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【雑記】季節変化を示す相場の格言と実際の月次株価傾向データ(投資の基礎知識)

そういうわけで、先日の「超初心者向け投資の基礎知識」のポストに「NISA関連の情報」を追記しましたのでそのお知らせと「知っておいたほうが良いかも?」という情報も少しお知らせします。

「当たり前のこと」は口伝ベースであまり伝わっていかないケースが多いので……まあ、参考として一読ください。

(以下は追加した情報「NISA/証券担保ローン」の抜粋画像)

(……上の情報(画像)の続きは先日のポストを参照してください。)

季節変化を示す相場の格言「クリスマスラリー」「夏枯れ」

そういうわけで、株式市場にはお金が入りやすい月とそうでもない月があります。

下に過去20年の騰落をまとめてみましたのでご覧下さい。

例えばアメリカでは9月決算が多いので、ヘッジファンドなどが「成績を確定する」ために売りを出すパターンが多いらしいです(実際8-9月は下げている数が多いですよね)。

🟥=上昇が3回以上多い、🩷=上昇が1~2回多い、🩵=下落が1~2回多い、🟦=下落が3回以上多い、⬜=同数

TOPIX(日本の株)月次株価傾向

1月 🟥2月 🩷3月 🟥4月 🩷5月 🩷6月 ⬜7月 🩷8月 🩵9月 🩵10月 🩷11月 🩷12月 🩷
5% ↑545443433444
上 ↑777777766777
下 ↓666766677676
5% ↓232234344323

S&P500(アメリカの株)月次株価傾向

1月 🩷2月 🩷3月 🟥4月 🟥5月 🟥6月 ⬜7月 🩷8月 🩵9月 🩵10月 🟥11月 🟥12月 🟥
5% ↑334443322444
上 ↑888887877888
下 ↓776767788676
5% ↓222123233212

※表は長期月次データから20年相当に換算した概算値。厳密な実測回数ではなく、月ごとの上昇・下落傾向を見るための参考値です。

日米ともに8~9月が弱い、米国は3~5月と10~12月がかなり強い。日本は米国ほど季節性が鮮明ではありませんが、1月・3月が強く、8~9月が弱いという形になっていますね。

年末は「クリスマスラリー」ということで、市場にはお金が入りやすくなるといわれていますが、上のように実際に10月からは強い傾向があります。

ただし、「本当のクリスマス(年末年始前)」や「夏休み期間前」は長期休暇前にリスクを減らすために売りが出ることも多く、市場の参加者も減るので(夏枯れ→休みで人が減って取引量が減る)値動きがガクンと落ちる(たまに逆に上がる)事があります、人間が少ないほうが値動きが単調になりやすいといわれています。

……「クリスマス(サンタクロース)ラリー」やら、「夏枯れ」のような「相場の格言(アノマリー)」はいくつもあって、中には正しいものも怪しいものもあります、まあネタとして文末に表をつけておきますので興味がわけば夏休みの自由研究として調べてみてください。

月間でのイベントと株価

年間でも上のように傾向がありますが、月間でもいくつか特別な日があり、株価が大きく変動しがちな日があります。

この辺りは「まあ、そういうこともあるのね」という程度に知っておきましょう。
(極端な値動きがボチボチ出やすい日があって、それには機関投資家なりの「定期処理の都合」が絡んでいます)

前のポストで紹介した「CAR-コスト平均法R」を使う場合には「すごく下がっていたから買ったら実はそうだったのね」というくらいのものです。

タイミング極端な価格が出る可能性CARでの購入タイミングとして
月初普通
第2金曜 日本SQ○~◎日本株なら候補
第3金曜 米国満期○~◎米国株なら候補
四半期SQ特に監視価値あり
月末2~3営業日リバランスによる歪みあり
月末引け◎(短時間)月末DCAでは注意

ちょっと詳細な説明(大型の投資家の「月次処理」などで株価が揺れやすい日の説明)

SQとかはオプション取引の決算になります、オプション取引は「プロが自分の持っている株に賭ける保険のような特殊な商品」という程度の理解で大丈夫です。

時期日本株米国株影響
月初 1~3営業日新規資金・積立・機関投資家の資金流入が入りやすい401(k)・投信・機関資金の新規配分が入りやすいやや上方向の需給が出やすい
第2金曜前後SQが重要。日経225/TOPIX先物・オプションの決済に絡む特段の大型SQではない日本は寄り付き(市場オープン時)中心に値が飛ぶことあり
第3金曜前後海外要因の影響あり標準オプション満期。四半期末は先物も満期米国で出来高・需給変動が大きい
3・6・9・12月 第3金曜海外市場経由で影響先物+オプション満期が重なる重要日特に出来高増加、引け・翌週の需給に注意
月末 2~3営業日投信・年金のリバランス年金・ファンド・指数連動資金のリバランス引けに向けて大口注文が集中しやすい
月末最終営業日月末評価・リバランスClosing Auctionへの注文集中特に引け直前に一時的に大きく動くことあり
四半期末3/6/9/12月末3/6/9/12月末通常の月末より需給が大きい
指数リバランス日TOPIX等の入替日S&P・Russell・MSCI等個別銘柄では非常に大きな出来高

相場の格言(アノマリー)と信頼性

相場の格言は参考になるものもありますが、信頼性は「?」なものも多いので、AIなどに聞いて信頼度などを確認しましょう。

ただ長期投資で考えるとこの辺りも無用な知識といえると思います(淡々と買うだけだとほぼ役には立たない)。

……ま!!
「投資家っぽい言葉(とその信頼性がいろいろだということを)」を多少知っているのも毒にはならないでしょう。

アノマリー内容信頼性
1月効果1月、とくに小型株が強くなりやすい△ 近年は弱まった
Sell in May(5月に売れ)「5月に売って、9-10月に買うと良い」という格言、5~10月より11~4月の方がリターンが高い傾向○ 比較的有名・長期研究あり
9月効果9月は株価が弱くなりやすい○ 米国ではかなり有名
サンタクロース・ラリー12月末~1月初めに上昇しやすい△ 期間によってかなり不安定
月末・月初効果月末数日~翌月初めにリターンが集中しやすい○~◎ 比較的頑健
曜日効果月曜が弱い、金曜が強い等△ 時代と市場で変化
バリュー効果割安株が割高株より長期的に高リターン◎ ファクターとして確立

……「長期投資についての基礎知識」については以下のポストを参考にしてください。

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