程度の宿泊費は「高い」とはいえないでしょう。

 

構内の自販機もごく普通の値段で、ごく普通の内容、はじめにお話したとおり内装は学校、ちょうど『中学校』といえばイメージに合うのではないでしょうか。

【学校】教育機関なわけです。

ただし、この福井の施設は(もしかしたら今は全国かもしれませんが)、食品持込は「全面禁止」となっていてここは非常に融通が利かない感じを受けます。

 

景観は非常に美しく越前大野市の盆地を見下ろすロケーションで、立派なホテルを建てても十分ペイする価値があるのではないかと思います。

【美しい夕暮れ】絵画のような景色

夜になればはっきりと星が見え、代表的な星座であれば目の前の駐車場からでも観察できます。

多少のお金で「焼き板作り」や「魚つかみ」「キャンプファイヤー」などのアクティビティも提供を受けられ、隣の「福井県自然保護センター」の天文台で天体観測(無料)も可能です。

 

【美しいハイキングルート】


【実際には逆周りで】ルート下見のため逆周りに歩いていますが、「反時計回り」で歩きましょう。

 

このセンターの近辺には牧場を周回する美しいハイキングルートが整備されています。
一周およそ2時間ですが下で説明している「ミルク工房へ歩いていく」という感じにすれば良いと思います。

【美しい景色】牧場は美しい

舗装している道を歩く部分が大きいので、「アウトドアやったことがない」人にも最適のコースとです。

 

ルート中には湿原を通る木道も少しあり、完全に「道路歩き」にはならないのもよい点です。

 

中間点としては「ミルク工房」という施設もあり「ソフトクリーム造り」「カッテージチーズ作り」の体験ができますので(要予約)休憩がてら体験をしても良いですし、単にソフトクリームを食べることもできます。

【量産品】 体験で作るアイスクリームは卵も”フレッシュ(生)”なので味も濃い

・・・自分で作るアイスのほうが『量産品』よりはおいしいですよ!!

このルートを歩くコツは「午前中に歩く」ということです。

 

しかも牧場の上側を先に歩いてしまうのが良いでしょう、午後は日当たりが変わり「日陰がない」ルートになってしまうからです。

 

また、牧場とミルク工房の間には「六呂師高原温泉キャンプグランド」という民間のキャンプ場もありこちらでは温泉にも入れます、ロッジやコテージ、電源付きオートキャンプサイトもありこちらは現代的なアウトドア設備になっています。

【秘蔵】秘蔵(?)の肝試しルート。これだけの距離だが闇は人間にさまざまな経験をさせてくれる。

それでは次回は、具体的な活動報告と、雨の中の探索行「経ヶ岳登山」についてご説明します。

 

 


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