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【石垣島動転】石垣島の繁華街は「美崎町」「十八番街」ファミマもあるよ【十八番街は「夜の街」】(3/3)

石垣島の繁華街解説の最後は「十八番街」です。
さてこの「なんとか番」と聞いて大阪人である僕が思い出すのは「百番」です。

【百番】飛田の大ボス…だった、料亭。今では忘年会新年会で使われるくらい。

【百番】飛田の大ボス…だった、料亭。今では忘年会新年会で使われるくらい。

「百番」という居酒屋を展開しているグループもあるんですが「本当の百番」はあの飛田新地の一番偉い料亭が「百番」だったので料亭の名前も「百番」となったと聞いています。

 

十八番街というのはつまりまさに「歓楽街」…だったエリアです。
現在はこの名残を残すエリアとなっています。
残念ながら(?)飛田新地のように「料亭」は現存しませんが、この暗い路地やその周辺には「癖のあるお店」が並び地元の酒飲みたちの憩いの場となっています。

【昔の空気】美崎町の南西部の明るさからすると「真っ暗」

他の繁華街エリアとは違い「紹介のある店」くらいしか入りにくいと思います。
昼間に来ると「お店のようなものが時折ある路地の多い住宅地(素泊まり1000円なんてのもありましたが)」ですし、夜は「真っ暗な中に時折店舗がぽつりぽつりと提灯を灯す」という感じなのでなかなか歩きにくいと思います。

 

まあですからここは僕が地元の人に紹介を受けて「これなら入りやすい」というお店をご紹介します。

 

【迷亭】

十八番街の中程に位置する「迷亭(メイテイ)」は場所のキワさのわりに全く天満の裏路地にあってもおかしくない居酒屋さんです。

【迷亭】少し奥まったお店は地元の集会所

名物も「石垣島イチの手羽先」とちょっとおもしろく、名古屋の観光客でも「旨い」と言うのだと紹介者は豪語します(確かに、これは名古屋の手羽のようにスパイシーでパンチの効いた味です)。

それ以外にも「クレソンのおひたし」なんて島の野菜を活かしたサッパリした料理も「島のサカナのさしみ」というのもきちっとご用意されています。

【島のサカナのさしみ】綺麗な仕事です。

地元の酒飲みのたまり場らしくこの日もいい感じのお兄さんたちが集まってパーティーをやっていました、あ今更ですが前に紹介したビアガーデン「海坊主」もジャズが掛かる前は地元のオジサン達がカラオケパーティーをやっていました。

【石垣島十八番街】酒肴屋迷亭(めいてい)

 

【シャネル】

島外不出の名店がこの「シャネル」です(場所はメイテイの斜め前!)。

おねいさんに食事のサービスを受けるのがスナックなわけですが、これは典型的な「名物スナック」です。

【シャネル】ヤギ汁には採集家からちょくで仕入れた生ヨモギがかかる。

店内の雰囲気、そして料理(豚足とヤギソバ)。
夜な夜な「酒飲みは飲んだ後ここでこれを食いに来る」と紹介者は豪語します。

 

オリオンの瓶ビールも「(缶よりも)やはりこれが旨い」と紹介者は断言します(このくらいで酔ってきています)。

【豚足】「ティビチ」ガッツリ出てきます。

料理も旨く、値段も高くないこの店がなぜ『島外不出か?』というと店名がズバリ「シャネル」なのでテレビの取材が来ても放送するのが難しいという大人の事情ゆえです。

 

ちなみに近所にあった「エルメス」という店舗は今はもう無いらしく、石垣島のブランド代理戦争は「シャネルの圧勝」ということになりました。

普通に入って、ソバ(ヤギ汁)とビールを頼んでも嫌な顔はされないと思いますが、「ニシメさんに聞いてきました」と言えば大丈夫です。
【石垣島十八番街】シャネル

 

【森の賢者】

これは十八番街からみても外れ、まあでも近所なのでここで紹介します。

【ローストビーフ】ローストビーフは「冷製ハム」のような仕立てになっている。

オープンな喫茶店のような店舗の構えですが、「本格居酒屋」で、実際太田和彦の「日本百名居酒屋」にも紹介されています。

何よりも店主さんも「太田和彦リスペクト」でこの南の島のお店で7〜8種類の日本酒を温度管理して提供しているのはスゴイ話です。

【豚バラ角煮】味も丁寧、色彩も鮮やか。

石垣牛のローストビーフなんてものもあれば、豚の中身の煮込みというような「シマの料理」、「シマあさりの酒蒸し」というような料理までが出て「石垣」というだけでなく、逆に本土風の「本格居酒屋」というだけでもなくとバランスが取られていて、『良い居酒屋』になっています。

【シマあさりの酒蒸し】独特な貝殻のあさりで味もやや独特

「石垣で日本酒は出るんですか?」という質問への回答は面白かったので覚えている範囲で。

「シマの人も本土への出張なんかで味は知っていて嫌いじゃないみたいで結構出ますね、でも大体の人は本土で初めに飲んだ時に「一升」位は開けてひどい目にあうので『日本酒は危ない酒』と認識されているようで、必ず初めはその話になりますw」

【本格的な日本酒を扱う】森の賢者は「フクロウ」の別称

そうそう、他のお店ではやっぱり日本酒を飲んでも旨くない、琉球の爺の板前さんも話していましたが「ここ(石垣)で飲んで旨いのは」泡盛かオリオンなんですがそれはやっぱりお店に流れる空気感(って、実際のエアコンの効きとかもですが)が違うからです。

 

この「森の」空気感、料理、味付け、そしてエアコンで初めて「日本酒が旨い」となるわけです。

きちんと「日本酒が味わえる」お店が石垣島にも出来たことは、島の人にとっても日本酒にとっても良いことだと思います。

【石垣島十八番街はずれ】森の賢者

 

それではこれで「美崎町」から始まった石垣島の繁華街の「土地勘」のお話はおしまいです!

 


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